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オーディオみじんこ
オーディオ聖地巡礼記2005年8月後半
ここでは、みじんこの足で稼いだオーディオショップ巡礼記をお伝え。巡礼地は秋葉原を中心とした東京都内のオーディオショップ。みじんこの目に止まった新入荷のオーディオアクセサリーや珍品、名機と謳われた中古オーディオ機器の入荷状況をいち早くご紹介!みじんこがオーディオ店で見た聞いたオーディオ業界裏話も。
2005.8.25
8月のオーディオ店でものはつもの その2

みじんこですこんばんは。台風11号12号が仲良く並んで日本に近づいておりますね。ページが長大になり過ぎたので、8月分を2ページに分割します。さて、今日はオーディオ店の新製品入荷や中古出物の続き。

秋葉原ラジオ会館キムラ無線に入荷したバイワイヤリングアダプター。オーディオリプラスのRFJ-7000というもの。正式にはフェイズバランスジャンパーユニットというらしいが、要はバイワイヤリングのアダプターだ。手持ちのSPケーブル端末にこれを接続してやると、バイワイヤリングが実現すると言う代物。この樹脂製ブラックボックスの中には逆起電力を抑え込む回路が内蔵されているらしい。最近、逆起電力防止やら、バイワイヤリングアダプターやら、この手の製品がちらほら見受けられるようになりましたな。福田先生の自作バイワイヤリングアタッチメント製作記事がきっかけなのだろうか。
こちらもキムラ無線に今月入荷した針圧計。これはBELLDREAMというブランドの製品。ご覧の通り12,600円とこの手の製品の中では最安値。既存のデジタル計量器を元に、針圧計として仕立て直した製品だ。BELLDREAMというブランドは昔から存在していたものの、オーディオ店にここ半年の間でようやく姿を表すようになった。同ブランドはアナログ関係のアクセサリーが中心で、スタビライザーやトーンアーム、アナログ5PINケーブルなどが存在する。同ブランドはキムラ無線とダイナミックオーディオニュー秋葉原センター植木店などで見かける事が出来る。
こちらの丸いのもデジタル針圧計。これはExpressimoAudioという海外ブランドのXMT-200という針圧計。ユキムが輸入しているらしい。定価は24,150円で、キムラ無線実売は20,000円。

右はキムラ無線で売られているデジタル針圧計3種。奥の方のはオーブの針圧計SFM-1。私はシュアーの針圧計の使いにくさに癖々しているので、デジタル針圧計を欲しいと思っていた。ところが従来のデジタル針圧計は高価で、購入するに至らなかった。それがここ1年余りでデジタル針圧計が次から次へと発売され、価格も手頃になってきた。そんな中、このBD-DS350は業界最安値で登場してきた。BD-DS350は値段も手頃だし、他の針圧計と性能的には大差ないだろうから、私も近々これを購入しようと思っている。

