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オーディオみじんこ
オーディオ聖地巡礼記2005年5月
2005.5.21
切り売り電源ケーブル一斉比較試聴の結果は如何に!?
最初は7種類程度を試聴するつもりだったのが、あれもこれもと追加していくうちに16本もの電源ケーブルを試聴するはめになってしまった。市場に出回っている全ての切り売り電源ケーブルとまではいかないものの、ある程度は参考になるのではないかと思われるケーブルをセレクトしたつもりだ。私自身、これで切り売り電源ケーブルについて一区切りつけられそうで、ほっとしている。試聴結果は現在鋭意編集中なので、しばしお待ちを。
2005.5.16
D-37ESついに完成!

D-37ESは幾多の苦難を乗り越えて、昨日ついに完成!製作期間はほぼ1ヵ月。材料代は約20万円。大きさはH1,000×D450×W320。オリジナルのD-37より幅が2cm広くなっている。

D-37はFE168SSを想定して作られたのだが、FE168ESはFE168SSより強力なので、マキゾウの判断で音道を広くしたためだ。ご覧の通り、私にしては珍しい光沢仕上げとなっている。そう、何が苦難だったかというと、この光沢を如何に出すかで四苦八苦したのだ。正直、この光沢塗装工程が作業の半分以上を占めている。
昨日の昼過ぎに電源ケーブル13本の一斉試聴を終えた後、夕方から2時間程かけてD-37ESを試聴。作った私が言うのもなんなのだが、予想通りの音の良さに感動!曲によっては、涙が出そうになるくらい体と心に響く。フルレンジユニットの点音源の良さがフルに味わえ、満足満足。定位がピシッと決まり、音場感も抜群。ボリューム9時方向で6畳ではこれ以上望む必要はないくらいの音量が出る。近所の人は工作の騒音と塗装の異臭がようやく止んだと思いきや、今度はスピーカーをガンガン鳴らされて、さぞ迷惑なことだっただろう。
それはさておき、D-37ESは鳴らし初めは鈍い音がした。う、大丈夫か?と一瞬心配したのだが、どんなスピーカーでも最初から良い音が出るわけは無い。予想通り、鳴らし始めて暫くしたら熟れてきた。このスピード感ある音はバックロードならではだな。この音離れの良さも一般的な市販スピーカーでは得られないものだ。まだ少々鈍い部分もあるのだが、このユニットはエージングに半年掛かると思われるので心配御無用。鳴らし込んでいけば、欠点は解消され、ますます音質向上するはず。エージング間もなくてここまで鳴れば行く末が楽しみだ。とはいっても明日には私の手元から離れていくのだが。明日はいよいよ梱包と発送だ。今は、製作終了の安堵感と、依頼者の方が喜んでいただけることを祈る気持ちで一杯。ちなみに、私のメインスピーカーPA-2は面の圧力で押してくる感じで、PA-2ここにありきという歩合なのだが、D-37ESは音が点から放射状に放たれるため、目を瞑ればスピーカーの存在が消える感じ。
2005.5.15
久々の日本橋でんでんタウン

連休の帰省時に日本橋でんでんタウンに行ってきました。でんでんタウンを訪れるのは一年ぶりくらいかな。上は地下鉄恵比須町駅に貼り出してある地図。恵比須町駅はでんでんタウンの南端に位置すしている。

