オーディオみじんこ
みじんこお気に入りのオーディオリンク集
国産主要オーディオアクセサリーメーカーのリンク
2005.3.9公開

ここでは、 国産主要オーディオアクセサリーメーカーのリンクをまとめてみた。リンク先はあいうえお順に並べてある。まだまだ追加してくのでこうご期待。もし、リンク先にご迷惑がかかるようでしたら即時削除しますので、その旨をメールにてご連絡ください。

アコースティックリバイブ
http://www.acoustic-revive.com/
関口機械販売のオーディオブランド名。ディスク消磁器RD-1で一躍有名に。電源ボックスRTP-6で電源ボックス分野の火付け役となる。その他にも独創的・ニッチ的なアクセサリーを数多く発表。世界に誇れる一大オーディオアクセサリーメーカーだ。

AET
http://www.audiotech.jp/
日本屈指のハイエンドオーディオアクセサリーメーカー。2000年に設立された比較的新しい会社ではあるが、技術的な下積みは長い。代表者の小原氏はS/ALABの設計製作に関わった人らしいので、技術的裏付けがなされた良質なケーブル類を製品化している。純日本性の高度な加工技術がモットーで、実際に製品の加工精度は抜群に良い。電源/SPケーブルGAIAやSCRを始め、MWTを採用したケーブル類はS/ALABの発展系ともいえるもの。S/ALABとの構造上の決定的な違いはシールド材にノイズビートと言われる特殊シールド材を採用していることであろう。切り売りケーブルとしては高値なものの、私を始めとして同ブランドのケーブルに手を出す人は多いようだ。同社の製品には一貫した製品思想があり、発売する製品にもその思想が具現化されたような音色を有している。同社の製品には「研ぎ澄まされた刀のような」或いは「混じりっけのない源流のような」という表現が似合っている。2004年初頭にはケーブル構造に微変更を施したspec2004を発売。さらに2005年に入り電源系ラインナップを一新。PSE-018HRなどオリジナルプラグの製品化に合わせ、GAIAの後継機たるSCR-ACを投入。同社最上級電源ケーブルとしてSIN-ACも新規投入された。SHT構造と称した新型導体構造を有しているらしいが、私が見る限りMWT構造と違いは無いように思う。SCR-ACとSIN-ACの切り売りケーブルはキムラ無線で入手できる。

オーディオテクニカ
http://www.audio-technica.co.jp/
言わずと知れたオーディオ関連商品の大御所メーカー。業務用機器はもちろんのこと、民生用のヘッドホン・カートリッジ、マイクなど多彩なオーディオ小物系を製品化している。カートリッジやターンテーブルシート、スタビライザーなどアナログアクセサリーの新製品投入も堅調。同社のカートリッジやスタビライザーは私も愛用している。PSE問題で海外製高級ブランドが縮小している間隙を突き、2004年以降はピュアオーディオ向け電源ボックスや電源ケーブルを多数投入している。

オーディオムカイ
http://www.mukai.gr.jp/
中国産御影石ボードから始まり、近年は水晶インシュレーターなど敷物系アクセサリーの製品ラインナップを充実。御影石ボードは業界最安。私もムカイのボードを愛用している。トップページがなぜ「輸入住宅を建てようとしている人へ」という題名になっているかというと、同社は元々、向井建設という建築業者だからだ。

オーディオリプラス
http://www.audio-replas.com/
石英インシュレーターが有名。電源ボックスにも確固たる地位を築いている。私は同社製品を所有したことは無いが、石英インシュレーターは使ってみたいと思っている。

オヤイデ電気 創立1957年 店舗所在地 東京都千代田区
http://www.oyaide.com/
いわずと知れたオーディオケーブル界の老舗。私も日々お世話になっている。本業は業務用電工パーツの卸小売だが、オーディオ関連においてもオーディオ用電源タップOCB-1をいち早く製品化するなど、オーディオ業界に古くから知られた存在だ。ここ数年の自作ケーブルブームと、オーディオ好きな村山氏が社長に就任されたことで、自社製品の開発が加速。この1年余りの間にオリジナル製品を矢継ぎ早に発表している。PSE認証による海外製品の輸入制限も相まって、今や自作オーディオアクセサリー製作においてオヤイデ電気はなくてはならない存在となっている。コンセントSWO-DXの発表によってコンセントブームを起こすなど、むしろ、オヤイデ電気が今日の自作電源アクセサリーブームの呼び水となった観もある。あまり知られていないことだが、オーディオテクニカをはじめとしたオーディオメーカーへのOEM供給もおこなっている。近年はティアックエソテリックカンパニーやアクロリンク、アコースティックリバイブとの共同開発も盛ん。先日、ホームページの大幅改良が行われ、格段に情報量が増えたとともに、閲覧もしやすくなった。店舗自体は雑然とした秋葉原の電工パーツ店という店構え。福田雅光先生などのオーディオ評論家が立ち寄られたりもする。本社は御茶ノ水の閑静な場所にあり、製品開発はそこで行われている。

