ガラス棟6階
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オーディオみじんこ
オーディオイベントレポート 「2005東京インターナショナルオーディオショウ」 東京国際フォーラムガラス棟6階 (ティアックエソテリックカンパニー/リンジャパン/アブサートロン/ デノンラボ/今井商事/大場商事) 2005.11.30公開 開催日:2005年10月7日8日9日 開催場所:東京国際フォーラム |
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さて、今年もやってきました2005年東京インターナショナルオーディオショウが!レポートがずいぶん遅くなりましたが、とくとご覧あれ! | |||
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会場は恒例の有楽町国際フォーラム。ここの4〜6階、並びにガラス棟に各メーカーが分散し、国内外の高級オーディオ機器のデモンストレーションをおこなった。参加企業は昨年と全く同じ。割り振られた展示室も例年と全く同じ。なお、このレポートの撮影は初日の7日におこなった。
インターナショナルオーディオショウは輸入オーディオ協議会が主催する国内最大のハイエンドオーディオ機器の展示会だ。同展示会の特徴は、高級機器、特に海外ブランドの高級オーディオ機器の展示が多い事。これは、同展示会の前身が輸入オーディオショウであったことに起因している。出展企業の多くは海外ハイエンドブランドの輸入商社である。もちろん、ピュアオーディオを主力にしている国内メーカーも参加しているのだが、大手家電メーカーなどは出展していない。対象となる来場者は完璧にオーディオマニアに絞られている。一般人が気軽に立ち寄れそうな雰囲気ではない。カーオーディオ関連の展示は一切無い。ホームシアター関連の展示がないわけではないが、ほとんどがステレオ2ch再生を目的とした展示となっている。 他のオーディオ関連の展示会とインターナショナルオーディオショウには展示状態に決定的な違いがある。それは、各出展社が十分に広くて遮音性の良い個室に分散して出展していることである。ゆえに、他社の展示を一切気兼ねする事なく、展示機器のデモンストレーションを終始おこなえるというメリットがある。 今回、私は6階→5階→ガラス棟→4階と展示室を巡ったのだが、このサイト上では6階→5階→4階→ガラス棟の順番で各階のブース展示を4ページに分けて紹介していくことにする。というわけで、このページでは2005東京インターナショナルオーディオショウのガラス棟6階の各商社のブースを紹介する。6階には6社がブースを構えていたのだが、ここでは写真撮影をおこなえた4社を紹介する。なお、私のレポートは展示物全てを紹介しているわけではなく、私が気の赴くままに撮影した展示風景から、面白そうなものを選んでご紹介することにする。最後の方はカメラのバッテリー切れで撮影がままならなかったりしたので、やむを得ず紹介しきれない展示などもあった。すでに、現在発刊中のオーディオ雑誌などに同展示会のレポートが掲載されているので、それら雑誌レポートと私のレポートとを補完し合いながら読み進められると、展示会の詳細がおおよそ掴めるだろう。輸入オーディオ協議会のサイト内に同展示会のチラシがPDFファイルで閲覧出来るようになっているので、そちらも合わせてご参照いただきたい。 |
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こちらはG605号室のティアックエソテリックカンパニー展示風景。同社がデベロッパーになっているドイツのabantgarde(アバンギャルド)の新作スピーカーが鎮座していた。META PRIMOというのっぽのスピーカーがそれ。H1,800×W670×D650。人の背丈より高い。それにこのホーン、これを見るだけで同社のスピーカーだと分る。ペアで9,450,000円らしい。受注生産品とのこと。3wayのオールホーンシステムで、DUOの上位機種にあたる。低域用ホーンドライバーは背面に内蔵された2台のアンプにて駆動される。だから、このスピーカーには背面に電源供給用のIECインレットが付いている。半分アクティブで、半分パッシブなスピーカーというわけだ。ウーハーのみ内蔵アンプで駆動するという方式は、アバンギャルドの他のスピーカーにも共通した事項だ。なお、今回は巨大ホーンシステムTRIO+BASSHORNの展示はなかった。 | |||
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オランダのVanDenHulのケーブル展示。ティアックエソテリックカンパニーがデベロッパーになっている。地味なブランドだし、ケーブルの外見もオーソドックス。新製品を連発するようなこともない。したがって、雑誌でも話題になる事は少ないが、国内への安定供給は続いている。写真では分り図らいが、バンデンハルはカートリッジも生産している。 右はティアックエソテリックカンパニーがデベロッパーとして輸入しているAVIDのレコードプレーヤー。手前がAcutusで奥がSequel。一見ダイレクトドライブのように見えるが、ターンテーブル底面にゴムベルトを内蔵している。同ブランドのプレーヤーは重厚なサスペンションが特徴。触ってみると、その感触が伝わってくる。 |
