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オーディオみじんこ
オーディオ聖地巡礼記2005年10月
2005.10.26
切り売り電源ケーブルの新星TUNAMIはすごい!

こんばんはみじんこです。先日の巡礼記でお伝えしたオヤイデ電気のTUNAMIを使って、取り急ぎ電源ケーブルを製作してみました。製作してみて思うに、端末処理において2点ほど注意点を見つけたので、その辺も含めてレポートします。

こちらが今回の素材であるTUNAMI。1.5m分だ。実勢価格は5,100円程度。切り売り電源ケーブルとしてはちょっと高めの値段設定であるが、それなりの価値はあるものと思われる。発売元のオヤイデ電気を始めとして、ダイナミックオーディオニュー秋葉原センター、テレオンサウンド110などに入荷している。発売されたのは、たしか9月下旬だった。発売時にこのケーブルを入手して試していたのだが、レポートがずいぶんと遅れてしまった。
外装シースの印字。<PS>E JET DAIYU DENSENと書かれている。製造は大雄電線が請け負っているようだ。<PS>E はご承知の通り、電気用品安全法における特定電気用品のPSE認証済みであることを示している。JETはPSE認証機関の略称。右の写真にあるように、ケーブルの方向性が→で示されている。→の先側が機器側で、→の根元側が壁コンセントなり電源タップ側という事になる。もちろん、これを無視して逆向きに使ったとしても導通上何ら問題は無い。ただ、オーディオケーブルにおいては、ケーブルには音が良い方向性があると言われている。通常は外装シースに印字されている文字の先頭側→末尾側=コンセント側→オーディオ機器側という風に用いるのが適切である。ケーブルの方向で音が変わる理由については、導体の製造工程における引き延ばし過程が影響しているらしいのだが、半ば迷信じみたところもある。ま、方向性が明確に指示されているケーブルなら、それに従った方が無難だ。
端末処理をしている最中。正直、このケーブルは奇麗に剥けるまで何度か失敗した。ポリウレタン製外装シースは極端に硬いわけではないので、カッターで切れ込みを入れてやれば、奇麗に剥ぐ事が出来る。銅箔も薄いので、簡単に剥ぐ事が出来る。問題は充填材、つまり2次絶縁材の除去である。これは軟質なポリオレフィン。2次絶縁材の内部には、一次絶縁材に包まれた導体が3本通っているわけだが、この2次絶縁材(充填材)の直下には1次絶縁材に包まれた導体が通っている。2次絶縁材の円周にカッターで切れ目を入れて2次絶縁材をを取り除こうとすると、よほど慎重に切れ目を入れない限り、1次絶縁材にまで切れ目が入ってしまう。芯線のみをうまく残す事ができると右写真のようになる。右写真には、取り除いた被服材を一緒に並べてある。右写真の左から、外装シース、銅箔シールド、2次絶縁材となる。
さらに1次絶縁材を取り外すと左写真のようになる。PCOCCは銅素材の中では相当硬く、それは導体を触っても確認出来る。外装シースと銅箔シールドの隙間からはドレイン線が1本通してある。ドレイン線とは、シールドと接触する形で配線されるアース配線の事。このドレイン線をプラグかコネクターのグランド電極に配線してやる事で、銅箔シールドのアースを落とす事ができる。ドレイン線はどのケーブルにも必ず存在するものではなく、むしろドレイン線を有しているケーブルの方が珍しい。TUNAMIの構造自体は一見オーソドックスなのだが、ドレイン線を有していたり、2次絶縁材の除去がしやすいように切れ込みが入っている等、意外と細かい配慮が随所になされたケーブルだと言えるだろう。右写真はツナミの外形を計っているところ。ご覧の通り、ほぼφ15の仕上がり寸法となっている。電源ケーブルとしては特に太い部類になる。
プラグ/コネクターに挿し込みやすいよう導体端末をハンダで固めてやる。こうしないと、差し込み時に撚り線がばらけてしまう。そうなると、プラグコネクターの電極と接触しない遊びの線が出来てしまい、精神衛生においても、そしてたぶん音質上も、都合が悪いのだ。ドレイン線は緑色の絶縁材に包まれた配線(グランド配線)にハンダ付けして、シールドのアースを落とすようにしてやる。ドレイン線を配線しなくてもあまり影響はないものと思われるのだが、せっかくドレイン線があるのだから、ここは配線してやった方がいいだろう。もっとも、私の電源環境(電源ボックス)では、グランド配線は未配線としているため、グランド配線を配線しようがしまいが、あまり関係が無いのではあるが。右はツナミに組み合わせるための電源プラグとコネクター。今回はオヤイデ電気のパラジウムメッキC-046/P-046を使用することにした。これは、オヤイデの村山社長のおすすめの組み合わせ。ツナミの高域はかなり延びているらしく、これにロジウムメッキのC-037/P-037を組み合わせせると、高域が強調されすぎてしまう恐れがあるらしい。組み合わせ試聴の結果、パラジウムC-046/P-046との組み合わせがベストバランスだったとのことで、私もそれに準じてみたのだ。
ここでツナミの端末処理において第2の難問が襲いかかる。導体が5.5スケアと極太仕様のため、プラグコネクターに挿し込めないのだ。無理したら挿し込めない事も無いのだが、かなり苦労する。オヤイデのC-0XX/P-0XXシリーズはかなりの極太導体にまで対応出来るよう設計されてはいるのだが、0.32×69本撚りの5.5スケア導体ともなると厳しいのだ。電極差し込み口からケーブル導体をまっすぐ挿し込もうとすると、プラグ/コネクター電極の真ん中に貫通している圧着固定ネジにぶつかってしまい固定出来ないのだ。この経験は、アクロリンクの6N-P4030を固定する時にも経験していたのだが、すっかり忘れていた。この極太導体をC-0XX/P-0XXシリーズのプラグコネクターにうまく挿し込むには、圧着スリーブを介してプラグコネクター電極に接続してやるか、ケーブル導体を二股に分けてやり、挿し込むことで解決出来る。二股に分けて挿し込むのは、私なりの解決法なのだが、こうすることで、プラグ/コネクター電極の圧着固定ネジとの干渉を回避出来るのだ。二股差し込みにおいて、もう一つ良い点としては、仮想上、2本の導体がプラグ/コネクター電極に挿し込まれる事になり、電極固定金具のネジ止め固定の際の物理的安定度が増すのである。つまり、こういうことである。1本の導体を挿し込んだ状態で、電極固定金具を締め上げると、固定金具上の左右のいずれか一方のみにケーブルが接触する状態となっているため、固定金具が斜めになった状態で固定されてしまうのだ。ところが、2本の導体が挿し込まれた状態だと、固定金具とは2カ所で接触する事になり、固定金具が水平状態のまま締め上げる事が出来るのだ。文章で説明するのは難しいのだが、実際にやってみた方なら、このことはご納得いただけるかと思う。
で、取り急ぎ完成したのが、上の写真のような自作ケーブルである。今回は、ケーブルの素の状態での素性を探る意味合いもあって、メッシュチューブ被服や重量付加などは一切おこなわなかった。ま、このままでもなかなか見栄えが良いではないか。私の場合、どうせ、後でメッシュ被服処理等を施してしまうことになるのだろうが。
こちらはP-046プラグの挿し込み状態。φ15もの極太ケーブルともなると、P-0XXシリーズのケーブル挿し込み口もめい一杯だ。ただ、このプラグは最大でφ18くらいまでは対応できるので、まだ少しだけ余裕がある。このくらい太いケーブルの方が、ケーブル固定の面でも安定する。