カイザーサウンド
http://www.rosenkranz-jp.com/index.html
ローゼンクランツインシュレーターが有名。カイザーウェーブ理論やカイザーゲージなど独自の理論武装を推し進めている。モノは良さそうだが、カリスマ的な雰囲気が好き嫌いの分かれるところ。独特の存在感はたしかに所有欲を駆り立てられるものがあり、私も同ブランドのPB-COUSINかPB-POINTBASIEあたりの手頃なインシュレーターを試してみたい。

クリプトン
http://www.kripton.co.jp/
ブラックメタルと称した制振合金M2052インシュレーターKAシリーズ、吸音材ミスティックホワイト、接点復活材SETTENシリーズなどを手がけるアクセサリーメーカー。これら定番アクセサリーの他にも比較的堅調に製品開発を進めており、昨年はピュアチタンインシュレーターISシリーズを発表。ルームアコーステックパネルAP-10やAP-5も人気のようだ。思えば、私もζ-ウォーターやセッテンプロ、M2052ネジなど同ブランドの製品をけっこう使っている。電源ボックスPB-500やPB-300も比較的新しい製品だが、同社らしいアプローチと堅実なデザインが好ましい。私はいまさら既製品の電源ボックスを使うことはないが、なにか既製品から手頃なモノを選べといわれたら同社のPB-500を挙げるだろう。なお、クリプトンはオーディオアクセサリー専門メーカーというわけではなく、母体は映像関連のインフラ構築や映像製作の会社。

サウンドアティックス
http://www.s-atics.com/
スピーカーユニットやアクセサリー類の輸入業務が主力であるが、自社ブランドのS/ALABやディーバスを抱える。特に、S/ALABは90年代後半より高品質ケーブルブランドとして広く普及。MWT構造を特徴とするケーブルの切り売り販売もされており、自作マニアご用達のブランドでもある。特にハイエンドホース3.5は発売から5年超の現在も供給されつづけている人気の電源/SPケーブルだ。MWT構造とは、樹脂製コアに導体を規則正しく2層に巻きつけ、この2層は互いに巻きつけ方向が逆になって
いる。MWT構造も含めS/ALABのケーブル設計を担ったのはAETの小原氏だと言われている。S/ALABは処々の理由によりここ数年、ブランドの消滅が囁かれていたが、2005年現在も店頭に並んでいる。ディーバスは2003年に登場した同社の新しいブランド。登場時期的に、S/ALABブランドの消滅がうわさされていた時期でもあるので、S/ALABの補完的な意味合いもあってディーバスブランドを立ち上げたのではないかと思われるが、これは私の勝手な推測。そのような憶測はともかく、ディーバスの切り売り電源ケーブル14-4CTは安価ながら抜群の音質を有している。私もお気に入りの電源ケーブルだ。なお、14-4CTはPSEの絡みもあって2004年4月以降、スピーカーケーブルとして扱われている。

サエク
http://www.saec-com.co.jp/
古くはトーンアームの大御所として知られたが、その後多少の変遷を経ているがSAECブランドは健在。現在はケーブル類をメインにラインナップ展開している。キャメロットテクノロジーやスプラの輸入元としても知られる。これら海外メーカーの技術を取り入れた自社ケーブルも古くから展開しており、有名なのはスプラ社製ケーブルを採用したデジタル同軸ケーブルEFF-2000がある。サエクの電源ボックスもキャメロットテクノロジーの電源ボックスをお手本にしていることは明白。同社が昨年扱い始めたCCSという接点復活材は、たまたま同社社員がオーディオショップでデモンストレーションしているところに居合わせたことがある。アナログケーブルへのひと塗りでたしかにS/Nが増し艶やかに変化したのだが、いかんせん価格が高い。それとこういった塗り物系は良かれ悪しかれ変化を及ぼしやすいというのもある。

