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オーディオ聖地巡礼記2006年9月後半

ここでは、みじんこの足で稼いだオーディオショップ巡礼記をお伝え。巡礼地は秋葉原を中心とした東京都内のオーディオショップ最新情報、みじんこの目に止まった新入荷のオーディオアクセサリーや珍品、名機と謳われた中古オーディオ機器の入荷状況をいち早くご紹介!みじんこがオーディオ店で見て聞いたオーディオ業界裏話も。

2006.09.19
早秋の秋葉原オーディオ店その4

こんばんはみじんこです。一昨日、昨日に引き続き、今日も秋葉原のオーディオ情報をご紹介。

9/10(日)秋葉原電気街口駅前の様子。休日なので、ごったがえしている。
休日の秋葉原駅前では、あちらこちらで人集りが出来ている。覗いてみると、萌え系キャラに男たちが群がっている。ごくろうさんです。最近のアキバはこんな感じです。
これもある意味萌え系キャラか・・・。巨大ぴかチューと萌えシャツを着た酔っぱらい。このおじさん、秋葉原駅前に時々出没する。酒瓶を持ってうろつき、街行く人々をからかったりしている。2005.6.2の巡礼記「5 月下旬の秋葉原オーディオ店最新情報その1」にて、秋葉原駅前に金魚が泳いでいる空き缶について触れたことがあるが、たぶんその主だろう。微妙である。
こちら、秋葉原駅前の名物看板「世界のラジオ会館秋葉原」。この写真は8/26(土)に撮影したもの。
で、こちらが9/2(土)の様子。ラジオ会館1階のサトームセンラジオ会館1階1号店が閉店。サトームセン、次々店舗閉鎖しますなぁ。残ったのは、サトームセン駅前1号店と中央通りの本店のみのはず。
秋葉原の老舗家電店の相次ぐ閉店は、ヨドバシカメラ秋葉原店開店の影響も大きいが、それより大きいのはヤマダ電機などの郊外型大型家電量販店の躍進らしい。一見盛況に見える秋葉原だが、家電量販店はけっこう大変なのだ。
こちら、秋葉原の裏通り。総武線の高架下付近。あきばおー、ヒロセ無線、ソフマップ11号店などのある通りだ。高架下のジャンク家電店が閉店し、代わりにケンタッキーがオープンした。ここの2階では、秋葉原の人波を見ながらフライドチキンが食べられる。