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ティアックエソテリックカンパニーのエソテリックブランドの新型SACDトランスポートP-03と、DAコンバーターD-03。セパレート方式である。P-01/D-01に次ぐ同ブランドのハイエンド機種になる。P-03にはVRDS-NEOメカニズムと呼ばれるドライブメカを内蔵。ご覧の通り、重厚なメカニズムを搭載した先進的なSACDトランスポートである。洗練された厚肉アルミ筐体と相まって、素晴らしい仕上がりとなっている。ただ、このP-03、なんと重量30kgというアンプ並みの重さ。D-03も27kg。 | |||
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X-01Limited。500台限定のX-01アップグレードモデルである。価格は1,360,000円。アップグレードの内容は、内部配線の6N化、音声出力回路構成のグレードアップ、出力端子の最新化(WBTのNEXTGEN化)となっている。詳細は同社サイトでご確認いただきたい。同機の発売に合わせ、X-01からのX-01Limited相当へのアップグレードサービスもおこなわれている。
右はティアック並びにエソテリックブランドのCDプレーヤーの内部クロックバージョンアップサービスの告知文。詳しくは同社のバージョンアップサービスのページをご覧あれ。これはとても魅力的なサービスですな。ティアックはこのような既存製品へのバージョンアップサービスを度々おこなっているが、今回のバージョンアップサービスもとても魅力的だ。高性能クロックへの換装サービスは従来、様々なオーディオショップが提供しており、その効能と認知度もすでに知られるところとなっている。ただ、今回のようにメーカー自らが高性能内部クロックへのバージョンアップをおこなうというのは前例のない事。ティアックがオーディオマニアを大事にしていると言う姿勢が伺えるというものである。それに、メーカー自らのクロックバージョンアップであるから、とても信頼のおける改造と言えるだろう。メーカー自らのクロックチューンナップで費用5万円なら安いものだ。私自身はVRDS-25xsをすでに手放してしまっているが、もし現在でも所有していたら、迷わず同バージョンアップを申し込んでいることであろう。このクロックアップサービスは今年7月から開始されている。いつまで受け付けてくれるのかわからないのだが、興味のある方は早めに問い合わせた方が良いだろう。 |
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さて、こちらはティアックエソテリックカンパニーが今秋発売した新シリーズ。ESOTERIC NEW ハイエンドオーディオシステムというシリーズ。インテリアとしてすっきり馴染むサイズ、さらには、使いこなしが簡単であることをコンセプトに開発されているらしい。SACDプレーヤーSZ-1と、ユニバーサルプレーヤーUZ-1、デジタルプリメインアンプAZ-1の3種類で構成される。筐体の高さは全て77mmで統一されており、幅も400mmと小さめ。この展示会に前後して発売開始されており、オーディオショップ各店にも入荷しているのをよく見かける。同シリーズのコンセプトは同社HPや雑誌などでご確認いただきたい。同社はこのシリーズを、単にオーディオマニアを購入対象としているのではないと思われる。デザインからして、オーディオマニアではない富裕層をターゲットにした戦略製品と位置づけているのではないかと感じた。実際、商品カタログを読んでみると、購入予想者を「オーディオやホームシアターにさほど詳しくないが生活にゆとりがあり、独自のライフスタイルをもった人」としているようだ。 | |||
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デジタルプリメインアンプAZ-1。定価525,000円。背面を見ると、デジタルRCA入力2系統、TOSが2系統、iLinkが2系統、BNCが1系統確認出来る。アナログRCA3系統も設けられている。スピーカー出力は2chステレオ1系統のみ。 |
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ユニバーサルプレーヤUZ-1。定価630,000円。別途、SACDプレーヤーSZ-1(定価577,500円)も用意されているので、映像系を1台の機器で兼用したいならUZ-1、ピュアオーディオに徹したいならSZ-1という選択肢になるであろう。デザイン性からすると、当選ながらAZ-1との組み合わせがベストと思われる。ただ、このシリーズは50万円超の商品になるため、アンプとソース機器の組み組み合わせを想定しても100万以上する。いくら裕福な人がいるからといっても、オーディオマニアでない人がアンプとプレーヤーに100万円も出すだろうか・・・出すんだろうなぁ。 |
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ティアックエソテリックカンパニーが輸入しているWBT。WBTは特に代わり映えなく、毎度ながらの展示風景。NEXTGENが大きく取り上げられてはいる。NEXTGENは75Ω伝送を実現したといわれるWBTの比較的新しいシリーズだ。珍しい端末としては右上のスピーカーターミナルWBT-0763が挙げられる。大きくもなく小さくもなく、良質そうなターミナル。WBTの中級クラスのターミナルに該当するのだが、店頭販売されていたところを見たことがない。たしか、ローゼンクランツのスピーカーアタッチメントSP-ATの部品として、WBT-0763が使われていたんじゃないかと思う。 | |||
