|
|||
オーディオみじんこ
みじんこのオーディオ写真撮影環境 2005.5.03新規 ホームページの写真をご覧になられた方々から「どんな機材で撮影されているのですか?」というご質問を時々いただきます。そこで、このページではみじんこの撮影環境をご紹介することにします。以下をご覧いただければ分かっていただけると思うのですが、私のデジタルカメラはそれほど特殊なものではなく、撮影環境もいたって普通。むしろ「え?こんな普通のカメラで撮影しているの?」と思われるかも。なんにせよ、ご参考になれば幸いです。 |
|||
|
|
||
ニコンクールピクス4500。型番E4500。E4500は昨年春頃に中古購入。現行当時は実売7万前後だったが、私はソフマップで見掛けた新古品を3万円にて購入。画素数は400万画素で、メディアはコンパクトフラッシュ。マグネシウムボディの質感が好ましい。私のホームページに使っている写真の多くはこれで撮影している。私が以前愛用していたE950もそうだったが、クールピクスシリーズはマクロ撮影(接写)がとても綺麗に撮影出来きるため、オーディオアクセサリーなどの近接撮影にうってつけなのだ。1眼レフデジカメには及ばないまでも、かなり細かな設定もできる。起動や記録のレスポンスもほぼ満足できるレベルだ。電池は専用充電池なのだが、銀塩カメラで多用されているリチウム水素電池2CR5も使える。2CR5はコンビニでも売られているので、外出先で専用電池が切れた時にも安心だ。記録形式はJPEGとTIFF。動画も撮れるみたいだが、私は動画撮影したことはない。 | |||
|
|
||
E4500はニコン伝統のスイバル形式を採用している。撮影アングルの自由度が高く、とても撮影しやすい。スイバル形式はE900→E910→E950→E990→E995→E4500と進化してきたが、この機種を最後にニコンはスイバル形式を止めてしまった。誠に残念だ。E4500はスイバル形式の中でも最終機に当たるため、最もコンパクトで使用感も進化している。このシリーズは脈々と続いていたので、コンバーターレンズや特殊なアダプターも多種類発売されていた。この機種を購入される方の多くは、これらオプション品の豊富さに惹かれたのではないだろうか。右上は付属品並びにオプション品の数々。右上写真の右上より時計周りに、オプションの広角レンズWC-E63/オプションのACアダプター/リモートコードMC-EU1/付属品の充電器/付属品の専用充電池EN-EL1/EN-EL1と互換性のある汎用リチウム電池2CR5。 | |||
|
|
||
右上は純正広角レンズWC-E63を装着したところ。オーディオシステムの全体像を撮影する時に使用している。巨大なレンズが異様でもあり、カッコよくもあり。 | |||
|
|
||
さて、お次は携帯電話だ。これはauのINFOBAR。30万画素のデジカメを内蔵している。画質は良くはないが、そこそこ見れるレベル。オーディオ店などでの外出時の撮影に利用している。オーディオ聖地巡礼記で、秋葉原のオーディオ店の現況をお伝えしている写真のほとんどはこのインフォバーで撮影したものだ。撮影時に音が出るので、撮影していると言うのが店員さんにバレバレなのだが、この撮影音は携帯デジカメの共通した事項なので消すことはできない。見過ごしてくれているだけだと思うのだが、今のところ店員さんから注意されたことはない。余談だが、コイズミ無線の小泉常務さん、オヤイデ電気の店員さんには私がホームページのネタにするために写真撮影していることをお話している。オーディオユニオン吉祥寺店とキムラ無線さんは、写真をホームページのネタにしていることははっきりとはお話していないが、写真を撮らせて下さいとお話すると快く承知して下さる。オーディオユニオンお茶の水店と新宿店の写真はこっそり撮影している。ま、撮影しているのはバレバレなのだが。ダイナは写真撮影禁止のはり紙があるので撮影しずらい。そんなこんなでインフォバーは大活躍している。インフォバーは最大でVGAサイズの撮影ができるため、ほとんどVGAサイズで撮影している。しかし、VGAで撮影すると内臓メモリーへの記録に10秒程かかるのが難点。メモリーは内臓のみ。 | |||
|
|
||
INFOBARで撮影した写真は当初、メールに添付してパソコンへ転送していた。パソコン連携ケーブルを買えばいいじゃないかと思われるだろうが、私のパソコンはOS9のMac。INFOBARを購入した2003年末時点ですでにOS9に対応したau用のパソコン連携ケーブルは絶版していた。従って、撮影した写真はメール送信するしかなかったのだ。そんなこんなで写真データをばかすかメール送信したのだが、案の定、auから高額な通信料請求が来てしまった。これは洒落にならんと悩んでいたのだが、ナイスタイミングで救世主が現れたのだ。それはカクタソフマップのデジカメ周辺機器中古コーナーで偶然発見した「SnapMemory」というau専用の携帯電話のデータ転送用端末。たしか1,500円だった。おー、これは悩める私のためにあるようなものではないかということで即座に購入。「SnapMemory」はコンパクトフラッシュへ写真データを転送保存できるというスグレモノなのだ。右上のようにau携帯のケツに差し込んでやれば、携帯がコンパクトフラッシュを自動認識。任意の画像を選択転送できる。これのおかげで電話代の請求額も激減。さて、INFOBARでの撮影は手軽で便利なのだが、所詮、携帯カメラなのでお世辞にも鮮明な画質とは言いがたい。内臓メモリーの容量も少ないし、記録にも時間が掛かる、撮影時に音が出る、撮影すると電気をかなり消耗するなどの問題点がある。そこで、ポケットにすんなり入る小型高性能のデジカメが欲しくなってきた。 | |||
