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オーディオイベントレポート
「2005東京インターナショナルオーディオショウ」
東京国際フォーラムガラス棟4階
(ナスペック/ハーマン/エレクトリ/アキュフェーズ/ラックスマン/ステラボックス/ゼファン)

2005.11.30公開

開催日:2005年10月7日8日9日 開催場所:東京国際フォーラム

ここでは2005東京インターナショナルオーディオショウのガラス棟4階の各商社のブースを紹介する。
G401号室はナスペックの展示室。イタリアのAudioAnalogue、フランスのCairn、イタリアのNorthStar、米国のWireworldなどを扱う。また、米国のオーディオアクセサリーメーカーJ-1projectのライセンス生産販売もおこなっている。
左上は米国のJosephAudioのスピーカーPEARLと、スイスにあるdarZeel社のパワーアンプNHB-108modelone、同じくdarZeel社のプリアンプ(型番不明)による試聴システム。黒いスピーカーがPEARL。PEARLは3way4スピーカー型のフロア型スピーカー。完全受注生産で、価格はペア3,780,000円。寸法はH1,029 W279 D457 重量72.6kg/本。120dB/octもの急激なクロスオーバーネットワークを有しているのが特徴。これにより、個々のユニットの再生帯域が干渉し合う事無く、理想的な再生をおこなえるとの事。この120dB/octネットワークはインフィナイトスロープネットワークという愛称で呼ばれ、LCRを直列/並列に組み合わせて構成されているらしい。ウーハーのコーンにはアルミやマグネシウムからなるメタルコーンを採用。
darZeel社のパワーアンプNHB-108modeloneは、いぶし金色の外見が独特。ちょっと古めかしいデザインだ。価格は2,415,000円。darZeel社は2000年に設立された新興メーカーで、このNHB-108modeloneが処女作。ノンNFBアンプらしい。1Ω負荷のスピーカー駆動も可能らしい。受注生産品。
右上はワイヤーワールドの展示。同社はマニアなら知らないものはいない米国のケーブルブランド。最下位のATLANTISシリーズから最上位のGOLD ECLIPSEまで6段階に及ぶラインナップを有する。ワイヤーワールドのケーブルに共通しているのは、シンメトリカルコアックスジオメトリーと呼ばれる独特の同軸構造を有しているのが特徴。これは、コア材にホット導体を巻き付け、絶縁材を介した上でコールド導体をさらに巻き付け、その上からシールド材や外装ジャケットを被覆するといった同心円状の構造である。この構造はワイヤーワールド普遍の構造なのだが、似たようなものは他社も開発しており、例えば、スプラ社のLoRadも同心円状に導体を構成している。ワイヤーワールドのケーブルに用いられている導体は全て6Nクラスの高純度銅、或は銀らしい。同社ではこれをOCC導体と呼んでいる。
独特の同軸構造を有するこれらのケーブルたちは現在、シリーズ5にバージョンアップを終えた。店頭でもよく見かけるので、お使いになられている方々も多いのではないかと思う。シリーズ3+或いは4と、5の大きな違いは端末のプラグ。銀15%と銅85%からなるシルバークラッドOFCをホット側端末に採用。この新型プラグの採用で大幅な音質向上が達成出来たとの事。ケーブル構造にも若干の改良が加えられているものと思われるが、ケーブル内部の変化は外見からは全く分からない。また、従来シルバーエクリプスと呼ばれていた上位シリーズが、スーパーエクリプスと名称変更。最下位クラスにATRANTISと呼ばれるシリーズも追加された。今回のシリーズ5に使われているRCAプラグは私も実際に使用しているが、機器への差込感が良好で、とてもよく出来たプラグだと感じた。プラグの単売もされている。2個3,000円弱だったかな。ケーブル自作派にお勧めのプラグだ。
ワイヤーワールドで残念に思うのは、2004年4月以降、同社製電源ケーブルの国内正規販売が中止になってしまった事。これは言わずもがな、PSEの関係による。現在でも、ネットショップなどで売られてはいるのだが、オーディオ店では表立って販売できなくなったのだ。非常に人気のある電源ケーブルだっただけに、復活を期待したいところである。
