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ハイエンドショウトウキョウ2005レポート
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Hi-End Show Tokyo 2005
ハイエンドショウトウキョウ2005レポート
roomE and roomS
2006.5.29公開!

開催場所:有楽町交通会館12階 開催日:2005.10.7-2005.10.9

昨年秋に開催されたハイエンドショウ2005のレポートを公開します。 このページではroomSとroomE、それに特設試聴フロアの展示内容を掲載します。roomA/Bは追って公開予定。出展社一覧はハイエンドショウトウキョウ2005出展社ページ

こちらはroomS。オーディオアクセサリーを中心とした展示即売会場。参加企業はご覧の通り。
オヤイデ電気のブース。お馴染みの国内モデルはもとより、海外輸出用電源プラグなどが多数展示されていた。右の展示ケースは世界最大の家電展示会CESでも用いたらしい。目黒寄生虫館の標本を連想してしまった。
手前が完成品RCAデジタルケーブルDR510。同社の切り売り純銀単線デジタルケーブルFTVS-510に、同社の純銀削り出しRCAプラグSLSCを装着している。奥が完成品BNCデジタルケーブルDB510。同社の切り売り純銀単線デジタルケーブルFTVS-510に、同社のBNC端子SLSBを装着。ケーブルからプラグまで自社ブランドで完結できるのは、地道な製品開発を続けてきたオヤイデ電気ならでは。ソース機器と受け側が上下で設置されている場合、0.7mが現実的な長さ。0.7mの他にも1.3mもある。私はFTVS-5101mにSLSBを装着した自作デジタルケーブルをWadia6-DAC64Mk2のデジタ伝送に使用中。要エージングだが、材料費1万弱で、満足な音質を得られている。
同社のヒット切り売りACケーブルTUNAMIに、P-046/C-046(パラジウムメッキ)を装着したTUNAMI GPX。プラグケースはフェラーリレッドバージョン。長さは1.8mで23,625円。各パーツを購入して自作した場合とほぼ同じ価格。手間賃抜きの良心的価格だ。自作が苦手な人にはうってつけだろう。私見では、定価5万以上で十分通用するレベルのはず。以前、TUNAMI GPXの価格について村山社長に尋ねた事があった。曰く、各パーツが単売されているわけだし、完成品とはいえどもアコギな値付けはできないとのこと。
お馴染み、オヤイデ電気のACプラグ/IECコネクター。参考出品として、ドイツVDE規格バージョンも展示されていた。あまり知られていないことだが、オヤイデ電気のアクセサリー類は海外輸出もされている。ドイツのFISCH製電源ケーブルにも最近、オヤイデ電気のプラグが採用されたらしい。ただ、それを日本国内で見る事は無いだろうが。
ヒノエンタープライズのブース。シナジスティックリサーチのケーブル。オレンジ色の極太BNCデジタルケーブルが目を惹いた。当然ながら、シナジお得意のアクティブシールディング機能を有する。型番を教えてもらったんだが、忘れてしまった。シナジ最高峰のアブソリュートリファレンスデジタルなのだろうか。違うような感じも。
ヒノエンタープライズのオリジナルブランドCPSound。海外や国内のオーディオアクセサリーをCPSoundブランドで販売している。「極力コストをおさえてお客様から妥当と思っていただける価格で製品を提供する」というのがブランドのコンセプト。現在はオーディオボードG-450、G-340、G-230。これらオーディオボードは台湾のメーカーの製品で、ヒノオーディオがCPサウンドブランドで販売している。アイソレーショントランスAC-500も展示されていた。現物を見るのは初めてだ。アキバのオーディオ店ではいまだ見かけないのだ。なお、AC-500はCSEのアイソレーショントランスTX-200がベースに、ネジを制振合金に変更、配色を黒に変更、コンセントをレビトン製に変更するなどのモディファイがなされている。
リアル音響工房(Realon)のパッシブプリ(パッシブアッテネーター)。品名はMINISELECTORという。ヒノオーディオ扱い。ヤフオクでも度々出品されている。オーディオ店で売られている姿はほとんど見かけない。入力5系統、出力2系統。全てRCA。定価42,000円。
ボルトアンペアのブース。AETの製品群が展示されていた。SIN-ACやHIN-AC、SCR-LINEなど同社の主要製品が陳列されていた。
バラッドのブース。新生ALTEC LANSING(アルテックランシング)のスピーカーユニットを展示。30cm同軸2wayユニットDS912-Bの姿も見える。
左は木曽興業のブース。いま話題の制振素材foQを製造するメーカー。フォックが登場したのは2年ほど前だったか。あっと言う間にオーディオアクセサリー市場での知名度を上げた。製品バリエーションもずいぶんと増えた。

