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オーディオみじんこ
オーディオ聖地巡礼記2006年6月下旬

ここでは、みじんこの足で稼いだオーディオショップ巡礼記をお伝え。巡礼地は秋葉原を中心とした東京都内のオーディオショップ最新情報、みじんこの目に止まった新入荷のオーディオアクセサリーや珍品、名機と謳われた中古オーディオ機器の入荷状況をいち早くご紹介!みじんこがオーディオ店で見て聞いたオーディオ業界裏話も。

2006.06.19
新宿オーディオ店最新情報

こんばんは、みじんこです。梅雨ですね。さて、今日は新宿のオーディオ店情報をレポートします。

オーディオユニオン新宿店。JR新宿駅南口を降りてすぐ。1階がオーディオユニオンセカンドハンズ。地下がオーディオユニオン新宿店。セカンドハンズは中級クラスまでのオーディオ機器、映像機器、DJ機器を扱う。新宿店は中級〜ハイエンド製品を扱う。
セカンドハンズ。ビクターの最高峰VHSビデオデッキHR-20000。1992-1994年製造。定価42万円。中古948,000円。俗にいうバブルデッキのひとつ。バブルデッキには他に、三菱HV-V7000(1990年発売35万円)、パナソニックNV-V10000(1988年発売41万円)、ビクターHR-Z1(1991年発売30万円)が有名。1980年代後半〜1990年代前半にかけて、このような高級ビデオデッキがAVマニアの人気を博していたのだ。HR-20000はその中でも特に高い人気を誇っていた。とてもビデオデッキとは思えない重厚さ。現在でも人気が高い。ヤフオクでは8万円前後で取引されている。オープンボタンを押すと、フロントのカバーが電動で開き、ビデオテープ挿入口が表れる。

右はマランツのSA-12S1。デザインが洗練されていて、けっこう好み。音楽性に秀でたプレーヤーとして評価が高い。発売は2001年。定価399,000円。中古169,800円。滅多に出ない機種なので、欲しい方は即抑えるべし。DVDオーディオ未対応なのでユニバーサルプレーヤーではないが、SACDとDVDビデオの再生が可能。DVDオーディオってマイナーな存在になってしまっているしね。

左はパイオニアのマルチチャンネルアンプVSA-AX8。2001年発売。定価29万円。中古価格は94,800円。ここ1年余りでずいぶんと安くなったものだ。右はVSA-AX10。2001年発売。定価42万円。中古価格159,800円は高い。現在は13万切りくらいが適切と思う。パッと見の外見はVSA-AX8と上位機VSA-AX10では見分けがつかない。シャーシ構造や内部パーツ、背面端子などに価格相応の違いがあるようだ。
セカンドハンズの地下にあるオーディオユニオン新宿店。C.E.CのプリメインアンプAMP-71。2001年発売。現行製品。定価525,000円。中古294,000円。200W+200W/8Ω。カルロスカンダイアス氏によるA級LEFアンプだ。同店では年に数回、同機を見かける。オーディオライター村井裕也氏の愛機として記憶している人も多いんじゃないかな。

右はPASSLABのモノラルパワーアンプAleph2。100W/8Ω。発売1996-2001年。ペア定価1,260,000円。中古ペア42万円。Aleph0の後継機であり、Aleph5のモノラルバージョンとも言える。

おっとこれは貴重な!ヤマハYOP-1だ。中古市場に滅多に出ない珍品だ。YOP-1はGT-2000の外付け強化電源。GT-2000オーナー垂涎のアイテムなのだ。これを使う事でターンテーブルの回転が安定し、音質が向上するというわけ。GT-2000シリーズとはキャノン端子で接続する。定価33,800円。中古29,800円。20年近く前の製品が定価とさほど変わらぬ値段で売られているのはおかしいんじゃないかと思われるかも知れない。けど、YOP-1は引く手数多なので、この値段はかなりお買い得。GT-2000ユーザー以外には関係ない装置ではあるが。

右はマランツのCD-23LTD。鍋の蓋のようなガラスカバーを手で開け、CDディスクをセットする。なんともアナログ的なトップローディング方式だ。CD-23LTDはCD-23の限定機種である。正確な発売年は忘れたが、たしか1999年頃の製品だったと思う。定価は20万円だったはずだ。他のCD23はスイングアームメカCDM9を搭載しているが、CD-23LTDはCDM9PROを搭載。撮影時点では値札が貼られていなかったが、その後99,800円の値付けがされていた。CD-23LTDはなかなか出て来ない機種。CD-23シリーズを探している人にとっては即買いかも。この手のコンパクトサイズCDプレーヤーとしてはソニーCDP-X5000もあり、どちらも中古市場での人気は衰えていない。

オーディオテクニカのケーブルジョイントアダプターTCT-8が入荷。本来はカーオーディオ用のアーシングパーツ。福田雅光先生がオーディオアクセサリー誌120号(2006年春号 旬の音本舗福田屋274ページ)で紹介。福田先生はTCT-8をバイワイヤリングアダプターとして応用されていた。私もすでにTCT-8を購入しているが、まだ試していない。

福田先生が雑誌で高評価する度に、オーディオ店にはそのアイテムが緊急入荷する。似たような現象には、レビトン8215CAT、品川電線VVF-2.0、東日京三EM-EEF2.0があった。

右はケンウッドのチューナーL-01T。トリオ時代KENWOODブランドの製品だ。高性能チューナーとして現在でも人気が高い。発売年は忘れたが、20年以上前のものであることは間違いない。定価は16万円だったはず。

ところ代わって、ヨドバシカメラ新宿西口本店マルチメディア館。何階だったか忘れたが、ビクターのウッドコーンスピーカー製造工程の展示物が置かれていた。ほうほう、こうやって作られるのかと思った次第。右はウッドコーンスピーカーを組み込んだミニコンポビクターEX-A1。ミニコンポって懐かしい名前だが、このくらいの極小システムはミニミニコンポって言うのかなぁ。
ヨドバシカメラ新宿西口本店は国内有数のオーディオアクセサリー取扱い数を誇る。さすがは大規模小売店。販売価格はオーディオ専門店と同等か、やや高めの事が多い。ヨドバシ10%ポイントを鑑みると、けっこう安かったりする。上はコンセントと電源ボックスの陳列コーナー。メジャーなブランドの現行製品が軒並み陳列されている。オーディオテクニカ、ベルデン、チクマ、CSE、オーディオリプラスなどが確認できる。
こちらも電源ボックス陳列コーナー。ここに映っているブランドはJ-1プロジェクト、オーディオリプラス、オヤイデ電気、ORB、チクマ、CSE、SAEC、フルテック。2004年のPSE規制の際には、電源アイテムが一挙に減少したものだが、あれから2年弱。店頭は賑わいを取り戻している。ただ、電源ボックスは国内メーカーが席巻。海外製電源ボックスで輸入再開されたものはPSオーディオのJuiceBarとベルデンの2品目くらい。

今日はこれまで。ではでは。

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