オーディオみじんこ
BS-150-1のスピーカーボックス差し上げます! 2005.4.12告知 今年1月23日にオーディオ雑誌3社主催にて長岡鉄男遺作スピーカーチャリティーオークションがおこなわれました。その時に私が購入したBS-150.1のスピーカーボックス部分ペアを欲しい方にお譲りします。早い者勝ちです。なお、ユニットとアッテネーターは付きませんのでご自身で調達して下さい。オークションの光景は下記リンクにまとめてあります。 上の写真はオークション会場におけるBS-150-1の展示試聴風景です。この個体は雑誌に掲載されたBS-150-1作例そのものであり、雑誌掲載用に雑誌編集者が組み立てられたものです。オークション会場でもかなり良い音で鳴っておりました。入札者が複数人名乗り出たため、結局は私がジャンケンで勝ち取ったものです。設計図自体は「長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術3」に掲載され、その後「月刊ステレオ2003年2月号」及び「長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術5こんなスピーカー見たことない 製作実践編」に製作記事が掲載されております。BS-150とBS-150-1の違いはユニットのみで箱は変わりません。長岡先生がBS-150を設計された時点ではFT57DとFW168の組み合わせを指定されていたのですが、その後これらの後継ユニットであるFT48DとFW168Nが発売されたため、雑誌社の判断により型番の末尾に-1を付けることにしたそうです。このBS-150-1のスピーカーボックス無償提供にご興味のある方は、続けて下記の説明をお読みください。 BS-150-1はツイーターを前向きにウーハーを外側向きに設置するのが基本ですが、それ以外にもツイーターを斜上向きにしても良いそうです。BS-150-1は入手時点で、ツィーターFT48DとウーハーFW168NとアッテネーターR80も搭載された完成状態でした。ただ、ケーブルは直出しで、ターミナルは付いておりませんでした。私はこのスピーカーの外装を塗装し、さらに壁掛けできるようにフックを取り付けて自宅のサブスピーカーとして使うつもりでした。しかしながらその後、計画を変更してユニットとアッテネーターを別のスピーカー製作に流用することにしましたので、ボックスからユニットとアッテネーターを取り外しました。結果、スピーカーボックスが不要になり、捨てるのももったいないので欲しい方にお譲りすることにしました。 組み込まれていた内部配線とコンデンサー(フォステクスUΣ10マイクロF)はボックスと一緒にお送りします。箱内部に貼付けてあるグラスウールもそのまま付けておきます。ご参考にBS-150の製作記事のコピーも一緒にお送りします。FT48DとFW168NとR80B各2個はご自身でご用意してください。お譲りする箱と内部配線に、FT48DとFW168NとR80Bをハンダ付けし、このスピーカーボックスに取り付ければBS-150-1が出来上がります。これらのパーツはコイズミ無線などで3万弱で揃うでしょう。箱はすでに出来上がっているので、このスピーカーの製作はハンダ付けができる方というのが最低条件です。できれば、一度でも自作スピーカー製作をしたことのある方にもらっていただいた方が、私としては安心です。なお、ユニットを取り付けると下写真のようになります。なかなか、魅力的で面白い外観です。フックなどを取り付ければ壁掛けにもできるでしょう。そうすれば、マルチチャンネルのリアスピーカーにも使えそうですね。もちろん、これをメインスピーカーになさってもなんら問題ありません。それだけの実力は有しています。
音質について。主観ですが、BS-150-1はタオックのFC-3000と似たような高域の艶と切れの良さ、弾ける中低音を有しています。3万弱の投資でこれだけの音質が得られれば言うことないでしょう。外装や吸音などを工夫すればそれ以上の音質を有するスピーカーに仕立てられると思います。それにこの独特の形状のスピーカーは市販品では望んでも得られないものです。もちろん、これは音質上の理由があってこその形状で、長岡スピーカーらしい設計思想を盛り込んだスピーカーです。 ネットワークについて、ウーハーはコイルなしのスルーです。ウーハー取り付け位置を斜にすることで高域が耳につかないように設計されています。ツイーターはシンプルな6dB/octで、10マイクロFのコンデンサーがシリーズに入ります。斜カットなど工作上難しい箱なので、この箱をご自身で作るのはちょっと面倒でしょう。板材は15mm厚シナ合板です。未塗装です。箱の白い1辺は水中ボンドというもので隙間を埋めた箇所です。もちろん、これも長岡先生の指事通り雑誌編集者の手によりおこなわれた工程です。外装はニスやオイルステインなどでお好みの色に塗装されると良いでしょう。さらに、スピーカーターミナルも付けられた方が良いでしょう。長岡先生の説明によるとターミナルはダクト開口面に取り付けることを推奨されています。 このスピーカーボックスをなぜヤフオクに出さないかと言うと、チャリティーオークションで購入したものに関してはヤフオクで転売しないで欲しい、というチャリティーオークション主催者からの暗黙のお願い事があるためです。私もそう思います。よって、私のホームページをご覧いただいている方々の中で欲しい方に無償にてお譲りすることいたしました。つまりタダです。早い者勝ちです。ただし、送料のみご負担下さい。発送はクロネコヤマト宅急便、送料着払いのみでお願いします。もし、近隣の方で直接自宅まで取りに来られると言う方のみ、例外として直接手渡しとします。梱包はまだしておりませんが、お譲りする方が決まり次第、厳重に梱包してできるだけはやくお送りいたします。梱包は2個口になり、梱包サイズは推定で1梱包あたり120cmサイズになると思われます。 それでは、この長岡先生設計のスピーカーを仕立ててみたいという意欲のある方はメールbarmijinko@yahoo.co.jpにてご連絡下さい。お待ちしております。 |
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