でんでんタウンの中心を通る堺筋通り。今回は恵比須町駅を降り立ち、北上しながらオーディオ店を巡ることにする。まずは、アビック日本橋店。アビックはソニーの直営店だ。オーディオ店というわけではないのだが、立ち寄ってみよう。
でんでんタウンのアビックならひょっとしたらQUALIAを展示しているか、と思って入ってみた。案の定、クオリアの展示をしているようではないか。案内看板に誘われて2階に上がってみると、クオリアの液晶テレビしか置いていなかった。私が見たかったのは、クオリアのイヤホンだったのだ。実は前日、クオリア見たさに心斎橋のソニータワーに足を運んだのだが、ソニータワーはもぬけの殻だった。はり紙によると、昨年末に梅田へ移転したらしい。
お次はサウンドパル共電社。フロア面積が広いのだが、いつも閑散としている家電店だ。ピュアオーディオ関連は少ないものの、最低限の品揃えはしている。地下階はテレビ関連、1階はポータブルオーディオとシステムコンポ、2階がミドルクラスのオーディオ機器とAV試聴室で、3階が高級コンポと試聴室、4階はオーディオアクセサリーとスピーカーユニット、5階は休憩室、6階はソフト関連となっている。フォステクスのユニットも売られている。フォステクスのユニットが売られているのは、日本橋ではサウンドパル共電社と河口無線だけのはず。それにしても客が少ないなぁ。ちなみに訪れたのは5月7日土曜日だ。
お次はジョーシン日本橋一ばん館。大通りから少し引っ込んだところにあるので、来客は多くない。ただ、ここのオーディオフロアはオーディオアクセサリーの品揃えでは日本橋で断トツ。秋葉原のオーディオ店でもジョーシン日本橋一ばん館の品数の多さには適わないかも知れない。
ジョーシン日本橋一ばん館オーディオフロアのインシュレーター陳列棚。秋葉原では見掛けない珍しいインシュレーターが幾つも見られる。右はオーディオリプラスの巨大な石英インシュレーター。たしかφ70ほどあったような。コスモエナジーの石英インシュレーターも置いてあった。
デジタルケーブルの陳列。ブランドに偏りはなく、かなりの品目が揃えられている。S/ALABのデジタルケーブルなど、すでに絶版になっていると思っていたデジタルケーブルが幾つも陳列販売されていた。
左上は電源プラグコネクターの陳列。主な国産ブランドはおおむね置いてある。レビトンやハッベルなども堂々と販売されている。PSEも形骸化してきているので、まぁ問題はないんじゃないかな。値付けは平均的。キムラ無線と同等の値付けだ。写真には撮ってないが、MITなどの海外電源ケーブルも取り寄せ可能との看板が立て掛けてあった。ほほほ、なかなか度胸があるな。右上はインフラノイズのRCAケーブル固定用テープRCA-31。鹿革で出来ている。つい先日、秋葉原のアバックで\5,000弱で購入したのに、ジョーシンではさらに安く\4,000になっていた。
ジョーシン1ばん館のある裏通りを北方向に進むとハイファイ堂日本橋店がある。特に掘り出し物は見当たらず。さらに北へ進むとアサヒステレオセンターがある。特に触手が動くものはなし。それにしても狭い店内だった。
左上はジョーシン1ばん館/ハイファイ堂日本橋店/アサヒステレオセンターのある裏通り。昔からそうなのだが、閑散としている。さて、大通りに戻ろう。右上はシマムセン。私が学生の頃、よく通っていたオーディオ店だ。