右写真。オヤイデ電気の隣りにあった雑貨店が閉店し、カレー屋がオープンした。メイド喫茶と同様、秋葉原の食事どころはここ1年の間で急増している。

こちらオヤイデ電気。SWO-DX/SWO-GX/SWO-XXXの後継機がようやく発売!SWO-DX ULTIMO/SWO-GX ULTIMO/SWO-XXX ULTIMOの3種類だ。ULTIMOの発売にともない、従来のSWOは絶版となる。SWO-DXはアメリカン電気のコンセント金型が元になっていたが、ULTIMOは完全に新規の金型、新規の電極である。その他、あらゆる箇所が改良された。名称はSWO-DXを継承しているが、まったくの別物である。よーく見てみて欲しいが、横幅が従来より広がっている。横幅が5mmでかくなっているのだ。
SWO-DX ULTIMOの内部構造。右は旧SWO、左がULTIMO。ULTIMOのケースはメチャメチャがっちりしている。ケースの肉厚が倍増している。コンセント自体もかなり重い。まさに重戦車だ。電極もかなり分厚くなっている。挿し込み強度と言えばレビトンが最強だったが、SWO-DX ULTIMOはそれを超えた。開発者の村山社長さんからは、開発に要した様々な工夫や苦労話を聞いている。その構造、素材、制振対策など、オーディオ用にやることはやりつくしたという感じ。おそらく、史上最強のオーディオ用コンセントと思われる。
こちらオヤイデ電気の新型電源ケーブル。プラグ、コネクターがモールド化された製品だ。切り売り電源ケーブルP-23の端末にプラグ、コネクターを取り付けたものである。モールドは新規設計。電極は3Pタイプ。訪問時は近日発売予定で、価格未定。もうそろそろ発売されているんじゃないかな。
秋葉原の裏通り。秋月無線や千石電商がある通り。ダイナHIブランド買取りセンターもこの通りにある。秋葉原駅電気街口より徒歩5分。先々月だったか、同店は突如、店頭販売を取りやめ、従来の買取り専門店に戻った。名機、珍機にたくさん出会えたお店だけに、ちょっと残念。ダイナ系列のPSE検査は同店が一括しておこなっているので、それが忙しくなったのかなぁ。
ところ代わって、ここは秋葉原ラジオストア。ご存知、秋葉原駅前の電子パーツ店街だ。数坪ほどの小さな店舗が軒を連ねている。戦後の闇市が総武線高架下に集約され、現在に至っている。
ラジオストアの一角にコイズミ無線ラジオストア店がある。秋葉原駅電気街口より徒歩1分。現在、同店では店舗改装にともなう店頭展示品処分セールを実施中。ものによっては激安。現品限り。
セールは9月22日までだったか。ご覧の通り、なんとも大雑把なセールだが、欲しいユニットがあれば問い合わせてみるべし。思わぬ特価で購入できるかも。多くは展示品だったため、ペアではなく1個のみの特価なのに注意すべし。
ところ代わって、こちらはダイナ植木店。秋葉原駅電気街口から徒歩2分も掛からない。山手線の高架下、ニューアキハバラセンター内にある。同店はオーディオアクセサリーの販売コーナーと、機器の販売コーナーに二分されている。
オーディオ機器の展示販売コーナー。比較的現実的な価格の中級高級オーディオ機器が陳列されている。メインは現行の新品オーディオ機器だが、中古機器も扱っている。価格的には、秋葉原最安なことが多い。さらに時折、特価セールを実施したりもする。事前に電話で連絡し、気になるオーディオ機器を指名しておけば、試聴可能な状態にスタンバってくれる。大きな店舗ではないが、店員さんの対応は親切で、親身になってオーディオ相談に乗ってくれる。
KRELLの一昔前のプリメインアンプKAV300i。定価522,700円が中古228,000円。リモコン操作可能な薄型アンプ。クレルは外見、音質ともにこれら1990年代中半の製品に人気がある。
アンプジラ2000が現品処分特価だったり、トライゴンの小型オーディオ機器が特価販売だったり。これらは新品だが、決算処分でずいぶんと安値が付いている。
ゴールドムンド 2ch専用SACD/CDプレーヤー MIMESIS SRCD3。2006年5月発売。定価609,000円が通常実売515,000円、決算処分で455,000円。下はプリメインアンプMIMESIS330。2005年10月発売。定価714,000円が通常価格568,000円、さらに決算処分で528,000円。ゴールドムンドかぁ、いつか使ってみたい気もするけど、ま、私にとっては時期尚早ということで。10年経ったら中古で安く買えるかな。
今日もアキバ巡礼おつかれさーん。秋葉原駅電気街口改札に吸い込まれて行く人々。私も帰るとしよう。ではではねー。
2006.09.18
早秋の秋葉原オーディオ店その3

こんにちはみじんこです。昨日に引き続き、今日も秋葉原情報をお届けします。ページが長くなったので、後半ページに突入しました。9月前半情報は オーディオ聖地巡礼記2006年9月前半をご覧下さい。

今回テレオンサウンド110(テレオン第2店)3階、オーディオアクセサリーフロアの新入荷状況です。秋葉原随一のオーディオアクセサリー充実度を誇る同フロアは最新ケーブル事情を知る上で、欠かせないお店なのだ。JR秋葉原駅電気街口から西方向に徒歩3分。場所は同店ホームページか、秋葉原完全後略マップをご覧あれ。

