ここでは、 注目すべき国産小規模オーディオ機器メーカーをあいうえお順にご紹介している。もちろん、国産の小規模オーディオメーカーはここに紹介している以外にも数多く存在するのだが、あくまで私好みで選出しているのであしからず。ま、面白そうなメーカーがあれば順次追加していきます。なお、これらのリンクはリンク先の了解を得ていないので、リンク先にご迷惑がかかるようでしたら即時削除します。その旨ご一報下さい。
47研究所 設立1992年 所在地 東京都武蔵野市
http://www.47labs.co.jp/
ラックスや京セラでオーディオ機器を設計していた木村氏が立ち上げたメーカー。私の居住地の近く、吉祥寺に居を構えている。マニアの方ならご存知ない人はいないと思うが、同社ホームページを見ていただいても分かる通り、極めて独創的なデザインをした製品群をラインナップ。まさに通好みだ。特にCDトラポのMODEL4074PiTracerは独特なメカニズムと機能的なデザイン、音質の良さから、多くのマニアの憧れの的。私も欲しい。同社製品はいずれも配線と部品点数、接点を最小限にすることで、反応性の良さ、音質劣化の極小化を目指している。配線材についても独自の理論を備えている。一昨年より小型フルレンジスピーカーの開発にも注力。これで、アンプ・CDP・ケーブル・DAC・スピーカーと自社製品で完結できるようになった。私は同社の製品を所有していないものの、試聴会で度々耳にすることがあり、その製品哲学と製品自体の魅力に強く惹かれるものがある。また、木村氏の真摯なお人柄にも好感が持てる。
フライングモール 創立 2000年 所在地 静岡県浜松市
http://www.flyingmole.co.jp/jp/index.shtml
元ヤマハの技術者が立ち上げたメーカー。デジタルアンプをラインナップしており、ピュアオーディオにおいてはDAD-M1が鳴り物入りで登場。デジタルアンプの可能性を世に知らしめた貴重な存在だ。DAD-M1と内容は同じで筐体が違うDMD-100pro、いずれも小さくて見てくれは高級感が微塵も無いのに、オーディオ店で試聴した限りではメリハリ調の鳴りっぷりで好感が持てる。比較試聴したAU-α907NRAの方が霞んで聴こえた。手頃な価格なので密かに手を出しているマニアも多いようだ。雑誌でも度々取り上げられているので知名度も上がっている。私個人としてはDMD-100dc+に注目している。これはDMD-100proにDC電源機能を追加したモデルで、AC100V以外にもDC12Vによるバッテリー駆動にも対応している。電源経路の汚染を断ち切ることのできるバッテリー駆動でどんなパフォーマンスを発揮するか興味深いところ。同社の製品は製品自体も小型だが、価格も安い。難点は端子類がちゃち過ぎるのと、デザインがヘボいところか。私がもし使うならば、ケースを自作して中身をそっくりそのまま移植。ついでに端子類の高級化も図りたい。
サンバレー
http://www.sunvalley-e.co.jp/kit/top/top.htm
ザ・キット屋の愛称で知られる真空管アンプメーカー。活発な製品開発に好感が持てる。店長日記がほぼ毎日更新されているのが凄い。展示会でも幾度か見掛けたことがあるが、同社のブースはいつも満員。個人的には6C-33CB使用のSV-63をぜひ操ってみたいと思っている 。