シマムセンの入り口には同店オリジナルのインシュレーターが展示されていた。材質はコーリアンだ。コーリアンとはデュポン社が開発した人工大理石のことで、本来は建材として使われるものだ。強度が高い上に、加工性が良いなどの利点があるのだが、副次的には振動抑制効果があると言われていた。よって、オーディオ界ではオーディオボードやスピーカーのフロントバッフルとして利用されていた経緯がある。おっと、話が脇道に逸れたが、このシマムセンオリジナルインシュレーターはなかなか良い着眼点だなと思った。値段は1個千円弱なので良心的。右上はシマムセンの2-3階の階段脇に展示されていたルームコンディショナー。「亨栄」という名称になっているが、こんなルームコンディショナーは初めて見た。素材は段ボールで、複雑な噛み合わせ構造で成り立っている。実物の写真を撮りそこねたのだが、面白いのは、段ボールにミッキーマウスマークのような穴が開けられていることだ。こんな穴が音響的に意味があるのか、それとも遊び心なのか。
シマムセンの隣には河口無線がある。ここも老舗のオーディオ店だが、看板を見ると創業55周年とある。河口無線はプチオーディオ博物館的なところがあり、1階入り口には往年の名機が展示されていて、2階にはビンテージユニットがずらりと並べられていたりする。右上は河口無線2階奥の試聴ルームの一角。フォステクスの展示コーナーが出来ていた。FF85 Kを2発搭載したスピーカーはキングコブラだろうか。奥の高級コンポ試聴ルームにはアルテックが鎮座しており、素晴らしい音を奏でていた。
河口無線はアクセサリーも豊富。左は電源プラグの陳列の様子。マリンコが堂々と売られているのが頼もしい。PSEなんてぶっとばせ。右上はシャークワイヤーのポリエステルカラーメッシュチューブ。シャークのカラーメッシュは昔はここ河口無線とジョーシン日本橋1ばん館でしか購入できなかったが、最近は秋葉原のタイガー無線ででも購入できるようになっている。カラーメッシュの下には品川VVF2.0が置かれている。生粋のオーディオ店で電工用のVVFを販売するとは、河口無線も思いきったことをするものだ。
さて、お次は日本橋名物「五階商店街」だ。この一角は昔からこういった雑然とした雰囲気で、中古家電店や工具店がひしめいている。戦後のヤミ市でもあったのだろう。どことなく日陰的な空気が漂っているので、一般人には近寄り難いかも。五階商店街の名の由来は、昔ここに5重の塔のような建物があったところからきていたはず。右上写真の右端には「豊中オーディオ」という真空管アンプ専門店が少し映っている。狭い店内には球やパーツ類がごちゃごちゃと陳列されている。
五階商店街には呉服屋がひしめき合う一角がある。呉服屋とはいってもほとんどが古着で、古着屋という方が正しいかも。1着千円ほどから激安販売されている。私も学生の頃はここで買い物した思い出がある。看板を見ると、この界隈の正式名称は「日本橋商店会」というらしい。
五階商店街の一角。このような細い路地が迷路のようにはり巡らされている。路地を散策しているとビンテージカメラ店や化石級の中古オーディオ店をみつけることができる。右上はでんでんタウンの北端にあるオーディオナニワ。はて、こんな店あったかなぁ。中に入ってみると、それなりのオーディオ機器やアクセサリー類が陳列されていた。
こちらは逸品館。異色のオーディオ店で、自社オリジナル製品を多種類販売している。右上は逸品館で販売されているAETの電源ケーブル。青いのがSCR-ACで、白いのはSIN-AC。SIN-ACは切り売り電源ケーブル史上最高額の\48,000。はー、こんな高額な切り売りケーブルを誰が買うんだろう。なお、秋葉原ではキムラ無線でSCR-ACとSIN-ACの切り売り販売をおこなっている。

