オーディオみじんこ
わが愛しのオーディオアクセサリー
接点復活材/クリーナー

オーディオをやっていると普段のホコリ払いを始めとして、レコードの洗浄、各種接点の清掃など様々な手入れが必要になってきますし、それがまた楽しみにもなってきます。当然、オーディオマニア向けのクリーナーグッズが市販されており、オーディオ店に行けば液体、スプレー、布など多種多様なクリーナーが売られています。ある程度のマニアならなんらかのクリーナーをお持ちでしょう。みじんこも多様なクリーナーを使用していますので、ここではその一部を紹介します。この中でも研摩布ポリマールとエタノールの組み合わせは接点の汚れ落しに効果抜群!特におすすめです。

SETTEN Pro (セッテンプロ)
KRYPTON / SETTEN PRO
接点復活剤
実売:\6,000〜6,300
最安:\5,980
購入:ダイナトレードセンター2F
セッテンプロは俗に接点復活剤とか接点導通剤と呼ばれるもので、ケーブル類のプラグに塗布することで信号の通りを良くするもの。セッテンプロは\6,300程度で販売されており、カーボン含有率が1/8のセッテンNo1は\3,000ほど。セッテンプロの最安はダイナミックオーディオアクセサリー館で\5,980。セッテンシリーズは他に銅微粒子入り、銀微粒子入りのシルバー、金微粒子のゴールド、金銀配合のハーフ&ハーフがある。それぞれに音質的特徴があるらしいが、私は取りあえずセッテンプロで充分だ。セッテンシリーズは数ある接点復活剤の中でも定評があり、効果も確かにある。中身は墨汁のような黒い液体で、スクワランオイルに炭素の微粉末を溶かしたものである。しばらく使ってないと炭素が下に沈澱するので、使う時はよく振ること。私は電源プラグや信号系などに使っているが、塗るとたしかに音の迫力、瞬発力が増す。ローカルメールで販売しているダイヤさんスペシャルも中身はこのセッテンプロである。ちなみにみじんこはこの〜スペシャルシリーズの銅さんスペシャルを使用したことがあるが、内容量が少ないため接点を20ケ所ぐらい塗布したら無くなってしまった。ま、こういう液体モノは、例え説明書きに「この製品は少量で効果がありますので、薄くのばしてお使い下さい」とあっても多めに塗ればより効果が上がるんじゃないかと思って余計に塗ってしまうものである。
CAIG (ケイグ赤)
接点復活剤
実売\-
ケイグは昔からある接点復活剤。赤とゴールドがあるが、いずれも内容成分は秘密らしい。赤は値段が手頃なことと、どこのオーディオ店でも置いてある入手しやすさがいい。みじんこも学制の頃に購入したので、いくらだったかは覚えていない。もちろん今でも売っている。色はまさしく赤透明な液体である。因みに、ケイグゴールドという上級版は琥珀色の液体。ケイグも他の接点復活剤と同様にあらゆる接点に有効らしいが、どちらかというとボリュームなどの回転部分に使うと良いらしい。その場合は、極細ノズル付きのスプレータイプの方が使いやすく、値段も\1,500円程度と手頃。私はビンタイプを信号系や電源系に使っている。常用しているので使用前使用後の音質への影響はいちいち確かめてない。ま、たぶん効いてるのだろうが、他の液体クリーナーも含めていずれきちんと比較テストをしてみたい。なお、ケイグは流動性の高い液体のため、使った後は蓋をきちんと締めてないと、結構漏れやすい。また、塗布すると当然だが接点周りが赤く染まる。ケイグに赤色が付いていることによって、塗ったかどうかの確認ができるのは利点。しかし、ややもするとプラグ周りが赤く汚れたようになってしまう。ま、液体系クリーナーというのは、見た目にも、音質的にも、さらには経済的にも塗り過ぎないことが肝心。また、どの接点復活剤も塗過ぎは禁物、と説明書きをしている。
チタンオーディオオイル
和光テクニカル / Ti-102(100cc)
接点復活剤
実売:\1,700
購入:オヤイデ電気
AT607 オーディオテクニカ製
レコード針洗浄剤
実売:\900
最安:\800
購入:オーディオユニオン吉祥寺店
レコード針洗浄剤は俗にスタイラスクリーナーとも呼ばれ、レコードのカートリッジの針用の洗浄液である。スタイラスクリーナーも多様な製品が存在し、価格も下は数百円から、高いものでは1万円を越える。このAT607は900円ほどと手頃で、オーディオショップならどこでも置いてあるので入手しやすい。この製品はアルコールと界面活性剤を主成分とする。他のクリーナーは使ったことは無いので洗浄能力の比較はしてないが、問題なく使っている。蓋に付いているハケで針先を撫でるように洗う。しかし、この付属ハケはかなり硬いので、逆に針を傷めないか心配になったりもする。とあるオーディオ店によると「レコード針はかなり硬めのハケでごしごしやっても大丈夫ですよ」とのことではあるが。また、AT607のようなアルコール系スタイラスクリーナーはダイヤ針の接着剤を劣化させてしまうと言う話も。となると、いずれは非アルコール系を入手したいとも思うが、そこまで気にする必要もないような気もする。
クリプトン / ZW1(ゼータウォーター)
CDディスククリーナー
浜田ラボ製
クリプトン扱い
実売\4,600前後
最安:\3,600
購入:ダイナ5555