|
|
||
デジカメは薄型の一途を辿り、主要メーカーは相次いで薄型デジカメを発売している。2005年時点の各社現行薄型デジカメは画素数も必要十分で、レスポンスも文句のないレベルに達している。問題は値段だ。あたりまえのことだが現行機種は高い。私は現行機種をあたりまえの値段で購入することに抵抗を感じる人間なので、おのずと型遅れの中古品に目が行く。色々検討した結果、コンタックス SL300RT* ブラックにターゲットを絞り込んだ。SL300RTが現行だった2003年当初より、スリムボディとレスポンスの良さに魅力を感じていたのだ。特にオールブラックモデルは高級感が溢れる質感で、私好みだった。しかしながら、新品実売で5万程度していたので手が出せなかった記憶がある。SL300RTは2005年時点ですでに絶版機種であり、CONTAXがデジタルカメラ市場から撤退することを表明した影響もあり、価格は相当安くなっているはずだ。早速、ヤフオクでSL300RTを物色してみると16,000〜26,000円で取り引きされている模様。平行して中古デジカメ取り扱い店を物色しはじめた。探し始めて半月ほど、ちょうど先月半ばのことだが、カクタソフマップの店員さんにSL300RTの黒モデルを探していると話したら、入荷したての新古品が2台あるとのこと。まだ店頭に並ぶ前だったのだが、店員さんは快く現物を見せてくれた。むむぅ、全くの傷無し美品ではないか!ということで即決購入。価格は\19,800なり。良い買い物だった。店員さんによるとSL300RTは現行当初、高くて売れ行きはイマイチだったが、中古になった途端に売れるようになったとのこと。特にこの黒モデルは人気らしい。 | |||
|
|
||
SL300RTはニコンのスイバル形式と同様のレンズ回転機構を有している。撮影アングルの自由度が高くとても撮影しやすい。最近のデジカメと比べると液晶はやや小さめだが、別に問題はない。レンズカバーがないが、これはむしろ私にとって都合が良い。レンズカバーがあるモデルだと、電源のON/OFFの度にカバーの開閉音がするのだが、SL300RTは無音でON/OFFできる。つまり、オーディオ店内で目立つことなく撮影できるのだ。電池は専用タイプのリチウム水素電池。メモリーはSDカードを用いる。SL300RTにはSDカードが付属されていないので、別途購入する必要がある。私は「あきばおー」にてハギワラシスコムのSDカードを購入。60倍速の512MBが7,000弱だった。私が知る限り、秋葉原ではあきばおーがメモリーの種類も豊富で価格も最安だ。 | |||
|
|
||
SL300RTに付属のACアダプターとUSBケーブル。本体にACアダプターを直結するだけで充電できるのが便利。ウインドウズの場合、専用の取込みソフトでないとUSB経由での画像転送ができないらしいが、Macの場合はUSBケーブルで連結してやるだけで外付け外部記憶装置として認識してくれる。右上はSL300RTに付属の革ケース。合革だが、質感は上々。このデジカメは購入してからというもの、野外やオーディオ店内での撮影に大活躍している。電池の持ちはけっして良い方ではないが、実用上は問題ないレベル。手のひらサイズで、起動/記録も早く、画質も程々に良い。あえていうなら、デフォルト状態だと画像の色鮮やかさが少々物足りないかなという印象。ただ、彩度補正もできるため、調整次第でその欠点も解消できると思われる。 | |||
|
|
||
自宅でのオーディオアクセサリーの撮影に最適なのは晴れた日の午前中。この時間帯、カーテン越しに屋内へ入ってくる光は純白で、モノの質感や色彩が色付けなく撮影できる。影も柔らかく落ちるのが良い。ただし、このような環境でいつも撮影できるとは限らない。平日は仕事に出かけているし、休日はやんちゃな盛りの子供が邪魔をして撮影が間々ならないのだ。となると、子供が寝静まった深夜に撮影せざるを得ない。さて、その場合問題となるのが照明だ。私の場合、上の写真のような蛍光管を使っている。蛍光管は写真撮影の光源に不向きだと思われるかも知れないが、さにあらず。モノの色彩を綺麗に発色する。E26ソケットの蛍光ランプを適当なランプカバーに仕込んでいる。ランプの色は昼白色がいい。お薦めはナショナルのパルックボールEFD22EDパルックday 22W。一般の電器屋で普通に売られている。\1,500程度のはずだ。蛍光灯でのデジカメ撮影テクニックは標準デジカメ撮影講座 ( 著者: 久門易 | 出版社: 翔泳社 )に詳しく述べられている。この書籍は私のデジカメ撮影に様々なヒントを与えてくれた参考書だ。ちょっとしたコツやアイデアでデジカメ写真を綺麗に撮ろうという主旨の本だ。デジカメを所有している人にはとても役に立つだろう。自分にとって必要な項目のみ一通り目を通せば、すぐに実践に生かせる。 | |||
