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オーディオみじんこ
わが愛しのオーディオコンポーネント MCヘッドアンプ:ソニー HA-55 発売:1976年 定価:\4.7万 購入年:2002年 購入額:\3万 購入先:ヤフーオークション 寸法:W135×H80×D345 重量:3.2kg ゲイン27dB 許容入力12mV 高周波歪み0.003% |
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現行機としても通用しそうなデザインのHA-55。シャンパンゴールドのフロントパネルが美しい。ソニーの技術力を結集した高性能ヘッドアンプだ。切れのいい音質は現代でも十分に通用する。入力インピーダンスは3オーム、40オーム、PASSの3段階。MMカートリッジの場合はPASSを選択する。 | |
HA-55はソニーがMCカートリッジを発売していた頃の高級MCヘッドアンプ。ヘッドアンプとは、レコードプレーヤーとアンプのMM入力の間に挟む前段アンプのこと。MCカートリッジから出力される電圧信号は0.3mVと非常に微弱なので、MM程度の3mVまで増幅するのがMCヘッドアンプの役目だ。同様の機能を有するものにMC昇圧トランスがある。
レコードプレーヤーKP-07M、KP-1100を入手してからというもの、みじんこはすっかりアナログにはまってしまった。当時、みじんこはMC信号をプリメインアンプAX-900やL570のMC入力に直接送り込んでいた。AX-900やL570に内蔵されているフォノイコライザーは優秀らしい。みじんこ自身もこの音に満足していた。しかしながら、システムを複雑分業化したくなるのはオーディオマニアの性というもの。レコードプレーヤーに関する様々な文献を読みあさるうち、MCヘッドアンプが欲しくなってきたのだ。そんな欲望に駆られながらヤフオクを見ていたら、ソニーHA-55を発見!なんというシンプルかつ魅力あるデザインだ。フロントパネルはシャンパンゴールドなので、みじんこのシステムに組み込んでもしっくりくるはず。そんな外見に惚れてHA-55に入札を試みる。しかし、終了直前に他の入札者にかっさらわれてしまった。悔しい!しかし諦めるのはまだ早い。 ここで余談だが、みじんこの発見した「ヤフオクの法則」によると、貴重な出品物が高額落札されたら、同型の製品が近日中に再出品されるというもの。理由は3つ考えられる。落札額を釣り上げるための偽装入札で出品関係者自身が落札してしまったため、出品者が再出品する場合。2つめは、届いた落札物に満足できなかった落札者が、数日後に落札物を再出品する場合。3つめは、ある出品物が高額落札されたのを見て、同じ製品を所有する人が高額落札を目論んで出品する場合。 この法則通り、数日後にHA-55の再出品があった。今度は落札に成功!入手したHA-55はおおむね良好な状態。26年も前の製品だが、回路もちゃんと生きている。使用当初、ノイズがひどく使い物にならなかったのだが、それはラインケーブルの不具合であることが判明。HA-55自体に問題はなくて一安心した。肝心の音質は満足の行くもの。HA-55を経由した再生音は、アンプ直結に比べて切れの良さが感じられる。少なくとも挿入損はなさそうだ。ここで、標準のゴムインシュレーターを真鍮製に交換。これは効果的に働いた。設置が安定したおかげで音の粒立ちがよくなった。プリメインのMC直結とは微妙な音質差だが、外見がかっこいいので入手して良かったと思う。 お気に入りのHA-55だが、現在は予備役となっている。2002年末に、内臓フォノイコライザーが定評のプリアンプPRA-2000ZRを入手したためだ。長岡先生もPRA-2000ZRをフォノイコライザーとして愛用されていた。 |
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HA-55のリアパネルもシャンパンゴールドであしらわれており高級感がある。端子は金メッキで、しっかりしている。電源ケーブルは細い。
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HA-55内部回路。27年前の製品とは思えない綺麗な状態。ここには写っていないが、ケース前側には電源トランスと入力切り替え回路がある。
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HA-55を横から望む。オレンジ色のサイドパネルが印象的。フロントパネルの厚みがよく分かる。筐体は高剛性でしっかりしている。
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樹脂系標準インシュレーターを取り外し、東急ハンズで購入のφ25×H10mm真鍮製円柱を張り付けた。透明な防振両面テープで固定。
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