AUDIOANALOGUEの新作。左上はフォノイコライザーARIA。シンプルでスタイリッシュなフォノイコだ。MM/MCに両対応。近日輸入開始されるようだが、この時点では参考出品のため詳細不明。
右上はENIGMAと呼ばれる新製品で、FM/AMラジオ、アンプ、CDの一体型モデルだ。サイズはH120 D360 W210。重量は9kg。要は、ハーフサイズのCD内蔵レシーバー。これも価格未定。CDメカにはTEAC製を採用しているらしいが、カタログにある内部写真を見る限り、VRDSメカではないようだ。オーディオアナログの製品らしく、アンプ増幅段には真空管を採用している。
こちらもオーディオアナログの新製品。バーチャルバッテリーステレオプリアンプBELLINI VB。サイズはH85 W445 D385と非常にスリム。価格は未定。国内輸入時期は不明。BELLINI VBは、従来ラインナップのBELLINIの電源部をバーチャルバッテリー化したもの。バーチャルバッテリーシステムとは、コンデンサーを疑似バッテリーと見なす回路。バッテリー動作と同様の効果を得られるとのこと。これにより、AC電源から流入するノイズと無縁になり、ピュア伝送が可能になるらしい。バーチャルバッテリーと言えば、かつてテクニクスがプリアンプに採用していたことがある。プリの鉛バッテリー駆動としては、テクニクスの上位機種、マランツのプリを始め、海外製品でも幾つかあったような気がする。プリの電源を奇麗に保つというのは、音質向上の要なんだろうな。
G402号室はハーマンインターナショナルの展示室。ハーマンの主力取り扱いブランドはJBL。試聴システムはJBL4338とHALCRO のアンプで構成されている。両者とも人気のあるブランドだけに、おおだかりの満員でまともに試聴できる状態ではなかった。
右上は、マニア憧れのProjectK2 S9800SE。ProjectK2 S5800やS4800の姿も。
JBLの新シリーズARRAY。手前より1400ARRAY/1000ARRAY/800ARRAY/880ARRAY。ARRAYシリーズはホームシアターユースのスピーカー群で、垂直配置されたミッドレンジホーンが特徴。これはSonoGlass社というメーカーのバイラジアルホーンで、ホーン上部には高域用ホーンも内蔵されている。ホーンを垂直配置する事で水平方向のサービスエリアを拡大している。理屈は分るし、それがホームシアターでは理想であることも理解できるのだが、どうにも不格好なスピーカーだ。価格や発売時期はまだ未定。
G403号室。ここもハーマンの展示。左上はJBLの新製品STUDIO Lシリーズ。安価な製品群で、手軽にホームシアターを組みたい人向け。見た目は価格相応だが、けっこう良い音で鳴っていた。
右上はHALCROの新製品。オーストラリアのハイエンドアンプメーカーだ。ハルクロのデビュー作dm68は、革新的なアンプだということで、オーディオ雑誌にこぞって掲載されていた覚えがある。ZedTMアンプサーキットと呼ばれる特殊な回路が基軸となっているらしい。ハルクロのアンプと言うとH型をしているものだと思いきや、今回の新製品は一般的な箱形でご登場。クラスDアンプ、つまりデジタルアンプだ。フロントパネルに液晶モニターが設置された製品もある。これはサラウンドプロセッサープリアンプSSP100というもの。7.1ch入力対応のマルチチャンネルプリアンプだ。
SILTECH社のケーブル。シルテックはニュージーランドにあるケーブル専門メーカー。総じて高額なハイエンドケーブルを製造している。左上は同社最高峰シリーズGeneration6のCampassLakeCL-XLR-1M。定価1,220,000円。右上はGeneretion6のTheEmperorTE-2M。ペア2,840,000円。桁を間違えているんじゃないかと思うほどの超高額ケーブルだ。ハイエンドにもほどがある。
