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オーディオみじんこ
オーディオ聖地巡礼記2003年11月
ここでは、みじんこの足で稼いだオーディオショップ巡礼記をお伝え。巡礼地は秋葉原を中心とした東京都内のオーディオショップ。みじんこの目に止まった新入荷のオーディオアクセサリーや珍品、名機と謳われた中古オーディオ機器の入荷状況をいち早くご紹介!雑誌に載らないオーディオ裏話も。中古情報の価格は税抜き、(\-)は定価。
03.11.30 さて、久々の更新である。まぁ、いろいろネタはあるのだが。
もう、一月ほど前の話だが、かねがね気になっていた疑問をAVフェスタ出展のアクセサリーメーカーにぶつけてみた。しょーもないことだが・・・同感していただければ幸い。

フルテックの社員さんに聞いてみた。
Q1.FI-25R或いはFI-M25Rにはまだケーブル固定クランパーのネジ受け部分に改良点があると思いますが。つまり、受け部分が樹脂製になっているため、ネジ山がつぶれやすい。
A1.はい、その通りで、最近ネジ受け部分を真鍮製に改良しました。型番は同じですが、密かに改良しているんですよ。フルテックは常に努力しているんです。
Q2.それにしても、ずいぶんと新製品を出されるんですね。この電源ボックス、海外のショーではすでに発表されたはずですが、国内販売するんですか?
A2.そうですねー、検討中です。
Q3.このキャノンプラグ(オスFP-601M \6,000/個、メスFP-602F \7,000/個)は凄いですね。見た目もいいし、非常に頑丈ですね。加工精度も抜群だし。こんなキャノンプラグは今まで無かったかと思います。しかしながら、ちょっと値段が高すぎますよ!オスメスペアで\26,000になってしまいます。\4,000以下/個でないと手が出せません。
A3.いやー、そうですかね。それなら、こちらの安いのも発売するんですよ。(\1,500/個のキャノンプラグの試作品を見せて下さった。)

ナイコムの社員さんに米国名門ケーブルメーカー「MIT」の疑問をぶつけてみた。
Q1. MITは「エムアイティ」とよぶのか?「ミット」と呼ぶのか?
A1. 正式には「エムアイティ」です。ただ、日本には「ミット」と略されて呼んでいる方もいるのは知っています。(PADも「ピーエーディー」かと思いきや、「パッド」と言う人もいるしな)
Q2. なぜ、MITの音はすばらしいのか?導体はOCCですよね?
A2. 「バリレイ構造」というのを採用しています。我々輸入商社にもなぜそう言う構造かは知らされていないのですが・・・。MITの電源ケーブルはケーブル導体の途中で2芯が3芯に分岐したり、さらに4芯になったり、2芯に戻ったりしているんです。
Q3. あの「Zサーキット」という黒い箱の中身はどうなっているんですか?コンデンサーとかが仕込まれているんですか?
A3. そうですね、あの箱は「力率の修正」を行なっているのです。(みじんこ:だからそれはなんなのだ?)
Q4. AC1とAC2ではZサーキットが1つか2つかの違いですよね。では、AC1とAC2はどのくらい違いがあるのですか?
A4. ノイズが多い環境であればAC2を使えば良いですし、ノイズが強ければAC1で充分ですよ。(みじんこ:うーん、納得。いいことを聞いた。じゃぁ、AC1で充分と言う事か。)

ディーバスで勢いに乗るサウンドアティックスのブースで社長さんに聞いてみた。
Q1. S/A LABは今後も存続するんですか?
A1. AETと当社の間で色々なうわさが流れているのは知っています。世間に流れているほど醜悪なわけではありません。ただ、主催者側からS/A LABの展示は控えるよう言われたので、今回は展示しておりません。S/A LABの生産は続けますよ。

パシフィックオーディオ名で展開するオーディオユニオンの松浦さんに聞いてみた。
Q1.いつもお世話になっています。このブラックダイヤモンドレーシング(BDR)のオーディオボード(ザ シェルフ・ザ ソース)はJ1プロジェクトを超えたと巷で評判ですね。ただ、高いのでなかなか手が出ません。同じBDRのピラミッドコーンスパイクだとどのくらい効果が出ますか?
A1.ボードの70%の効果ですね。