CSE
http://www.cse.ne.jp/index2.htm
株式会社CSEのブランド。電源整流装置の製造からオーディオ分野に進出。アイソレーション機器を中心に、電源ボックスや電源ケーブルなどの電源アクセサリー類を幅広く展開。E-100||は手頃そうなので、私も近々導入予定。電源ボックスCX-66は私も一時期愛用してた。PSEにはいち早く対応していた。ただ、菱形PSE(電源パーツへの認証)ではなく丸PSE(電気製品)としての認証となっているのが同社らしいところ。ノイトリックの電源コネクター規格「POWERCON:パワコン」を搭載した電源ボックス/電源ケーブルも製造しているが、コンシューマーオーディオには受け入れ難いのではないか。

J1プロジェクト
http://www.naspec.co.jp/index.html
オーディオ輸入商社ナスペックが展開するアクセサリーブランド。米国にある本家本元のJ1プロジェクトから各種製品を輸入していたが、数年前にライセンス生産権を取得し、J1コンポジットアクセサリーの国内生産販売をおこなっている。硬質ゴムに似たJ1コンポジットを様々な形状で製品化。同素材の詳細は企業秘密となっている。インシュレーターやオーディオボード、オーディオラックを始め、近年はJ1素材で構成された電源ボックスPT6MFCも発売。

石匠運慶
http://www.un-kei.com/
インドや中国産御影石ボードの販売に始まり、最近はカスタムオーダー品も多数手がけている。雑誌にも広告を載せ始めたので知名度も上がっている。

タオック
http://www.taoc.gr.jp/
アイシン高岡株式会社のオーディオブランド。鋳鉄インシュレーターやオーディオラックの老舗メーカー。大型スピーカーベーススタンドDHシリーズやオーディオラックSSシリーズはオーディオマニアのみならず、オーディオ店でも定番的存在として常用されている。インシュレーターのTITEシリーズやSPスタンドのMSTシリーズは私も愛用していた。同社の普及価格帯製品に施されているガンメタリック塗装は古めかしくもあるのだが、私はけっこう好きだ。なお、好評を記したSSシリーズは惜しまれつつも一昨年廃番となり、現在はスタイリッシュなMSシリーズが展開されている。国内の大手オーディオメーカーがスピーカーから次々と撤退している中、スピーカー分野にも進出。FC-3000、FC-5000などFCシリーズと名打った製品がそれであり、適切な規模でバリエーション展開している。高剛性のエンクロージュアに身を包んだオーソドックスな面持ちはいかにも日本的。イベントで聴いた感想だが、海外ユニットを使っているのに音は破綻無い日本的なバランスだった。売れているのかどうかは知らないが、今やタオックのスピーカーは国産現行スピーカーの代表格と言えるかも知れない。

田代合金所
http://tgmetal.co.jp/index.html
TGメタルの名称で知られる鉛製オーディオアクセサリーの老舗メーカー。別にオーディオアクセサリーの専業メーカーというわけではないのだが、故長岡鉄男先生が鉛の防振作用を雑誌上で取り上げたことをきっかけに、オーディオ分野に進出。「TG」と刻印された鉛スタビライザーを使ったことのある人も多いだろう。移り変わりの激しいオーディオ業界にあって、昔からの製品ラインナップをかたくなに堅持している。見た目が重視される昨今のオーディオアクセサリー業界にあって、これほど飾り気も何も無いオーディオアクセサリーも珍しい。オーソドックスすぎるアイテムなので、オーディオマニアの記憶の片隅に残っているだけのような感じがしないでもないのだが、各オーディオショップには並びつづけているので、少なからず安定した需要があるのだろう。私もFJ-02は愛用している。TGメタルの優位性は認知度の高さと価格の安さ、それに効果の明確さだろう。鉛を使うと鉛臭い音がするといって鉛を嫌うマニアも多いが、これは如何に多くのマニアが鉛を使ったことがあるかという証明とも言える。

チクマ
http://www6.ocn.ne.jp/~chikuma/
千曲製作所のオーディオ向けブランド。古くからアルミ筐体電源ボックスを製品化。アコリバ、CSEとともに国産電源ボックスの中核をなす存在。2004年春のPSE施行後、一時的に店頭から消えた。PSE対応版として若干の仕様変更を加え、型番も一新の後、再発売されている。電源ボックス専用ボードという新機軸を開拓したのは記憶に新しい。