シルテックのケーブルには、ハイエンドに相応しい幾つもの技術的特徴があるが、最大の特徴は導体素材にある。それは、純結晶化シルバー=ゴールド導体というもの。純銀に金を混ぜ込んだ合金らしい。銀の結晶格子に生じる隙間を24K純金で補完し、限りなく単結晶構造に近い特性を引き出すというもの。同社の開発経歴から、Generetion3では金の補完率90%、Generetion5では97%、Generetion6では99%を達成しているらしい。Generetion5は同社のClassicMk2シリーズに導入、Generetion6はSignatureシリーズに導入されている。銀に金を少し混ぜた導体としては、日本の武藤製作所が製造するオーグラインがある。
こちらはハーマンが今年から輸入を開始したCrystalCableのケーブル群。オランダのケーブルメーカーで、2004年に設立されたばかりの新興メーカーだ。導体には前述のシルテックと同じ純結晶化シルバー=ゴールド導体を採用。こちらも総じてハイエンドな高額製品。ケーブル径が異常に細いのが外見上の特徴。こんなひょろひょろケーブルがなんで何十万円もするのか疑問に思うのだが、カプトンやテフロンを絶縁に用いるなど、高音質への配慮はなされている。同社の製品にはラインケーブル/スピーカーケーブルはもとより、ビデオケーブルなどもラインナップされている。スピーカーケーブルにおいて特徴的なのは、スプリッターシステムという機構がある。これはシングルワイヤー仕様の端末とバイワイヤリング用分岐端末をワンタッチで付け替え出来るというもの。
G404はエレクトリの展示室。米国のMcintoshPASSAmpzillaなどの有名どころを始め、20社に及ぶ海外オーディオブランドを扱っている。
注目株はやはりPASSのアンプ群だ。ラインナップは特に代わり映えしないが、このメカニカルなデザインは何時見ても素晴らしい。ハイエンドオーディオであるには違いないが、ちょっと無理をすれば買える価格帯である事も人気の秘密。また、クッキリカッチリとした高解像度指向であることも、日本人受けするのだろう。個人的にはパワーアンプよりプリアンプの方に魅力を感じる。
エレクトリが新たに取り扱う予定のMetronomeTechnologieの製品たち。フランスのオーディオメーカーだ。CDトランスポートやDAC、アンプなどがラインナップされている。
右上はご存知アンプジラの新製品。右はAMPZILLA2000かと思いきや、Son of Ampzilla2000というステレオパワーアンプ。予価550,000円。AMPZILLA2000のステレオ版というわけだ。奥のフルサイズコンポはAmbrosia2000というプリアンプ。予価は900,000円。
UNISONResearchの真空管アンプ。左上は新製品には違いないが詳細不明。右上はパワーアンプUNISONReference。モノラル仕様。4本突き出た845真空管が美しくも頼もしい。
G407号室はアキュフェーズの試聴室。試聴スピーカーにはJBLの4348とAVALONAC

OUSTICSのEIDOLONを使用。アキュフェーズは継続的、且つ堅調に新製品を発売している。この一年間の間にも新製品が幾つかお目見えしている。私が来場した時は、同社の社員による新製品の説明会が催されていた。会場は大入り満員。さすがは国産オーディオの最高峰、アキュフェーズの知名度と注目度は不動のものだと、改めて感じた次第。

左上はFMステレオチューナーの新製品T-1000。価格は294,000円。オーディオ業界において、ラジオチューナーの新製品が発売されること自体、極めて珍しい事。高級FMチューナーを復活してほしいと言うファンからの要望に応え、最高峰のFMチューナーを目指し開発されたらしい。音声出力にはRCAアナログ出力を1系統に加え、XLR出力も1系統装備。驚くべきは、RCAデジタル出力が1系統用意されていること。T-1000には、同社独自の「アドバンスドDGL検波回路」という高性能検波器を搭載したのが目玉。さらには、同社独自のDS-DCと呼ばれるDSP回路を搭載。FM信号をデジタル処理しており、驚異的なチャンネルセパレーションを実現したという。詳しい理屈はわからんが、容姿と価格が示す通り、FMチューナーの最高峰を示唆している事は間違いない。