肝心の音質だが、これは素晴らしい。エージングがまったくなされていない状態でのいきなりの試聴なのだが、非常にレンジが広く、低域が強く押し出され、高域の延びと切れも最高である。中域の充実度、存在感も、今までの切り売り電源ケーブルでは得にくいものが感じられる。ボーカルにしても、声の輪郭や立ち上がりが鋭い。これはひとえにPCOCC-A-OFC導体の素性の良さなのだろうが、それを含めたケーブル設計の妙とも言えるだろう。キャプタイヤ形式のごくオーソドックスなケーブル構造ながら、VCTなどとは明らかに格の違いを見せつける。このくらい導体径の太い電源ケーブルの場合、得てして低域がだぶついたり、高域の延びがおろそかになりがちであるのだが、この点をうまく回避している。全ての帯域でエネルギッシュにバランスが取れている。これはPCOCC線材の硬さがかなり影響しているのではないかと推測される。プラグコネクターもハイグレードのものを使用しているため、これらの影響も多大なものと思えるのだが、どうやら相性は良さそうである。あえて言うなれば、柔らかいニュアンスや、左右に包み込むような広がり感がやや不足かとも感じるのだが、これはエージング不足から来ているものと思われる。いずれにしても、このTUNAMIケーブル、かなりの最強切り売りケーブルと言えるかもしれない。