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G603のリンジャパン展示室。リンは毎年2フロア借り切っている。今年も同じ。G603号室では同社のUNIDISK1.1(ユニディスク1.1)の内部が公開されていた。筐体はコンパクトながら、定価1,575,000円の超高額ユニバーサルプレーヤーだ。色はシルバーと黒がある。下位機種にはUNIDISK2.1(定価1,115,500円)、UNIDISKSC(定価787,500円)がある。UNIDISKSCはプリアンプ機能も併せ持つ。リンはイギリス最大のAVメーカーだけに、商品バリエーションも多岐に及ぶ。 | |||
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今回の展示で興味を惹いたのは、LINNの最上級パワーアンプKLIMAXSOLO(クライマックスソロ)の筐体加工工程が展示されていたことだ。左は加工前の極厚アルミの塊。右はNC加工機で切削後の状態。 | |||
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拡大してみると、その重厚さに改めて驚かされる。このアルミ刳り貫きの筐体に部品を仕込んで上蓋を閉じるとKLIMAXSOLOの姿がお目見えする。とにかく、凄い筐体に包まれたパワーアンプだということが分かった。1,470,000円という価格も凄いが。 | |||
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CD12の横にはLP12のトーンアームAKITO2やEKOSのカートリッジ部分が置かれていた。ご覧の通り、これもアルミ塊からの切削にて製作されているようだ。 G604もリンジャパンの展示室。こちらではリンの最高級スピーカーAKURATE242(アキュレート242)のデモをおこなっていた。AKURATE242は重量32kg、W210 H1,000 D380。同社最上位機種KOMRIの下位機種になる。 |
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AKURATE242をじっくり聴いていないので音についてはなんとも言えない。しかし、AKURATE242に搭載されたアルミの塊のようなスピーカーユニットを見る限り、相当お金が掛かっていることが伺える。このユニットは「3Kドライバーアレイ」と呼ばれている。ミッドレンジ+ツイーター+スーパーツイーターが極厚のアルミフレームにリジッドマウントされているのだ。これらのユニットはネオジウムマグネットを磁気回路に採用している。これら3Kドライバーアレイを含め、AKURATE242は5way5スピーカーとして構成されている。多数のユニットに帯域を分散させる事により、楽器同士の再生帯域の干渉を極力解消しようという狙いがあるようだ。ふーむ、これを自作でやろうとするとネットワークの計算だけで参ってしまいそうだ。なお、左上写真の手前にあるユニットは、リンの最下位クラスのスピーカーKOMPONENTシリーズに搭載されている3wayユニット。
右上写真のフロア型SPはAKURATE350。ブックシェルフ型がAKURATE320。このスピーカーのエンクロージュアの流線型状、B&Wのノーチラスシリーズとそっくりだなぁ。音響工学を突き詰めると、皆同じ形に行き着くのか。非常に凝った造りのスピーカーだとは思うが、3Kドライバーアレイだけが妙に浮いて見える。あまりかっこいいとは思えんのう。 |
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G605株式会社アブサートロンの展示室。アブサートロンは米国Boulder(ボルダー)、米国ウェストレイクオーディオ、米国Acustick-Labの国内輸入代理店として知られている。また、米国のケーブルブランドである米国StraightWire(ストレートワイヤー)の輸入元でもある。左はBoulderとウェストレイクオーディオで構成された試聴システム。 | |||
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BoulderのDAC内蔵プリアンプ1012。重量16.5kg。入出力は全てバランスケーブルのみ対応。1系統だけTOSが設けられている。1012はDSPによるD/A変換をおこなっている。192kHz/96kHz/44.1kHzの入力に対応。96kHz/44.1kHzは192kHzにアップサンプリングされるらしい。外見も中身も、オーディオ機器というより、コンピューターって感じだな。実際、ボルダー製品の内部には、高密度のICで埋め尽くされたPCのマザーボードみたいな基盤が居座っている。同ブランドはウン百万円もの高級機器を製造しており、ひと目で同社の製品だと分り得るような重厚なデザインが特徴。筐体だけでも相当お金が掛かっている事が分る。そして、全ての入出力がバランスのみというのも、ハイエンドユーザー以外相手にしないぜ、というような敷居の高さを感じさせる。