こちらはキムラ無線に入荷したサイドワインダーのリニューアルバージョン。その名もSIDEWINDER||。はっきりとした素材は不明だが、旧来のサイドワインダーとは内容がずいぶんと違うようだ。旧来、熱研から発売されていたサイドワインダーはダイニーマ繊維をテープ状にしたもので、裏面がダイニーマ特有の白色だった。ところがこのサイドワインダー2は、表裏ともに黒色をしているようで、発売元もナノテックシステムズに変更されている。もっとも、ナノテックシステムズの製品は、製造元が熱研であるモノが多いので、このサイドワインダー2も製造元は熱研と思われる。サイドワインダー2はまだ発売間もないので、少なくとも私はキムラ無線でしか見かけていないが、順次、他のオーディオ店にも入荷するだろう。それと、このサイドワインダー2を電源ケーブルに応用した例が、先週発売された季刊オーディオアクセサリー秋号(118号)の旬の音本舗福田屋130ページ目に掲載されている。
キムラ無線に陳列されているナノテックシステムの商品群。まぁ、次から次へと矢継ぎ早に商品を出して、よくネタが尽きないものだ。右はキムラ無線で売られている大人の科学スピーカー工作号、その見本。スピーカーの仕組みを理解するのに、この工作キットはうってつけかもしれない。
キムラ無線に入荷したPSAudioのリニューアル電源ケーブルXPD-1.8MK2。これはPSオーディオの最下位グレードにあたるPreludeを微変更したもの。Mk2とあるのはそのためだ。これはPSE認証に適合させるために、日本向け仕様として作られたものなのか?どうなのか?いずれにしても、海外ブランドが復活して、電源ケーブル市場が賑やかになるのはいいことだ。キャメロットテクノロジー、トランスペアレント、MIT、そしてPSオーディオが再輸入を果たしたわけだ。ただし、輸入商社にはPSE取得のために金額的負担が相当かかっているんじゃないかな。
こちらは中野のフジヤエービックに並んでいたパイオニアの43VプラズマテレビPDP-435HDL。たしかこれ、ごく最近まで現行品だったんじゃないかな。298,000円とはお値打ち価格だ。液晶テレビの台頭し、また、フラットテレビの価格自体もここ1年の間にずいぶん値下がりしたので、現在は43Vで30万円くらいが妥当なのだろう。私が見かけたのは先週。同機が2台展示処分されていた。
こちらもフジヤエービックに陳列されていたPASSLABORATRYのプリアンプX2。これは5月頃から置いてあり、今月初旬辺りに売れた。みじんこの次期プリアンプにいいかなと思ってここ数ヶ月の間X2を探していたのだが、天板にかなり目立つ傷があったので、迷いつつも購入を控えた。んで、私は結局、PASSのALEPHLを購入することになったのだ。
X2は最初、238,000円で店頭に並び、6月ごろ179,800円に値下げした。それでも売れないので、同店の処分セールの目玉商品として159,800円に値下げした。それでもしばらくは売れる気配がなかったのだが、今月初めに店頭から消えていた。天板の傷がなければ私が買っていたかもしれない。ちなみに、ヤフオクでのX2落札相場は13〜15万円。
こちらは6月から7月までオーディオユニオンお茶の水店に並んでいた47LaboratoryのCDトランスポート4713と電源ユニット4799。中古だ。角に打ち傷があるため通常中古価格より値下げしていた。ちなみに、これが傷無し美品だと25万円くらいになる。この次期、私はVRDS-25xsに代わる次期CDプレーヤーを探していて、その候補の一つが4713だったのだ。私は結局、次期CDプレーヤーとしてWadia6を入手したのだが、4713もけっこう魅力的なモデルではあった。ちなみにこの4713は、DACを省いた4713後期モデル。その証拠に背面のアナログ出力ポートがゴム栓で塞がれている。つまり、完全なCDトランスポートとなっているのだ。ちなみに、4713前期モデルはDACが内蔵されていて、アナログRCA出力が1系統とデジタル出力が2系統ある。
こちらはオーディオユニオンお茶の水店に先月陳列されていたM'ssystemのアンプ内蔵スピーカーシステムchouette!。商品札を見ると、chouetteはシュエットと読むらしい。店頭ではiPodを接続して音出しをしていた。私自身はあまりこのスタイルに惹かれるものは感じないのだが、新進気鋭のブランドがオーディオ市場を賑わすのは、大いに歓迎すべきことだ。

最後にちょっと余談を。オーディオみじんこをご愛読の方々の中には、ここで紹介するお店に偏りがあるんじゃないかと思われている人もいらっしゃるでしょう。実際その通りなのだが、理由はごく簡単。撮影しやすい店と撮影しにくい店があるからなのだ。写真付きで紹介したい出物は他にもたくさんあるのだが、私が見かけた全ての出物を紹介するには至っていない。オーディオ店によっては撮影を断られたりするからだ。ま、当然と言えば当然なのだが。

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