右上写真の手前に映っている機器は、SACDプレーヤーの最新作DP-78。今時の製品らしく、アキュフェーズの独自規格HS-Link入出力ボードをオプションで搭載可能。HS-LinkはパソコンのLANケーブルコネクターと同等の形状を採用したデジタル伝送方式。ハイサンプリング192kHz/24bitSACDデジタル信号を伝送できる。
その他、アキュフェーズ今秋の新作として、今年11月発売の6chデジタルパワーアンプPX-650(定価693,000円)、同じく11月発売の純A級ステレオプリメインアンプE-550(598,000円)などがある。
G408はラックスマンの展示室。ラックスマンは国産屈指の高級オーディオメーカー。アキュフェーズのライバル的な存在。今回の目玉は超ド級パワーアンプB-1000fだ。試聴スピーカーにはWILSON AUDIOのSYSTEM-7とB&Wの802(802D?)があてがわれていた。昨年のラックスマンブースは、SU-80/MU-80を用いたマルチチャンネル再生のデモをやっていて、かなりの盛況ぶりだった。今年は2ch再生に絞った試聴システムとなっており、やや地味な印象を受けた。
モノラルパワーアンプB-1000fの展示。同社80周年記念を飾る新製品だ。定価は1,890,000円/台。「ラックスマンの80年に及ぶ音へのこだわりと技術の集大成として、一切の妥協を排して突き詰めた、究極のフラッグシップモデル」とのこと。ラックスマンの威信を掛けたアンプであることは、その価格と容姿から推測がつく。よく言えば、たぐいまれなる国産ハイエンドパワーアンプ。悪く言えば、巨大な炊飯器、あるいはパン焼き器みたいな様相だ。大きさはW428 H295 D592。幅は標準サイズだが、奥行きが長い。重量は64kg。一端設置したら、容易には動かせられなさそうだ。
右上はプリメインアンプの新製品L-590A。純A級アンプだ。定価525,000円。ラックスのお家芸である純A級が復活した。同社プリメインアンプシリーズの最高級モデルL-509fSEと平行販売される。純A級モデルの下位機種としてL-550A(定価294,000円)も新発売。
B-1000fの対になるべきプリアンプC-1000fの発売予告。実機はなく、ポスターのみ。
右上はラックスマンの現行真空管アンプシリーズ。手前より、プリアンプCL-88、フォノイコライザーEQ-88、MC昇厚トランスMT-88、パワーアンプMQ-88。独特の意匠に好感が持てる。特に、プリアンプCL-88のセレクターは棒状のノブが採用されており、操作感が面白い。パネル前面に埋め込まれた青く光るボリュームもイカしている。個人的には、ブラックモデルなんかがあったらそそられるな。
G409はステラボックスジャパンとゼファンの展示室。ゼファンはステラボックスと同じ所在地にある。理由は分らないが、ステラボックスジャパンにおける小会社的立場と推測される。扱いブランドも両社で区分されている。ステラボックスジャパンの主力取り扱いブランドはなんと言ってもGOLDMUND。GOLDMUNDの傘下ブランドJOBやSTELLAVOXも合わせると、多種多様、幅広い商品群を有する。ゴールドムントというと、マニア間で変に神格化されたところがあるが、どうなんでしょうねぇ。ムントの音とやらについては、この展示会ではよく分らんかった。ま、外見的なことを述べさせてもらうと、派手過ぎず地味過ぎない、一目で同社の製品だと分る存在感の中庸さはけっこう高ポイントだと思う。
左上はJOB。ゴールドムントのプロユース向けブランド。なお、JOBの扱いはゼファン。こんな地味でちっちゃな製品ながら、人気は高い。手頃な値段でゴールドムント製品が手に入るというのも、マニアの物欲をそそるのだろう。真ん中のプリアンプJOB-PREは私も欲しいっす。これ、たしかすでに生産終了だったっけな。
左上もゴールドムントの別ブランドSTELLAVOX。ステラボックスもゴールドムントのプロユース向けブランドのはず。ヒートシンクの付いた箱はパワーアンプPW1。2つのノブが付いたものがパッシブプリアンプPR-2。PR-2はつい最近製造終了になったらしい。
コンパクトで高性能、マニア心をくすぐる商品コンセプトだなぁ。JOBにしろステラボックスにしろ、オーディオ店で中古出物をよく見かける。売れているという証なのだろう。