|
|
||
左上は撮影用に使っているケント紙。ケント紙を敷いた上に小物を置いて撮影しているのだ。写真屋で売られている。A0版2枚入りで\300ほど。私は新宿西口にあるヨドバシカメラカメラ館で購入している。色は黒、灰、白などがあるのだが、私は最近、白を使っている。 | |||
|
|
||
ケント紙は艶消しで写り込みがないため、小物がはっきりくっきり写せる。ただ、使っているうちに汚れたり、シワが付いたりするので、定期的に買い替えている。右上は私が使っている三脚。ベルボンのCX444という三脚だ。購入に際しては、ヨドバシカメラで展示されている各メーカーの実物をあれやこれやと触ってみた。そんな中、\5,000以下の三脚ではこれが一番作りが良かった。実売\3,000程度と安価ながら、実にしっかりとしている。写真では脚を縮めた状態なのだが、脚を延ばすと最長120cmの高さになる。システム全体像やオーディオ機器を撮る時に活用している。 ここまでが2005年5月時点での私の撮影環境だ。さて、ここからは私のデジカメ変遷をちょっとご紹介。 富士フィルム ファインピクス700 :私が購入した始めてのデジカメ。小型でスタイルが良いことから人気を博していた。1998年発売。1999年に購入。秋葉原の高架下のお店で黒限定モデルを新品で。5万円だった。150万画素で、記録メディアは今は無きスマートメディア。電池は専用タイプ。ACアダプター直結で充電できるのは便利だったが、起動と記録のあまりの遅さに癖々。マルチーズSX150を購入したため処分済み。現在でも3 ,000円程度で中古販売されているのを見かける。 サンヨー マルチーズSX150:150万画素。マルチーズシリーズの初代機だったかな。JPEGだけでなくTIFFでも撮影できる。QuickTime形式の動画が綺麗に撮れることも魅力だった。ヤフオクで2万にて中古購入。レンズの蓋をスライドさせると起動するところが、使い勝手良し。メディアはコンパクトフラッシュ及びマイクロドライブ。電池は単三型2本使用だが、ニッケル水素型単三電池でないときちんと撮影できない。私はこのデジカメを入手当初、お恥ずかしいことにアルカリ電池を入れて撮影しようとしたのだが、幾らも撮影しないうちに電池切れを起こしていた。ヤフオク出品者に「これ壊れてるんじゃないですか?」と文句を付けたら「ニッケル水素でないと駄目ですよ」と言われて、ようやく気づいたのだった。今となっては常識なのだが、アルカリ電池では電流容量が足りずに撮影できないのだ。ニッケル水素ではきちんと撮影出来き、この当時はそれなりの画像に満足していた。数年間愛用したのだが、リコー RDC-7sを購入したため、処分済み。現在でも5,000円程度で中古販売されているのを見かける。 リコー RDC-7s:300万画素。スタイリッシュなボディと1cmまで近寄れる接写機能が魅力的だった。現行当時から憧れていたのだが、中古で安くなった頃合を見計らって黒限定モデルを中古入手。たしか2万円程度で購入したと思う。現在では1万程度で売られている。起動も記録もそれなりに速く、液晶が180度回転するなど独特の機構もカッコ良かった。画質はかなり良かったが、各種設定が分かりにくくて、使いこなしには手こずった。メモリーはスマートメディアだ。専用重電池を使用。充電には電池を抜いて専用充電器にセットしないといけないのがめんどくさい。オプションのリモコンも存在する。RDC-7の面白いところはパソコンとUSB接続して、パソコン制御で撮影できる点。ただ、それにはオプションの接続キットが必要。私は接続キットを入手しなかったので、そのような使い方をしたことはない。クールピクス4500に乗り換えたため、すでに処分済み。 ニコンクールピクス950:200万画素。型番E950。ニコンの名機として現在でも人気がある。この機種も現行だった頃から私が憧れていたデジカメだった。ソフマップの中古にて\15,000。メディアはコンパクトフラッシュ。レンズ部分が自在に回転できる「スイバル形式」と言われる機構を有していた。2cmまで近付いて接写できるところが売りで、画像も綺麗で満足度は高かった。純正並びにサードパーティー製のコンバーターレンズも豊富にラインナップされていた。これらコンバーターレンズを使うと望遠鏡や顕微鏡としても使えるところがマニア好み。このホームページにおける初期のページに使われている写真はE950で撮影したものだ。単三型電池を4本使用。アルカリ電池でも少しは動くが、やはりニッケル水素電池を使うべき。それも2000mA以上の高容量タイプが理想。昨年、クールピクス4500に乗り換えたため手放した。 |
|||
|