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オーディオみじんこ
オーディオ聖地巡礼記2004年1月
2004.1.14
あけましておめでとうございます!

いやー、ここ1ヵ月あまり更新が途絶えてました。ただ、この1ヵ月何もしてなかったわけでは無いのです。大きく生活が変わった事が2つ。まず、近隣からオーディオがうるさいとの騒音苦情がありました。嫁さんの里帰り出産で、みじんこはここ数カ月、一人だった。それで、週末は大音量でオーディオ装置を鳴らしていたわけ。自分でもちょっとうるさいかな、と思うくらいの音量だったのですが、やはりうるさかったようです。まぁ、ここは丁重にお詫びをして事なきを得たので、騒音苦情は解決。それにしても、鉄骨ALC造の賃貸マンションでオーディオ道楽はきつい。防音対策をしようにも、壁を傷つけるわけにはいかないし・・・。ま、ほどほどの音量で聴くしか無いですな。それと、もうひとつ、生後2ヵ月の我が子との生活が始まったこと。もちろん、楽しいことの方が多いのですが、ことオーディオに関しては、ある程度自粛せざるを得ないわけで。そんなかんな言いながら、オーディオ工作やることはやってます!ネタをアップしてないだけです。それでは、ここしばらくのオーディオいじりをいくつかお披露目。

オヤイデ電気から昨年末に新発売された電源プラグP-037を早速購入!定価\7,000で実売\5,250。銀色の缶に入って販売されている。それにしても、斬新というか、青いプラグなんて見た目が奇抜すぎ!プラグケースの色については、村山社長より試作品を事前に見せられていたので、知ってはいた。その際、アドバイスを求められたので、「スケルトンブルーと言うのは、好みが分かれるでしょうね。慣れれば、かっこいいかと思います。スケルトンならスモークグレーとか茶系はどうですか?」と正直に感想を述べた。 P-037の電極部分はOFCに銀+ロジウムメッキ。電極固定部分はガラスフィラー入り樹脂。SWO-DXと同じ素材だ。ケースのモールドはレビトンの8215に似た波型形状をしている。実際の製品は試作品と同じスケルトンブルーになったが、各所の精度を徹底し、満足の行く仕上がりとなっている。余談だが、このプラグの製品化については2003年初頭には耳にしていた。当初は昨年夏に発売予定だったものが、相当の試行錯誤があり、昨年12月末にようやく発売に至った。みじんこにとっては待ちに待った電源プラグなのだ。
P-037のケーブル差し込み部分。ここらへんの構造は、マリンコ5266やフルテックFI-25MRなどに似ている。ケーブルはφ17mmまで対応。やろうと思えば、最大で5.5sqを2本挿入できるらしい。そんなことする人がいるかは別として。各所のネジも非磁性体で、デザインにこだわったオヤイデ特注ステンレスネジ。国産らしく、ネジはミリネジのようである。なお、このプラグは電気用品安全法(旧電気取締法)適合品である。仕様は125Vの15A。P-037と対をなすIECプラグ「C-037」も同時発売されている。 ケースは硬質なポリカーボネイト製。レビトン8215などに比べるとやや薄手だが、かなり硬く、強度は充分。ケーブル導体圧着金具もロジウム掛けされているようである。写真では見えないが、金具の片側は山状になっており、挟み込んだ線が容易に抜けないようにがっちり固定できる。また、圧着金具のネジは大形で、作業性が良い。みじんこはこのプラグをパワーアンプB-2103にあてがった。肝心の音質だが、「無色透明」という言葉があてはまるほど色付けがない。澄み切った感触だ。今後、相当な評価がなされるだろう。
こちらはレビトン699。ご覧の通り、3つ股分岐プラグである。インレット部分が顔の様でかわいらしい。値段はダイナミックオーディオ秋葉原中古センターで\2,250(税抜)、テレオン2号館3階で\2,250(税込)。 レビトン699のプラグ側。699は以前から存在していたプラグであり、いまさらという感じだが、必要になったので購入した。電極はメッキ無し真鍮。やや弾性のある硬質樹脂でモールドされており、分解は不可能。
電源プラグの刺し込みには、かなり力がいる。一旦差し込んだ電源プラグはぐらつき皆無。ここまではよかったのだが・・・。我が家のオーディオルームの壁コンはひとつしかない。今までは、ひとつの壁コンから2系統に分かれたケーブルに、それぞれ2台の電源ボックスを直列に接続していた。つまり計4台の電源ボックスを使用しているのだ。機器の数が多いため仕方ない。それをもう少しマシな状態にするために、699の活躍となる。ピュアオーディオ機器用の電源ボックスは壁コンの差込口から直接接続し、音質をさほど考慮しない機器は699を経由する3台の電源ボックスに接続することになった。 699を壁コンセントに接合したところ、プラグとケーブルの重みで、699がずり下がるのだ。これは予想していなかった事態。そこで、壁コンをオヤイデSWO-DXから、差し込み強度が強力なレビトン5362IGに交換してみたが、ずり下がりは解消できず。そこで、壁コンのもう一方に差し込んだ電源プラグと699の間にシルクの塊を挟み込んで、ずり下がるのを抑え込んだ。699のおかげで、4台の電源ボックスは壁コンに並列接続され、配線がシンプルになった。この699、使い方によっては簡易的な電源タップにもなりうる。実際に、電源タップの代替品として活用している人もいるようだ。
オーディオルームの壁コンをオヤイデSWO-DXからレビトン5362IGに交換してみた。コンセントの色に合わせ、壁コンセントプレートもオレンジ色に。このプレートはキムラ無線で販売されている\500/枚の樹脂製プレートだ。他に、赤や白など何種類かバリエーションが揃えられている。樹脂プレートは音質への悪影響が少ないらしいが、金属プレートと比較試聴したことないのでよくわからない。なお、壁コンセントのヘソネジは制振合金のインチネジを使用。 ここ数カ月で集めたビンテージワイヤーの一部。上から、HOLYOKE 製1940年代20AWGより線、GAVITT 1940年代20AWGより線、WESTERNELECTRIC 1970年代18AWGより線、GENERALELECTRONIC1950年代20AWGより線。ともに秋葉原ラジオストアのナリタで購入。他に秋葉原でビンテージワイヤーを扱っているところは、秋葉原ラジオデパート内の海神無線、サンエイ電気、国際ラジオ、桜屋電気店などがある。
秋葉原ラジオセンター内の小沼電気で販売されているTMS製コレットチャック式RCAプラグ。写真に写っている3種のプラグは外見の色が違うだけで、構造は全く同じ。右から6105G、6104Gでともに\750/ヶ。今月から、オヤイデ電気でもこのプラグを扱い始めた。一番左のプラグは、小沼電気で特売されていた型番無し処分品で\700/ヶ。金メッキが濃いので、より美しい。みじんこはデジタルケーブルに使用した。φ8.5のケーブル口径まで対応。
オヤイデの新型インターコネクト切り売りケーブルStraight Line 110ADを使用したバランスケーブル。75cmペア。プラグはノイトリックのキャノン。SFチューブを被せて高級感を出してみた。このケーブルはVRDS-25xsB-2103MOSの間に使用している。 上述のTMSプラグとオヤイデ電気インターコネクト切り売りケーブルStraight Line 75ADの組み合わせ。80cmペア。SFチューブを被服。このケーブルはVRDS-25xsPRA-2000ZRの間に使用。製作代は\8,000弱だが、外見、音質ともに大満足。
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