そんなこんなで日本橋でんでんタウンの主要オーディオ店を散策してみた。やはり気になったのは、人影が少なかったこと。梅田のヨドバシカメラにだいぶ喰われているのかもしれない。がんばれ!でんでんタウン。

2005.5.14
秋葉原のオーディオショップ入荷品

ここ2ヵ月あまりの間に秋葉原などのオーディオ店に入荷したオーディオアクセサリーのニューフェースを中心にご紹介します。まぁ、次から次へとイロイロ出てくるものですなぁ。なお、今回の写真の多くはCONTAX300RTで撮影しているので、今までの携帯デジカメよりは綺麗に撮れてます。なお、ここでご紹介している新製品以外にも様々な新製品が現れているのだが、全ての新製品の写真を記録できるわけではないのであしからず。

4月末にキムラ無線へ入荷したfo.Q(フォック)のターンテーブルシート。シート表面には楕円の凹みが規則的に配置されている。定価は\9,240で実売は\7,800だ。ここ最近のターンテーブルシートとしては安い方だろう。それにしても、フォックは登場から1年あまりで次から次へと新製品を出してきますな。右は4月末にオーディオユニオンお茶の水店で見掛けたKP-9010。KP-9010ならけっこうな頻度で見かけるのでなんてことないのだが、これはなんと\29,800だ。なぜにこんなに安いのかというと、アームが少し曲がっているからだそうだ。アームの構造に詳しい人ならばらして修正できるだろう。
上は4月末にオーディオユニオンお茶の水店へ入荷したCPsoundのオーディオボード。型番はG-450。台湾のメーカーだったと思う。たしか、今月号のステレオ誌にも掲載されていたような。定価は\23,000で実売\18,400だ。幅60cmもある大形のボードで、イラストをご覧の通り9層もの積層構造を有している。ここ最近のオーディオボードの高価格化の中において、この構造でこの値段は安く感じてしまう。オーディオマニアの救われざる性だな。なお、同社のボードにはスピーカー専用の小型バージョンG-230も存在する。
4月末にコイズミ無線へ入荷したTBの新型ユニットW4-639scとW4-792sc。ともに10cmウーハーとなっている。TBは台湾のメーカー。六本木工学さんのせいでもないだろうが、まぁ、TBは飽きもせず次から次へと新製品を出してくるなぁ。小泉常務も、こんなに沢山ユニットを出されると、全ての製品の在庫は置けないんですよね〜とおっしゃられていた。右はTBの10cmフルレンジW4-655SA。たしか2ヵ月程前に発売されたユニットだが、このなんとも洗練された容姿が良いですなぁ。音はどんなものか不明だけれど、これはぜひ使ってみたい。これ使ってYoshii9の物真似でもやってみるか。
上はJSP研究所という新ブランドのスピーカーJSP2020。ご覧の通りフォステクスのFW-208NとFT-28Dを使った2wayバスレフとなっている。このメーカーのスピーカーの外見上の特徴はまず、立方体エンクロージュアだということと、前面バッフルの四辺にダクトを配置していること。音は聴いていないので分からないが、説明によると重低音が売りのスピーカーらしい。ユニットの価格からすると、\300,000の価格設定は安いと見るか高いと見るか、うーん。
これもコイズミ無線に入荷したカインラボの真空管アンプA-55T。KT-88を4本使用して\100,000とは安い。右は山手線ホームから見たヨドバシカメラ秋葉原店。とてもでかいです。今年9月にオープンするらしい。これが出来ると秋葉原は大きく変革せざるを得ない。客の流れが大きく変わるだろうから、既存の弱小家電店は存続の危機に陥るだろう。それにしてもこのビルの外見、ヨドバシ梅田店と瓜二つだ。余談だが、B-ingにヨドバシカメラ秋葉原店オープンに伴う社員募集広告が出てた。
上はダイナミックオーディオのサウンドハウス店。神田明神下交差点の角、つまりダイナ5555の真横に移転オープンしたのだ。私は外から眺めただけで、まだ中には入っていない。サウンドハウス店はもっと駅に近いところにあったのだが、先々月にこちらに移転してきたのだ。ダイナはここ1年で相次いで店鋪移転している。それにしても、わざわざ商品構成がダブっている5555の隣に移転しなくてもいいのになぁと私などは思うのだが、もともとこのビルはダイナのソフト館だったので、移転しやすかったのだろう。余談だが、ダイナ各店は独立採算制らしいので、同じ商品でもお店毎に値段が違ったりする。
こちらはオーディオユニオンお茶の水店に5月初頭に入荷したPSオーディオのジュースバーとキャメロットテクノロジーのPM-800。ジュースバーは同社のパワーポートを3個搭載した6個口電源ボックス。PSEの絡みで一時期店頭から消えていたのだが、PSE認証を正式に受けて再発売となったのだ。キャメロットの方は完全な新製品。これにともない従来のPM-750やPM-650は廃盤になったとも聞くが、真偽の程は定かではない。PSE憎むべし。
こちらは4月末にダイナ5555へ入荷したi-pod専用真空管アンプ。メーカー不明。ご覧の通りなんとi-podを直結して使用できるのだ。逆にいうと、i-pod以外の外部入力端子は存在しないので、完全にi-pod専用というわけだ。なんとも派手なデザインだことか。価格は実売\262,500。うぬぬ、アイデアとデザインは面白いのだが、はたして売れるのか。
こちらはi-pod専用真空管アンプの背面。電源ケーブルはご覧の通り3Pタイプの脱着式となっている。右はダイナ5555に入荷したトランスペアレントのPLS。トラペの下から2番目のモデルとなる。これもPSEによって一時期店頭から姿を消していたが、PSE認証を取得して再入荷と相成ったのだ。海外勢が徐々に復活してきているのは喜ばしい傾向だ。それにしても、MITはいつ復活するのだろう。