濡れるようなボーカルの質感や全身を包み込むような雰囲気感をお望みなら、AETのSCR-ACを使うのが最高であるが、鮮烈な表現力と生き生きとして弾力感のあるボーカル、音楽の力強い立体感をお望みなら、TUNAMIは最高である。ケーブル自作派で、尚かつケーブルに多少の出費は惜しまないというのであれば、ぜひこの2ラインナップでケーブルを製作し、聴く音楽によってケーブルをチョイスするというのがよろしいかと思われる。ちょっと出費はかさむけど。私自身は、TUNAMIに様々な処理を施して、最強の自作電源ケーブルを製作するつもり。機器への配線全てをTUNAMIに換えたらどうなんだろうとも思ったりもしている。さらには、屋内配線自体をこれにやり換える事も本気で考えたりしているのだが、それを実行するには10m分購入しなければならないため、予算的に少々きつい事もあり、だいぶ先の話になりそうである。今日はこれまで。

2005.10.25
秋のオーディオ出もの初もの

おひさしぶりです、みじんこです。肌寒い季節になりましたね。巡礼記の更新が途絶えておりました。楽しみにお待ちの方々、すいませんです。最近に限らないのだが、どうもホームページ作成ソフトの調子がおかしいっす。このページも途中まで作っていたのだが、レイアウトが突然崩れてしまい、もう一度作り直す事に。とほほ。気を取り直して、今日は先月から今月までに目についたオーディオ関連の新製品や掘り出し物等をご紹介していきましょう。

秋葉原電気街側、これは総武線高架下付近の風景。先月オープンしたヨドバシカメラの影響はあるようでないようで。電気街側の人波は特に変化なく、歩道を歩く人の数はむしろ若干増えたかなという感じ。ただし、オノデンやサトームセンといった中小電気店は以前より客入りが減っているようにも思える。ラオックスはマック専門店等を再起したり、広告展開したりして、難局を乗り切ろうとしている。ソフマップは中古関連を拡充することで、生き残りを図っている。石丸電気は今月、秋葉原にピュアオーディオ専門館をオープン。専門性を高める事で打開策を見いだそうとしている。ダイナはヨドバシ対策どうのこうのというより、ダイナ自体の再編が激しい状況。先月はダイナ原宿店が閉店した。それにともない、原宿店に集約されていた買い取りセンターが、今月はじめに秋葉原に舞い戻ってきた。秋葉原の好立地に位置する新買い取りセンターでは、中古機器の販売も開始。ウン百万円もの高額製品が次々と発売される状況だけみると、華やいで見えるオーディオ業界も、実はかなり厳しいのだ。
さて、こちらはオヤイデ電気の切り売り電源ケーブル新製品。その名もTUNAMI。古河電工が製造するPCOCC-A-OFC導体を採用。このPCOCC-A-OFC導体φ0.32を69本撚りにしている。ごくオーソドックスな撚り線構成だ。断面積は5.5sqと極太。絶縁材はポリオレフィン系。シールドは薄めの銅箔。外装シースは艶有り黒。S/ALABのハイエンドホースに外見が似ている事から、ハイエンドホース5.5なんてあだ名もあるそうだ。実際には、同社が発売するプラグコネクターC-0XX/P-0XXのおまけであるフェラーリレッドのケースとのマッチングを図るために、艶有り黒にしたらしい。ちなみに、右写真にあるツナミが巻かれているリールには“ツマミ”と書かれているが、これは誤記。なかなかユーモラスな間違いだ。
ツナミの外装シースには“DAIYU DENSEN”と印字されているので、製造は大雄電線がおこなっている模様。とにかくこの電源ケーブルは太い!外形寸法はφ15。ケーブル自体は極端に硬いわけではない。ちょうど良い硬さだ。この太さと硬さが信頼性につながる。ケーブルの構造自体はごくオーソドックスな構成だが、新型導体PCOCC-A-OFCがいかなる音質を有するのか。実は、すでにこの切り売り電源ケーブルを入手し、取り急ぎプラグとコネクターを装着して試聴してみた。はっきり言ってTUNAMIは凄いです!荒々しさが快感のフジクラCV-S3.5、ピュアイズムなディーバス14-4CT、濡れるような艶やかさと色気を感じるAETのSCR-AC、レンジが広く柔和で爽やかなアコリバPOWERMAX5500。私の今までのお気に入り電源ケーブルはこの4種だったが、ここにTUNAMIが加わった。TUNAMIは非常に熱気の溢れる音調で、且つレンジが広く、高域の切れも抜群。単なるPCOCC線ではないのは明らかだ。これを線材に使えば、打倒8N-PC8100も夢じゃないかも。