03.11.16 おとといの14日に吉祥寺のジャズ喫茶メグにライブを聴きに行った。というか、知らずに入ったらライブやってたのだ。店内は大入り満員状態。客に入り交じって店主の寺島靖国さんも座っておられる。さて、今日の奏者は美女4人組のジャズユニット「Rose Lotus」。 みじんこが入店した時には、すでに最後の3ステージ目だったのだが、4曲ほどジャズを聴かせていただいた。みじんこはジャズの曲目に疎いので、全ての曲目は分からなかったが、熱気のある演奏を堪能させてもらった。みじんこの目の前で唸るトロンボーンに、軽快なドラムス、重厚なベースに、リズミカルなピアノが融合。生演奏はええですなぁ。ジャズユニット「Rose Lotus」のトロンボーン奏者 聡美さんのホームページはこちら。ジャズ以外にも多才な才能の持ち主である事がわかります。「Rose Lotus」は今月末に恵比寿、来月は渋谷で演奏されるそう。このように、メグでは頻繁に生演奏会をやっているので、興味のある方は足をお運びあれ。スケジュールはメグのホームページに掲載されてます。そうそう、メグの最新スピーカー「アバンギャルドデュオ」の搬入の様子もアップされてますよ。

03.11.09 ここ10日ほど大阪におりました。主目的は妻の出産立ち会いだったのだが、その間、ハイエンドショウ大阪に行ったり、日本橋の電気街を探索したり。そうこうしているうちに、みじんこの長男が無事出産!みじんこの夢は、息子を連れて秋葉原を闊歩する事だったので嬉しいかぎりだ。ハンダコテを握らせて、立派な工作人間に育てよう!

秋葉原に次ぐ電気街の日本橋だが、ここ数年集客力が悪いらしい。というのも、交通至便の梅田にヨドバシカメラやソフマップが出来てしまい、交通に不便な日本橋に客が集まらなくなったためだ。実際に日本橋を歩いてみると、なんとなく活気が失せている感が否めない。しかし、こんな不況の中でも、日本橋には質の高いオーディオショップが幾つか存在する。代表格はシマムセン、ジョーシン1番館、河口無線、逸品館といったところ。

大阪ハイエンドショウ(2003.11.1〜3)に行ってきた。場所はアメリカ村のど真ん中のハートンホテル別館。有楽町インターナショナルオーディオショウに比べると、人が少ないのでゆったりと試聴できる。出展会社もインターナショナルオーディオショウとほぼ同一。アクシスのブースでは、話題のルーメンホワイトを聴いた。インターナショナルオーディオショウでのアクシスブースでは混雑し過ぎてゆったり試聴できなかったのだが、大阪では最前列で試聴できたのだ。結果として、みじんこ的にはルーメンホワイトに惹かれるものはなかった。印象に残ったのはCSEの新型1ヶ口壁コンセント。プレートとセット販売になり、プレートには電源プラグの固定金具が装着されている。この固定金具はCSEの最新型電源ボックスのインレット部分にも装着されているもので、特許申請中らしい。

そして今日、久々に東京に戻ってきた。新幹線が東京駅に着くと、構内が妙に混雑している。スーツ姿の警備員がズラッと並んでいるのだ。どうやら、要人が降りてくるらしい。誰かと思ったら、早足で皇太子夫妻が手を降って通り過ぎていった。そりゃ、混雑するのも道理だ。それにしても、皇太子夫妻は自宅(皇居)が東京駅から至近距離でうらやましい。みじんこは東京駅から自宅まで1時間掛かるのである。

吉祥寺で降りて自宅への帰りがけ、オーディオ臭に浸るためオーディオユニオン吉祥寺店に立ち寄った。店内に入ると、しゃがみこんで店員さんと話し込んでいるお客がいる。覗き込むとジャズ評論家の寺島靖国さんだった。寺島さんはしばらく店員さんと議論された後、古川電線の定番スピーカーケーブルμ-1を購入されていった。「平成のケーブル師」の異名を持つ寺島さんだが、意外と普通なものを買われるのだな、と思った。

寺島靖国さんといえば、1ヵ月ほど前に寺島さんの経営するジャズ喫茶メグに行った。半年ぶりに伺ったのだが、メインスピーカーがジョージアンからavantgardeDUOに変更されていてびっくりした。DUOは巨大なホーンスピーカーで、いま話題のドイツ製スピーカーだ。ホーンの色は数パターンあるのだが、メグに納入されていたのはワインレッドのモデルだった。ついでに、店内レイアウトも大幅変更。音についてはメグならではの味があるのだが、以前よりコシが強くなった感じがした。

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