クライオオーディオテクノロジーの新型電源ケーブルSC-APC3.5。コネクターにはフルテックのFI-25Rのクライオバージョン、プラグには明工社ME2591のロジウムメッキクライオバージョンSC-2591Pを装着。高純度無方向性OFC導体、導体断面積は3.5スケアとのこと。このケーブルは切り売りバージョン(\8,925/m)もあるらしいが、いまだ秋葉原では切り売り品を見たことはない。右上はオーディオユニオン新宿店に入荷したSCD-1。SCD-1はソニーのSACD第一号機で、その音質の素晴らしさからマニア間で引く手数多だ。ただ、中古市場にはなかなか出てこない。そういや、故長岡鉄男先生もSCD-1を使っていたなぁ。
こちらはキムラ無線に入荷したバナナプラグの新製品2種。シャークワイヤーの銀メッキバナナSDB-015GAは\6,300/4個組。なんとなく良さげな雰囲気だ。ダリのバナナはDBANANAという名称で、\9,240/4個組。木製のケースが高級感を醸し出している。メッキはご覧の通り金メッキだ。地道ながらこういった製品が現れるのは良いことだと思う。右上はつい先週キムラ無線に入荷したアクロリンクの新型RCAケーブル。型番は7N-A2070。眺めるだけで惚れ惚れするデザインだ。価格は実売\73,700/1.0mペア。エソテリックの8N-P8100と同じ模様のシースから察するに、開発元はオヤイデ電気に間違いない。8N-P8100と7N-A2070を組み合わせてみるとデザイン的にもマッチしそうだ。いやいや、私にそんなお金はない。
こちらは先週コイズミ無線に入荷したアルテックの新型スピーカー。型番はCD1012-8A。大きなサブコーンが印象的。見た限りでは、DS912より一回り大きなエンクロージュアだと感じたが、同じかも知れない。試聴していないが、たぶんアルテックらしいあっけらかんとした元気な音がするんだろう。
こちらもコイズミ無線に入荷した新型バックロードホーンスピーカー。ご覧の通りハセヒロの手によるものだ。サイドバッフルが透明アクリルなので、音道の形状が手に取るように分かる。TBのチタンコーンフルレンジユニットW3-1231SHを搭載している。
最後に、5月8日日曜日秋葉原中央通りの様子。総武線高架下あたりから末広町方面を撮影。日曜日の中央通りはホコ天なのだ。皆さんも秋葉にレッツゴー!!
2005.5.12
D-37ESの進捗状況など
最近ホームページの更新をさぼってます。お伝えしたい秋葉原最新情報もたんまり溜まってしまっております。メールいただいている方々にもご返信を返せずに申し訳ございません。一段落したらご返信します。さて、長岡鉄男先生設計の人気バックロードホーンスピーカーD-37(マキゾウESバージョン)は一新一転を繰り返しながら着々と完成に向かってます。現在、エンクロージュアの艶出し工程段階ですが、かなり大変です。事前に想定していたのですが、艶出し塗装ってやっぱり難しいですね。良い艶を出すためには、単にニス塗って終わりというわけにはいきませんから。それでも試行錯誤の挙げ句、なんとかなりそうな兆しが見えてきました。さて、思惑通りの仕上がりになるか?依頼された方は相当ご期待されているので、ご満足いただけるようがんばらなければ!上の写真はシコシコと耐水ペーパーで磨いているところ。映っている人物はのはもちろん私みじんこです。
さて、ずいぶん前に告知した電源ケーブル比較試聴ですが、こんな感じで比較試聴の準備を整えております。今回はメーカー完成品も含めて10本試聴します。まだ、全部は聴ききれてないですが、現状ではディーバス14-4CTが解像度とパーカッションの切れの良さで断トツの好みということが判明しました。あと、AET SCR-ACは以前のGAIAとは雰囲気を異にし、高解像度そのままに滑らかさが加わり、これも好印象です。サエクPL-4000は良くも悪くも中堅。プラシーボ効果かも知れませんが、PVCキャプタイヤの音だなという感じ。藤倉CV-Sはパーカッションがやや弱いものの、中域の押し出しが優れ、ピアノが意外と良い感じ。そんなわけで、それぞれにかなりハッキリとした特徴があると感じています。なお、電源ケーブルはユニバーサルプレーヤーのDV-AX10にて試聴。ケーブルを即座に付け替えられるように床セッティングとしております。うーん、普段滅多にやらないセッティングなんで新鮮です。ただ、ちょっとトラブルがありまして、バイアンプ使用のB-2103のうち、1台が故障しました!音が片チャンネル出なくなり、内部からトランスらしきうなり声が聞こえてきます。とほほです。せっかく重いアンプをえっちらおっちらラックから引きずり出してセッティングしたのに。こりゃ、アクア行きかな。

そうそう、ちょっと余談ですが、月刊ステレオ7 月号恒例の「工作人間大集合」特集に応募しました!ここ2年程の工作歴から選りすぐって応募したのですが、締めきりぎりぎりに送ったので載せてくれるかちょっと心配。発売日は6月19日。

2005.5.3
D-37ES塗装中!

一日がかりで塗装を終えました。水性ステインの5回塗り。なかなか良い発色で、真っ黒になりました。青いのは敷物のブルーシートが反射しているため。さて、明日からはニス塗り作業だ!

2005.5.1
D-37ES製作進行中!

みじんこです。D-37ESの製作は順調に進行中です。その洗練された容姿をご覧あれ。D-37は長岡鉄男先生の晩年の作だけあって、デザインも洗練されている。今日は全体のヤスリがけに丸一日費やしました。明日からはいよいよ塗装工程に入ります。それにしても重い重い。

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