右はStraightWireのケーブル群。外見を見る限りでは造りは標準的。はっきり言って独自の意匠とか、そういったものは感じられず、見た目にも高級感は無い。音は聞いた事が無いのでなんとも言えない。 |
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G607は株式会社デノンラボの展示室。同社はデノンの小会社で、DALIやinfinity、ARCAM、KIMBERKABLEの輸入をおこなっている。試聴システムにはDALIのHERICON800が使用されているのは当然として、アンプやソース機器には見慣れぬブランドが使われていた。これはSim audioと呼ばれるカナダにあるオーディオメーカーの製品群。EVOLUTIONシリーズと呼ばれる同社最上位クラスの製品らしい。CDプレーヤーのMOON EVOLUTION Equinox、EVOLUTION P-8と呼ばれるプリアンプなどが参考出品されていた。輸入予定や価格等は不明。 なお、機器を設置しているオーディオラックは、イタリアのMusicTools社の製品。ISO staticと呼ばれるシリーズになる。3点指示方式の高級オーディオラックだ。このオーディオラックの天板はガラス製。ただの単板ではなく、5mm+10mm+5mmと3枚のガラスを接着した極厚ボードとなっている。このガラスシェルフが素晴らしい出来映え。現物を触ってみたが、共振が見事に抑え込まれている。格段は分離可能。重ね合わせるだけで設置できる。その他、細部にわたりとてもよく考えられた造りをしていて、トータルデザインも優美。ただ、1段あたり120,750円なので、かなり高額なラックと言える。もし、金に糸目をつけずにオーディオラックを買ってもいいのなら、このISO staticを選ぶだろう。現物はテレオンサウンド110の3階で見る事ができる。ISO staticの下位シリーズには、ISO shelfがある。 |
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右はダリのバナナプラグ。たしか今年初頭に発売された製品だったかと記憶している。木製のカバーがなかなか良い雰囲気を醸し出している。機構的にはWBTのバナナプラグと同じ方式を採用している。 右はアーカムのオールインワン一体型システムSOLO。ラジオチューナーとCD、アンプがこの薄い筐体に詰め込まれている。こんな薄型にそんなに機能が詰め込まれているのか、と一瞬びっくりしそうになったが、冷静に考えると別段驚くほどのものでもない。ただ、アーカムの製品だと聞くと、国産のミニコンポとは格が違うのだろうなと思わせてしまう。国産のミニコンポだって十分に小さいからだ。オーディオマニアはこういうものに手を出さないだろう。一般人をターゲットにしているのだろうな。 |
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G608は今井商事株式会社の展示室。幅広いスピーカーラインナップを有するドイツのALRJORDANを始めとして、多種類の海外ブランドを輸入している。どちらかというと、日本国内ではあまり目立たないブランドを数多く抱えているように思う。また、急速に知名度を高めつつあるカナダのEMMLabsのディベロッパーでもある。堂々とそびえ立つフロア型スピーカーはLohengrinというカナダVerityAudio社のフラッグシップ機。今秋から輸入を開始するらしい。寸法はW485 D595 H1,520 重量113.5kg。このスピーカーは外装の仕上げにもよるが、ペアで750〜900万円くらいするようだ。桁が一つ多いんじゃないかなと思った。デモ機は最上級の楓仕上げで9,450,000円/ペア。 | |||
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Lohengrinを駆動させていたのは、カナダのアンプメーカーSONIC FRONTIERS社のパワーアンプJL-2。ソース機器はEMMLabsのSACDトラポCDSD、プリは同社DAC内蔵プリDCC2の組み合わせ。ものすごく長いRCAケーブルで、パワーアンプまで配線されていた。銀色をした重厚なオーディオラックはイギリスSONUS SYSTEM社の製品。同社のトップモデルであるEliteシリーズのオーディオラックで、金属フレームに8mm厚の強化ガラス棚板が組み合わされている。 | |||
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G609は大場商事の展示室。高級アンプメーカーJEFF ROWLAND DESIGN、高級スピーカーの老舗WILSON AUDIO、NAGRA、dCS、ケーブルブランドとして不動の座を占めるCARDAS社など。大場商事の扱いブランドは個性派揃い。しかも知名度が高い。展示室は比較的シンプルにまとめられており、ウィルソンオーディオのSOPHIAがちょこんと置かれている感じ。これはパワーアンプにジェフローランドの小型パワーアンプMODEL201を使用したから、ずいぶんとシンプルに映るのだろう。フロア全面に配置されたQRDの拡散パネルが印象的だった。大場商事はQRDの扱い商社でもある。現在、国内向けQRDパネルは日本国内でライセンス生産されていたと記憶している。
さて、お次は5階の展示内容をお伝えしよう。こちらへ続く。 |
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