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オーディオみじんこ
オーディオ聖地巡礼記2005年2月
ここでは、みじんこの足で稼いだオーディオショップ巡礼記をお伝え。巡礼地は秋葉原を中心とした東京都内のオーディオショップ。みじんこの目に止まった新入荷のオーディオアクセサリーや珍品、名機と謳われた中古オーディオ機器の入荷状況をいち早くご紹介!みじんこがオーディオ店で見た聞いたオーディオ業界裏話も。
2005.2.19
最近の秋葉原事情

巡礼記の更新は久々です。ここしばらく電源ボックスの発送などでどたばたしてました。ここしばらくの間にも秋葉原では目につくものが色々あったけど、その中から幾つか見繕って紹介しよう。

ヤマギワ東京本店が閉店する。同店は秋葉原の中心地たる外神田1丁目交差点に位置している。この裏手、つまりヤマギワ本店と山手線の間には秋葉原再開発のビル群が完成しつつあり、その延長として神田明神通りの拡張工事が行なわれることになったのだ。5階のオーディオフロアーはハイエンド機を間近に拝める貴重な場所だっただけに残念だ。2年後には再オープンするらしいが、その頃は秋葉原もずいぶんと様変わりしてるんだろうな。現在、相当な激安で店頭在庫処分セールを実施しているが、ピュアオーディオ機器はすでに半分以上が売約済みになっている。
先月の事、秋葉原の中心地にあったダイナHiブランド買い取りセンターが原宿トレードセンターに吸収合併された。その跡地にはダイナの中古CD店が開店。その店頭にはなぜか巨大なスピーカーが展示販売されていた。巨大なホーンが印象的だったので思わず写真に納めた。
オヤイデ電気は年末に続いて新製品ラッシュだ。最近入荷しているのはアコーステックリバイブの自作用素材関連。これは今週始めに入荷したフレキシブルパイプ。テフロンコーティングされているので錆びることはない。アコリバの現行製品に使用されているシールドパイプそのものを切り売り販売するというのだ。まさかこんなものを単売するとは思わなかった。あまりに無骨な格好なので、私は特に欲しいとは思わないが、自作アイテムとしては面白みはある。ご覧の通り価格はけっこう高い。8.5φのものはパイプの溝にドレイン線が巻き付けてある。写真には撮ってないが、アコリバの初期製品に採用されていた銅テープ巻きテフロンチューブもオヤイデで特価販売されている。
フレキシブルパイプより驚いたのは、つい3日前に入荷した同軸デジタルケーブル DSIXのブラックボックス部分の単売だ!オヤイデ電気に初回ロットで12個入荷。これは欲しい!基盤/ケース/ACアダプターのセットで\17,500。ケーブルは自分で用意する必要がある。DSIXは雑誌上でずいぶんと高評価を得ているので気にはなっていたのだが、実売5万のDSIXはなかなか手が出し辛いし、ケーブル部分があのフレキシブルパイプなので、モノとしての感触は私の好みではなかった。だが、あの中心に搭載されているジッター低減回路のみの単売なら自分で好みのケーブルを取り付けられるし、2万切っての販売ならお手軽だ。これはぜひ3セットくらいは買っておきたい。例えば、この基盤を利用してケース部分は自作するとか、ACアダプターを使わずバッテリー駆動させるとか、箱の両端にRCAジャックを取り付け、様々なデジタルケーブルに仲介させて楽しむとか・・・色々なアイデアが浮かんでくるなぁ。それにしてもこんな小さな基盤だったとはビックリだ。それにしてもアコリバはなぜ企業秘密的なブラックボックスの単売に踏み切ったのだろうか?リニューアルでも控えていて、残っている現行部材の在庫処分的意味合いか?我々マニアにとってはとても歓迎すべきことだから、こういうことはどんどんやって欲しいけどね。そうそう、もうじきRTP-6evolutionに使われているアルミ合金ケースもRCB-6eという商品名で単売されるとか。そういえば、アコリバ製品の幾つかは今月始めに値上げ実施したなぁ。まー、オーディオ業界も色々あるようですな。
これはもう1ヵ月以上前の新製品になるが、オヤイデのコンセントベースと専用プレートのセット。
WPC-Zという型番で、これに SWO-XXXBがセットされたものはWPC-XXXという商品名で販売されている。WCP-XXXに搭載されているSWO-XXXは黒タイプだ。プレートはこのベース専用のカーボンファイバー樹脂プレートしか搭載できず、通常のULプレートは形状の問題から取り付けられないようになっている。ま、専用プレートも凝った作りなのでこれで良しとすべきだろう。だからこそセット販売なのだろうが。コンセントベースは10mm以上もありそうな極厚アルミをNC切削しており、非常に高級感がある。これの試作品は昨年秋に見せてもらったことがあるが、ほぼそのままの形状で市販されている。ちなみにこのベースには取り付けネジの関係で、SWO系列のコンセントしか取り付けられなかったはずだ。

右上は秋葉原ラジオデパートの海神無線に入荷した線材。アムトランスのOFC金メッキテフロンコーティング線は昨年秋から扱っているが、今年に入ってドイツ軟銅線の細い方を扱い始めた。これはあるオーデオマニアの方がドイツから輸入しているものだが、今までコイズミ無線でしか見掛けなかった。それが海神無線でも扱い始めたのはありがたいことだ。ドイツ軟銅線の細い方は海神、太い方はコイズミと売り先をうまく分散させたのだろう。私もすでにこの軟銅線をストックしているが、まだ使ってない。信号ケーブルに使うと抜群に良いらしい。

キムラ無線に今月始めに入荷したアクロリンクの新型アナログケーブル。型番は8N-A2080||。RCAとXLRがある。エソテリックに搭載されている例の高級プラグがこのケーブルにも採用されている。ケーブル径は太い方で、たぶん11φくらいはありそう。外層シースは赤と黒のメッシュにクリアーチューブが被覆されている。なかなかかっこいい仕上がりだ。
同じくキムラ無線の試聴ブースの様子。TBの小型フルレンジ群を比較試聴できる。コイズミ無線やヒノオーディオにもこれらTBの一部製品を試聴できるようにしているが、キムラ無線が一番充実している。私が気になっているのはTBの5cmフルレンジだ。それにしてもここ数カ月の間で、TBは週一ペースで新製品を発売してくる。取り扱い店側は新製品が出る毎に在庫を抱えなければならず、とても大変なのだそう。TBの輸入元である六本木工学研究所の方はTB全商品の2割ほどしか日本に輸入してきてないと言っておられたので、これらかもまだまだ期待出来そうだな。TBの台頭でフォステクスの10cm以下フルレンジの売り上げは少なからず落ち込んでいるらしい。がんばれ我らがフォステクス!今夏発売予定のマグネシウム振動板8.5cmフルレンジ限定ユニット期待してるぜ!
昨年12月7日のこと。くだらない出来事だが、オヤイデ電気の先にある高架下交差点のど真ん中でメガネをかけ女子高生コスプレをした女性がトランポリンをしていた。監督らしき人が何やら指事を出しながら撮影をしてたので、なにかに使われる映像の撮影なのだろう。この一帯は異様な雰囲気に包まれていた。

右上は秋葉原ラジオ会館4階の状況。キムラ無線と若松通商の間にあった防犯グッズ店がいなくなった。ここは昔、真空管アンプ専門店の三栄無線が居を構えていた場所でもあった。今度は何の店が入るのやら。ひょっとしたら海洋堂が侵食してくるかもなぁ。

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