フルテック
http://www.furutech.com/new1/index.asp?Area=JAPANESE
台湾のオーディオアクセサリーメーカーだが、現在は日本を拠点にしている。オーディオ向け電源プラグ/コネクターの草分け的存在。FI-15シリーズが自作オーディオに与えた恩恵は計り知れない。この会社がなければ、コンシューマーオーディオにおけるプラグ/コネクターの品質水準はもっと低かったはずだ。フルテックが良質なプラグ/コネクターを開発し供給し続けたからこそ、自作電源アクセサリー分野、特に電源ケーブルの自作はここまで発展しえたのである。他社オーディオアクセサリーメーカーにもプラグコネクターを供給している。昔から完成品信号ケーブルも発売していたが、これは知名度が無く、やはりプラグコネクターの供給メーカーとしての認識が強い。2004年春にはPSE問題で一時的に混乱するものの、比較的迅速に全製品のPSEを取得した。それに留まることなく、海外高級ブランドがPSE未認証で撤退するのに乗じ、PSE認証済みの完成品電源ケーブルを新規投入。さらには、プラグコネクター・コンセント・信号ケーブルのラインナップ一新を推し進め、2004年秋にはカーオーディオ分野にも進出。近年の同社製品にはフルテック独自の極低温処理αプロセッシングを施している。同社製品は他社業務用パーツの流用に頼ることなく、全て新規設計されていることに特徴がある。なお、製品発売後にネジ留めなどの不具合が見受けられることが幾度かあったが、不具合が見つかり次第、迅速且つ的確に改良してくるのが良い。

フォノン 
http://www.phonon-net.com/
新進気鋭のケーブルメーカー。プラチナ単線とタングステン充填材を特徴とするケーブルを製造している。ネット直販のみで、オーディオ店では一切見かけることは出来ない。オーディオ雑誌に取り上げられるまでは手の込んだ作りのガレージメーカーだなと思っていたのだが、評論家のお墨付きを得てからというもの、知名度が一気に向上。ハイエンドケーブルメーカーとして認知されている。製品の組み立てのほとんどは代表者の原田氏個人がおこなっているようだ。原田氏とは昨年のAVフェスタで長々とお話させていただいたが、とても好感の持てる爽やかでハンサムな方だ。年齢までは聞かなかったが、たぶん私と同年代だろう。オーディオ好きが昂じてケーブルの自作にはまり、ついには会社を立ち上げたという。私もケーブル製作をするので共感できる部分はあるのだが、会社を設立するまでの気概はない。好きを貫き通して起業する・・・それがいかに大変なことであるか想像に難くない。それを実現した原田氏は私にとって大いに刺激を与える人だ。Phonoが確固たるケーブルメーカーとして今の地位を築けたのは、その徹底した理論と、それを具現化するための手法、他社が採用していない材料の選定、それに何より製品自体の意匠の素晴らしさにあると思う。直販のみという販売経路の割り切り方も正解だ。ホームページの作り込みも素晴らしい。私は同社のケーブルを試聴したことが無いので音質についてうんぬん言える立場ではないのだが、見るからに美しい音を奏でそうなデザインだ。原田氏自身の手作りケーブルなのだが、入手が難しい或いは極めて高額で貴重な材料の選定など、自作ではとても真似できるものではない。

Vcyoyoの工房
http://www.vcyoyo.ecnet.jp/
会社名は見附精密というらしい。真鍮や銅、アルミ、砲金などの金属素材を旋盤にて精密加工したオリジナルオーディオアクセサリーを製造販売している。ヤフーオークションと自社ホームページにてネット販売をおこなっている。大手ブランドものに比べ圧倒的に低価格なのが良い。インシュレーターやレコードスタビライザー、ターンテーブルシートを皮切りに、近年はツイーター置き台、アーム固定ベースなどもラインナップ。カスタムメイドにも良心的な価格で対応してくれるようだ。私は今まで利用したことは無いが、ここにはぜひレコードスタビライザーを注文したいと思っている。

Y31プロジェクト
http://www.ne.jp/asahi/y31/pro/
コアなアナログマニアに使用者が多いガレージメーカー。砲金を精密加工したアナログプレーヤー用オリジナルオーディオアクセサリーを展開。主催者のY31氏が製品の企画を立ち上げ、購入者を募り、金属加工の職人に加工を委託するという形式をとっている。どこかに宣伝広告を出しているわけでもなく、ヤフオクに出品しているわけでもない。ただただ、マニアの口コミで広がっている生粋の個人ブランドだ。Y31プロジェクトの製品群はまさにニッチ的。大手のオーディオメーカーが採算的に手を出し難いアナログアクセサリーをラインナップ。主力はテーパー付きターンテーブルY31-ST1-GM。これは私も愛用している。GT-2000用巨大砲金ベース、KP-1100/9010用ターンテーブル、GT-2000トーンアームやWE407の砲金ベースアダプターなどなど、特定の機種に絞り込んだ専用パーツの開発も嬉しい。製品自体の機能美も素晴らしく、所有欲を駆り立てられるのは私だけではないはず。