オーディオみじんこ
わが愛しのオーディオコンポーネント
プリアンプ:デンオンPRA-2000ZR

発売:1989年 定価:\30万 購入年:2003年 購入額:\3.98万 購入先:オーディオユニオン吉祥寺店

デンオンPRA-2000ZR
フォノイコライザーとしても優秀な長岡鉄男ファン御用達プリアンプ。木製カバーをはずしてます。
 PRA-2000シリーズは、故長岡先生はじめ信者の方々がフォノイコとして使用されているのは有名だが、中古ショップではいまだ8万円以上であり、木製ボンネットがださいのであまり感心はなかった。そもそもプリメイン使用中の私としてはプリは必要ないのである。ヤフオクではPRA-2000、Z、ZR、RGのいずれかが随時出品されている。しかし、しかしである!週一は伺うオーディオユニオン吉祥寺店にて\39,800で売ってるではないか!ぬわーんとこれはお買得。しかし、中古保証なし。わけありのようだ。店員さんに事情を聞くと、どうやら前所有者が片音が出ないジャンク品で下取りに出したものをデノンサービスにて修理してもらったものらしい。修理報告を見ると、リレー交換や基盤清掃をしており、当然故障箇所も治ってるはず。これは普通の中古を買うよりいいかも。外見も美品で、美しいシャンパンゴールド。初代2000はたしかくすんだシルバーでパネルデザインも古さを感じるものだが、ZRは木製のボンネットをはずしてやれば我が家のシステムに入れても違和感はなさそうだ。時は2002年の師走、世のサラリーマンはボーナスでウキウキの時期だ。しかしながら、みじんこはここ数カ月まともな収入が無く、とても4万円の買い物をしている場合ではなかった。しかし、こんなお買得品はめったにないぞ!こんな状況でも誰も私を止められない?

 さて、金が無いのに買ってしまったPRA-2000ZRであるが、買ってよかった!訳あり品だったが、通電したところ問題無し。今のところPRA-2000ZRはフォノイコライザーとしてしか使ってない。つまり、KP-1100−PRA-2000ZR−L570と繋がっている。音質傾向としては、MCの切れが大変良い。カートリッジはオーディオテクニカのAT-33ML/occである。ただ、MMは音が丸められぼけた感じだ。現用のMMカートリッジはシュアー97XEとオルトフォンコンコルドナイトクラブEだが、どちらも音がぼける。MMだから仕方ないにしてもMCとの差があり過ぎる。ま、それはともかく、こうなったらPRA-2000ZRに合うパワーアンプが欲しいなと思う今日この頃。うーん、みじんこの直感的には、サンスイB-2103MOSVintageのシャンパンゴールドが欲しい。あのシンプルな外見はみじんこの美的感覚にマッチする。願いはかなう、B-2103よ、いずれ手に入れてみせる!

 トラブルについてだが、現デノンでメンテナンス済み後の入手なので、特に問題無し。だた、プリにしては大型のトランスを積んでいるせいか、内部が結構熱くなる。この熱でトランス周辺にあるコンデンサーが劣化しやすいと聞いたことがあるので、思いきって木製ケースをはずして使っている。それと、外観的にも木製ケースは嫌いなので、なくていいのだ。しかし、ほこりがこわい。いずれ、金属板でケースを作ってあげよう。

デンオンPRA-2000ZRとMCヘッドアンプHA-55

購入直後のPRA-2000ZR。上に載っているのはソニーのMCヘッドアンプ「HA-55」。

DENON PRA-2000ZR
PRA-2000ZRを斜上から見たところ。ご覧のように木製カバーでできている。みじんこの自作ラックにPRA-2000ZRを収納するにはカバーが邪魔なので、取り外しました。ついでにPRA-2000ZRnの内部写真を取りましたので、下記に載せております。この頃のデンオンの高級コンポは天板側板一体型の木製カバーだったような。 PRA-2000ZRの底面。このように合板で出来ている。うーん、古めかしい。インシュレーターはプラスチックモールドの安いモノ。この合板にインシュレーターやら基盤やらフロントパネルやらが固定されているようだ。いずれ、合板をステンレス製に、インシュレーターをしっかりしたものに交換したいですな。そういえば、ネットで見かけたのだが、PRA-2000ZRの外装を分厚いアルミ板に交装されているマニアの方がいらっしゃいました。PRA-2000ZRが見た目も現代風になってめちゃくちゃかっこよかったです。
DENON PRA-2000ZR
DENON PRA-2000ZR
PRA-2000ZRの電源トランス。けっこう発熱する。年式の割に基盤やパーツに痛みなし。仮に壊れても、デノンは修理対応がいいらしいので安心だ。余談だが、「デンオン」からローマ字読みを変えただけで「デノン」って、ちょっと安直な気がするなぁ。まあ、「DENON」のロゴを変えなくていいという理由だな。 フォノアンプ回路と思われる基盤上にあるミゼットタイプの1.6Aヒューズが2本。同型機をお持ちの型はヒューズ交換や電源ケーブル交換の参考にして下さい。最近は、ジルコンサンドや石英砂を封入して制振した上にクライオ処理したヒューズがオーディオ店で入手できます。接点に金メッキしたオーディオ用ヒューズもありまして、ファーストブローに続いて、スローブロータイプが秋葉原のエンゼルポケットで発売されはじめた。
DENON PRA-2000ZR
電源ケーブル直出しで、内部の取り回しは左の写真のようになっている。電源ケーブルからまずこの2.5Aヒューズに繋がれ、そこからトランスに配線されている。(プリアンプ回路と思われる基盤上にも2.5Aのフルサイズタイプのヒューズが2つあり。)ご覧のようにPRA-2000ZRにはサービスコンセントが5つも付いており、接点がかなり多い。ここらへんをもっとシンプルにしてやるとよさそう。みじんこは近いうちにPRA-2000ZRの電源ケーブルをS/AラボのHHSに交換の予定。
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