右はORBのブース。ORBは日本金属探知器製造株式会社という金属探知器メーカーのオーディオブランド。このブランドもここ3年ほど前に登場した新ブランド。電源ボックスを皮切りに、コンセント、電源プラグ、スピーカーセレクター、カートリッジ消磁器、デジタル針圧計などを製品化している。

ディーフォースのブース。ドイツの高級ネットワークパーツメーカーMUNDORF(ムンドルフ)の製品を輸入している。同展示会初参加。MUNDORFの主力製品はスピーカーネットワーク用のフィルムコンデンサーやコイル、抵抗、スピーカーターミナルなど。B&Wの最新作にもMUNDORFのネットワークパーツが使われている。MUNDORFの製品が国内スピーカークラフト店に並び始めたのは昨年秋のこと。B&Wの御用達ということもあり、国内での知名度が急速に上がりつつある。私もムンドルフのコンデンサーを使ってみたい。ムンドルフの製品はコイズミ無線で入手できる。
MUNDORFのコンデンサーM-CAPシリーズ。誘導体にメタライズドポリプロピレンを採用。静電容量は0.1μF(マイクロファラッド)から330μFまで、実に34種類もの容量がラインナップされている。価格は0.47μF630Vで399円、1.0μF630Vで472円、4.7μF630Vで714円。高級っぽい触れ込みなんだが、意外と安い。右はMUNDORFの箔状コイル。手前が銀箔コイルSFCシリーズで、奥が銅箔コイルCFCシリーズ。銅箔コイルの方は1.8mHで3,675円と現実的な価格だ。かたや銀箔コイルの方は、1.8mHで64,575円とべらぼうに高い。
CSEブース。CSEの別ブランドMusica(ムジカ)が陳列されていた。ムジカも2年前くらいに設立されたブランドだ。全て21.7mmのハーフサイズ。なぜ、既存のCSEとブランドを分ける必要があったのか。ま、それはともかく、ムジカも次々と製品バリエーションを増やしている。ヘッドホンアンプhpa100やアイソレーションバランスフォーマーibf10、パッシブプリatt100、チャンネルデバイダーeco100など。パワーアンプpow100も最近、ラインナップに加わった。筐体はしっかりしており、仕上げも奇麗。価格も比較的良心的。ただ、所有欲を湧かせる意匠かというと、今一歩な気がする。もう少し個性的なデザインでも良いんじゃないかな。

右はCSEのアイソレーションバランスフォーマーTXシリーズ。一般的にいうところの、アイソレーショントランス、あるいは絶縁トランスだ。AC電源に流入してくるノイズ成分を、トランスを介する事で排除する。TXシリーズは200V-100Vへのダウントランスとしても機能する。また、117Vの出力も可能。海外平行輸入品を使う場合にも便利だ。

こちらはroomSの隣りに設けられた特設試聴フロア。クボテックのホーンスピーカーハニワが試聴できた。時間がなかったため居座っての試聴は諦めたが、朗々とした鳴りっぷりだった。壁面には拡散パネルが貼付けられていた。えーっとこれ、どこのやつだったか。最近、この手のルームチューニング材が熱いなぁ。
ところ変わって、こちらはroomE。オーディオリファレンスインクのブース。STEREOVOX(ステレオボックス)のケーブル類が展示されていた。同ブランドは上位機種と下位機種との価格差が激しい。ちなみに、同社のデジタルケーブルHDXVは私も使用中。1万円弱の格安デジタルケーブルだが、これはなかなか使える。細身で取り回しがしやすいのも利点。RCAとBNC両対応というところもありがたい。そういえば、今から1年以上前のこと、オーディオユニオンお茶の水店でステレオボックスの代表者と鉢合わせした事がある。新製品HDSEの発売に合わせて来日されていた。
トライオードのブース。真空管アンプで有名なメーカーだ。リーズナブルな価格帯の新シリーズSE( Simply Edition )が展示されていた。また、同社は英国スペンドールの日本輸入代理店でもある。従って、スペンドールのスピーカー群が多数陳列されていた。

右はフルテックのブース。同社の製品群が一堂に会していた。同社は一昨年よりカーオーディオ用ケーブル類の製品化に熱心で、それらの陳列も多く見られた。同社の新製品群に関しては、同時期に開催されたA&Vフェスタ2005レポートを参照あられたい。

roomEに関しては、このこの他にも幾つかのメーカーがブースを構えていたが、写真がうまく撮れていなかったので割愛させていただく。

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