左上の炊飯器のような物体はWilson beneschの製品だったかと思うのだが、確証はない。スピーカーターミナルが設けられていたので、たぶんサブウーハーのようなものだと思うのだが・・・
右上はCONTINUUM AUDIO LABORATORIESというメーカーのターンテーブル。ゼファン扱い。ターンテーブル本体はCOBRA TURNTABEという愛称で、アームはCOBRA TONEARM。マグネシウムを主体とした新開発の合金をターンテーブルに採用。スーパーコンピューターによる解析をおこない、振動の影響を徹底排除する最適形状を算出。それを具現化したらこのような形状になったという。価格は1700万円程度になる模様。誰が買うねん。それとこのデザイン。知らない人が見たら、オーディオ機器とは気づかないかも。高級電磁調理器とかに勘違いしそうだ。
左上はAcousticZen(アコースティックゼン)の展示。ステラボックスジャパン扱い。アコースティックゼンは2000年に設立されたばかりのケーブルメーカー。昨年より日本への正式進出を果たした。この独特の外見と、雑誌での評判が功を奏し、急速に知名度を上げている。ちょっと毒々しいケーブルジャケットが、魅力的でもあり、好き嫌いの分かれるところ。
右上はゴールドムント製ケーブル。スピーカーケーブルやラインケーブルがラインナップされている。スピーカーケーブルは本体部分と、端末のアタッチメント部分に分離できるようになっている。ゴールドムント製のアンプ-スピーカーにはケーブル本体のみで接合できるらしい。他社の機器に用いる場合は端末のアタッチメントを用いる。
G410はタイムロードの展示室。タイムロードの主力扱いブランドは、なんといってもCHORDだ。コードはイギリスのオーディオメーカーで、高速スイッチング電源を最大の売りとしている。総じてハイエンド商品揃いで、ことアンプのラインナップが充実している。コードのスイッチング電源は、宇宙工学技術の設計思想を背景としているらしく、SMPS(スイッチングモードサプライ)と呼ばれる。その後もダイナミックカップリングシステムなどの独自技術による回路にて整流され、強力かつ安定的な電源供給を可能にしているらしい。技術的なことの詳細は理解できないのだが、強力な電源部をコンパクトにまとめあげ、結果として安定的なスピーカードライブ能力を発揮する、というのがコードの神髄であるようだ。
電源部がコンパクトとはいってもコードのアンプは概して巨大だ。ただ、コードの新シリーズTheChoralRangeにおいては、そのコンパクト化が実証された形となった。D/AコンバーターDAC64を皮切りにラインナップを拡充していったコーラルシリーズは、そのコンパクトさと音質の良さが高く評価されている。特に、DAC64に関しては、手頃な価格ということもあり、ユーザーが多い。私もその一人である。上はコーラルシリーズのブラックモデル。上より、CDトランスポートBlu/DAコンバーターDACV64Mk2/プリアンプPrima/パワーアンプMezzo140。ナスペックのホームページを見る限り、ブラックモデルはBluとDAC64Mk2だけのはずなのだが、今回の展示では全てがブラックモデルになっていた。それと、私の現有しているDAC64Mk2と展示機のDAC64Mk2では、覗き窓周りの仕上げが微妙に異なっていた。理由は不明。なお、コーラルシリーズの特徴の一つに、WTAフィルターと呼ばれる2048倍オーバーサンプリングデジタルフィルター、並びにパスアレイDACと呼ばれるDAコンバーターがある。これらの技術も高速スイッチング電源によってのみ可能となった技術らしい。私は動作原理の理解に長けているわけではないので、ふーん、そうなのか、凄いんだろうなぁとしか言いようの無い事なのだが、とにかく最先端の技術が結集された製品なのだろう。

余談だが、ナスペックやタイムロードのブースを訪れた時点で、持参した2台のデジカメがともにバッテリー切れになってしまった。私もDAC64を所有しているだけに、もっと詳細な撮影を行いたかったのだが、叶わずじまいになってしまった。

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