右はオヤイデ電気が今夏発売したOFC2.0sq単線。地味な製品なので、最近まで気づかなかった。

こちらはエプソンが先々月発売したオールインワンプロジェクターシステムEMP-TWD1。左はソフマップ秋葉原AV専門館、右はソフマップ銀座店での展示風景。プロジェクターとDVDプレーヤーとスピーカーが合体した製品だ。これ1台とスクリーンがあればホームシアターが構築出来るのだから、お手軽なものだ。発売直後からスクリーン付きで138,000円で売られていた。プロジェクターの敷居もずいぶんと低くなったものだ。プロジェクターを持っていない私が言うのもなんなのだが。AVマニアは買わないと思うのだが、これもAV業界の一つの流れなのだろう。
EMP-TWD1の背面、というか、投影レンズの反対側。DVDディスクのトレイと、スピーカー(白いネットで覆われている部分)が確認出来る。
こちらはコイズミ無線に初入荷したコンデンサー。ドイツのMUNDORFというパーツメーカーのコンデンサーで、容量も豊富に揃っている。このコンデンサーの輸入会社は先日のハイエンドショウ東京にも出展していた会社。どれほどのものなのかよく分らないが、興味のある製品ではある。
こちらも同ブランドのコイル。ご覧の通り、リール状のプラスチックに巻かれた空芯構造となっている。導体には赤い絶縁被覆らしきものが被せられており、存在感抜群。これはたしか、六本木工学にも入荷していたような気もするが、どうだったか。パーツの選択肢が多くなることは、自作派にとっては嬉しい事だ。
コイズミ無線に入荷したスピーカーユニットのコーン紙用強化塗料。エンクロージュア強化塗料に続くハセヒロの新製品だ。塗料とは言っても無色に近いので、塗布しても色はほとんど付かない。紙系のコーン紙に塗布する事で、コーン紙を硬くし、音質を向上させるという効果だ。ありそうでなかった製品かもしれない。紙系のコーン紙以外、例えば、ポリプロピレン系や金属系のコーン紙には使えない。実は、この塗料のデモンストレーションを、先日開催された真空管オーディオフェアで聴いた。正直、試聴スピーカー全てにこの塗料が塗布されていたので、塗布の効果が如何ほどのものかよく分らなかった。ただ、直感的に、効果のありそうな塗料とは思われた。それと、コーン紙を“安全に”強化する塗布材は私自身待ち望んでいたものなので、ありがたいものを発売してくれたものだと、ハセヒロさんに感謝したい。
こちらもコイズミ無線に入荷した新型レゾナンスチップ。レクストの新製品だ。レゾナンスチップブロウというらしい。スノウを茶色くしたような焼き物の小片だ。レゾナンスチップについてはいまさら私が使い方を説明するまでもないが、簡単に言うと、これをオーディオ機器やリスニングルームの壁等に貼付けてやるのだ。そうすると、このチップが振動を吸収したり、なんやかんや摩訶不思議なことが起こるらしい。つまりは音質が向上するというものなのだ。この小さな焼き物の粒が4個で4,000円以上もするとは、一般人からすると奇妙な世界だ。ただ、オーディオアクセサリーとしては比較的安価な部類に入るし、手軽に貼付けられるので、人気の高いアイテムだ。なお、今回発売されたレゾナンスチップブロウはコイズミ無線のみならず、私が行きつけのオーディオ店には10月初旬時点で軒並み入荷していた。
キムラ無線に入荷した新型デジタルアンプCA-S3フライングモールの新型デジタルプリメインアンプだ。CA-S3は一応プリメインアンプに該当するのであろうが、入力は1系統のみ。プリ部は増幅無し。正確にはアッテネーター付きパワーアンプと言うべきかもしれない。手のひらサイズなのに、なかなかの実力の持ち主だ。ただ、デザイン的には、マニア受けするものとは感じられず、もっと広い層のユーザー、例えばオーディオに返り咲きたいが、あまり極端な凝り方はしたくない、けれども、スタイリッシュで高性能のアンプが欲しいと言う50年代以上の一般人層を狙ったものと思われる。実際、そういう元のコンセプトであるということは、同社の営業マンから聞いたことがある。右はキムラ無線に入荷したスピーカーターミナルと、その取り付け板のセット。2系統装着されているのでバイワイヤを前提としている。取り付け板は真鍮製と思われ、この取り付け板のみの販売もおこなわれている。ターミナル自体はWBT似のノーブランド品で、秋葉原でよく見かけるタイプのものだ。ちょっとばかり高級感を演じたい自作マニアにはちょうど良いだろう。6,000円はちと高いと思うが。