ディスク用の液体クリーナーは波動やら生命エネルギーやらなんだかんだと今やオカルトに近い様相を呈している。当然だが、この製品は画期的で、他のどんなクリーナーよりも効きます、と謳っているものを良く見掛ける。しかし、要は単なる洗浄液である。ま、疑いの眼を向けつつも、その余りの効果効能合戦に押されて、みじんこも高性能?ディスククリーナーが欲しくなってしまった。今まではオーディオテクニカの安いものしか使ったことがないので、さて高価なディスククリーナーにはそれ相応の価値があるのか興味津々である。そういうわけで、オーディオ誌の評価などを色々調べているとゼータウォーターとディスクレゾリューションの2種が優秀らしいとのこと。ディスクレゾリューションは定価\4,800実売\3,980、ゼータウォーターに至っては定価\5,800実売\4,600前後と、数あるCDクリーナーの中でも最高額である。ディスクレゾリューションはダイナ5555aaaとエンゼルポケットでしか見かけない。ディスクレゾリューションというクリーナーの存在すら知らないオーディオショップの店員も多かった。かたやゼータウォーターは国内製品なので比較的どこのオーディオショップでも見かけるが、とにかく高い。なら少しでも安いディスクレゾリューションにしようと思いダイナ5555へ向かった。そして、その時たまたまダイナ5555でゼータウォーターが\3,600で特売されていたのを発見!迷わずゼータウォーターを入手。中身はやや青みがかった液体で、無臭。弱アルカリ性とのこと。なんでもゼータ?の力でディスクの汚れを落とし、飛躍的な音質向上が望めるらしい。一見科学的なように理路整然と説明書にはその音質改善効果を述べているのだが、とどのつまり「ゼータ」とはつまるところ何なのかは不明。オカルト系である。ま、効果があればそれでいいのだが。スプレータイプなので、ディスク面にシュシュっと吹き付けて、磨き布で拭き取ってやる。実際に使ってみると単なるクリーナーで、汚れは落ちるが飛躍的な音質向上は実感できなかった。ま、悪いものではないので使い続けている。なくなったら今度はディスクレゾリューションを買ってみよう。ん?みじんこってけっこうオーディオアクセサリーメーカーのいいカモになってるかもな。
エタノール500ml
各種洗浄用
実売\800程度/500ml
購入:どこの薬局にも置いてある
薬局で普通に売っている薬用アルコール。ただ、店頭には陳列されていないので、店員に言うと引き出しから出してくれる。エタノール100%の無水エタノールと70%の消毒用があるが、70%の方が安いので常用している。オーディオの接点からフロントパネルの手垢までなんでも使える。ティッシュやタオルに染込ませて使用すると、拭いた部分に糸屑が残ってしまうので、後述の鹿革や糸屑の出ない化学ふきんに染込ませて拭くと良い。
Cleartone558(クリアトーン558) レコードクリーナー
ナガオカトレーディング製 
実売\1,500程度
購入:木村無線
準備中
Stat-Ban 562 (スタットバン562)
レコード帯電防止/乾性潤滑剤
ナガオカトレーディング製
実売\-
購入:木村無線
準備中
BalanceWasher 33A BalanceWasher 33B (バランスウォッシャー)
レイカ製
バランスウォッシャー33はLP用のレコード洗浄液で、SP用は別に商品化されている。33Aが洗浄用で33Bが仕上用。どちらも透明の液体で、大容量と小容量がある。私は\1,000ほどで小容量を入手。まだ、そんなに使っていない。下述のビスコCLを併用するよう指定されている。
ビスコCL レイカ製 CD磨き布 実売\1,000前後
準備中
ビスコ レイカ製 LP磨き布 実売\1,000前後
準備中
高級鹿革 磨き布
実売\300程度
購入:東急ハンズ新宿店
高級鹿革は汎用性の磨き布で、江川先生のお勧めでもある。コイズミ無線で入手できるが、類似品が東急ハンズで安く売っていたので購入。プラグやコネクターを磨きにも使えるが、特にフロントパネルの手垢を拭き取るのに便利。下述のポリマールと使い分けると良いだろう。汚れを徹底的に落とすなら研磨剤入りのポリマールが抜群であるが、鹿革はポリマールと違って、汚れたら洗濯機で洗って何度でも使えるので経済的。同じようなもので眼鏡用のレンズ拭き布も同様に使える。また、壁コンセントの電極清掃用には、江川工房鹿革スティックがけっこう使える。壁コンクリーナーはありそうで無かった。コイズミ無線で入手できる。
ポリマール
金属用磨き布
実売1枚入り\250 2枚入\500
購入:東急ハンズ新宿店
ポリマールは本来シルバーアクセサリー用だが、オーディオアクセサリー誌で汚れが良く落ちると紹介されていた。で、東急ハンズ新宿店シルバーアクセサリーコーナーで入手。ポリマールには、銀用(水色)真鍮用(緑色)など数種類あるがどれでもいいだろう。ポリマールは単なる金属磨き布であるが、オーディオ機器のプラグ類を磨くとみるみる汚れが落ちる!これはお勧めだ!ポリマールが真っ黒になって、プラグはピカピカになる。ただし、ポリマールには研磨剤が入っており、メッキ無しの真鍮や銅の接点を磨く分にはいいが、金メッキなどを施したプラグを磨くとメッキがはがれてしまう危険性があるらしい。とは言ってもプラグなどはそんなに頻繁に磨くものでもないので、私はメッキプラグにも使っている。ただ、レタリング文字は擦りとれたら取りかえしが付かないので、フロントパネルには使わない方がいいだろう。メッキや文字剥がれが心配な時は、上述の高級鹿革と使い分けると完璧だ。なお、ポリマールは洗うと研磨剤が抜けてしまうので使い捨てである。安いのでまとめ買いしておくのがいい。
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