こちらは9月下旬に若松通商秋葉原駅前店(ラジオ会館4階)に入荷した大型スピーカーターミナル。小規模なアンプメーカーブリッジオーディオラボの製品だ。同メーカーのアンプに搭載されているオリジナルターミナルの単売品である。価格はペアで10,500円。比較するものと一緒に写していないので大きさが分りにくいが、とにかくでかいターミナルだ。バナナにもスペードラグにも対応。
こちらは10月上旬のダイナミックオーディオニュー秋葉原センター店。カスタムケーブルで有名な植木店長のお店だ。AETの電源プラグ/コネクターやアコリバの製品の特価セールを実施中。決算セールかと思いきや、特に何かにつけたセールではないらしい。セール品が無くなり次第終了するとの事。同店は元々、電源プラグ/コネクターにおいて秋葉原最安値だったりするのだが、さらに安くなっていたので、私はAETのプラグコネクターをまとめ買いした。10月中旬時点でも多少は残っていたので、欲しい方は早めに足をお運びあれ。
こちらは同店で試聴したのみで販売されていたキャメロットテクノロジーの新型電源ケーブル。型番はPM-900。同店は、電源ケーブルの新製品が出るたびに試聴をされており、それらを格安で処分販売される。ほぼ新品同様の製品が89,800円と激安販売されていた。市価より2万円は安い。これを買った方はかなりお得な買い物のはずだ。右は同店でセール販売されているアイクマンのスタビライザーTOPPER。地味な製品ながら、オーディオ雑誌でもたまに取り上げられたりしていたので、ご存知の方も多いだろう。同系列店5555では9千円ほどの値付けなので、5,980円はかなりお買い得。同じ系列店でも値段が違うのが、ダイナ系列の面白いところだ。元々興味のあったスタビライザーだっただけに、私も即買した。
同じくダイナニュー秋葉原センター店に限定入荷したワイヤーワールド製RCAプラグ。3種類が入荷していた。これはたしか同ブランドのシリーズ3あたりに搭載されていたプラグだっただろうか。2個ペアで3,980円と決して安くはないが、品質は良さそうだし、在庫限りで終了という事なので、欲しい方はお早めに。
これもワイヤーワールド製RCAプラグ。同ブランドのエントリークラスに使われていたものだったか、映像系だったか忘れたが、これはあまり高級感無し。ペア1,980円なり。

これもワイヤーワールドのRCAプラグ。同ブランドのRCAケーブルに多用されていたので、ご存知の方も多い事だろう。ペア8,800円とけっこう高め。このプラグ自体は元々単品販売されていた事があり、当時の実売はもっと高かったはずだ。

さて、こんな感じで、足早に秋葉原最新情報をお届けしました。本当は、もっと多くの新製品が入荷しているのだけれども、写真撮影がなかなか思うようにいかず、全てを紹介しきれないのが残念だ。特に、ヨドバシカメラマルチメディアアキバに関しては、旬のネタでもあるし、オーディオアクセサリーもそれなりに揃っていて、ぜひ紹介したいと思ったのだが、店員さんの監視が厳しく撮影できなかった。ま、秋はオーディオ新製品のラッシュ時期でもあるので、皆さんも秋葉原へ散策に出かけてはいかがだろうか。きっと自分なりの掘り出し物があるはず。

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