8/29訪問。テレオンサウンド110の3階はオーディオアクセサリーの専門フロア。特にオーディオケーブルに関して、品揃えが充実している。しかも、このショーウィンドウの商品は全て試聴可能である。場合によっては、自宅での持ち帰り試聴も可能という、とてもありがたいサービスをしてくれるお店だ。
私は秋葉原へ行く度に同店へ立ち寄っている。中古アクセサリーの入荷も頻繁にあり、私は中古出物を狙って訪れている。フロア長の原さんとは長年のおつきあいである。原さんのケーブル知識は深くて広い。特定のブランド信仰がないので、公平な意見を聞く事が出来る。ケーブル選びで悩んだら、尋ねてみるといいだろう。
2004年以降、低迷気味の電源ケーブル分野だが、ローゼンクランツから新型電源ケーブルBLOODSTREAMが発売された。ご覧の通り、明るいオレンジ色の外装シースを有している。詳しくは、ローゼンクランツの商品サイトをご覧いただきたい。カイザーサウンドの商品は値引率が少ない。このケーブルもそうである。ACプラグはハッベル、IECコネクターはマリンコIEC320。
今年、日本へ輸入され始めたARGENTO AUDIOのSPケーブル。型番はSerenitySP。ARGENTO AUDIOはデンマークのメーカーだ。オーディオリファレンスインクが輸入代理店。ご覧の通りハイエンド価格。純度99.997%の銀を導体に使用。楕円形状の芯線構造を有している。重心の低い、安定した再生が特徴とか。私は聴いていないが。それにしてもこのブランドのマーク、なんだかアコースティックアーツのマークと似ているような。この白い外装シースは何製だろう?ナイロン編み組チューブっぽいな。それともガラスクロスだろうか。
こちらTMD(トータルミュージックデザイン)のSPケーブルELDORADO。1.7mペアで定価25万、実売21万円。こちらも価格はハイエンド。TMDのケーブルはビンテージ線を使用しているのが特徴。ご覧の通り、独特な外見である。TMDの広告を抜粋してみると「ElDoradoを構成する素材は現在では入手困難かつ最生産不可能なものばかりです。古いものが良いとは簡単には言えません。しかし中には圧倒的な音質を持つ素材が世界には存在します。TMDではそうした宝石のような素材を豊富にストックしています。そしてこれらの中から更にTMD製品用に厳選した素材のみを使いTMD独自の工法にてそれらを結びつけ組み上げて製品にします。既に素材の段階で自信があります。ElDodadoの突出した空間表現はスピーカーから出て来る音である事を忘れさせます。・・・」と書いてある。
TMDの展示コーナー。現在のTMDはビンテージ線をシルクの布で覆うものが多い。TMDは通常、直販のみ。ただ、例外的にテレオンサウンド110でのみ店頭販売されている。TMDはケーブル界でも異色の存在だが、興味を持っている人も多いのでは。そんな時はテレオンで試聴させてもらうのがいいだろう。
MITの新型デジタルケーブルがようやく入荷。昨年末から発売が告知されていたが、店頭に並んだのは今夏である。写真のデジタルケーブルはMagnam。定価113,300円/1m。この他にShotgunシリーズ、Oracleシリーズのデジタルケーブルも発売された。今までMITのラインナップの中でデジタルケーブルだけは旧態然としたデザインだった。これで同社のラインナップは全て一新されたことになる。

MITは日本国内で圧倒的な人気を誇るブランドだが、意外と取扱店が少ない。いや、MITのAVtシリーズは比較的どの店でも置いてあったりするのだが、Shotgunより上のグレードを店頭展示しているとこが少ないのだ。だから、テレオンで展示試聴できるのはとてもありがたい。同店にはMITのスピーカーケーブル、RCAケーブル、XLRケーブルなどが展示されている。

テレオンサウンド110の3階試聴システム背面。Magnamはショーウィンドウに展示されていたが、Shotgun、Oracleの各デジタルケーブルはシステムに接続されてエージング中であった。Shotgunはネットワークボックス無しのシンプルな外見。定価は75,500円/1m。Oracleにはネットワークボックスが搭載されており、定価163,700円/1m。個人的には、Shotgunデジタルが欲しい。なお、これらケーブルたちは私が訪問時には入荷したてだったので、実売価格などの値札はまだ張られていなかった。もうそろそろ価格提示されているんじゃないかな。
写真左の中の左側がMITのデジタルRCAケーブルShotgun、右が同Oracle。ORTHO SPECTRUMのワードクロックジェネレーターABS-9999に接続されていた。

DACからプリアンプの間には、MITの新型RCAアナログケーブルShotgunMAが接続されていた。ShotgunMAは今夏に登場したMITの新製品。Oracle/Magnamにも、OracleMA/MagnamMAが加わった。なお、従来のShotgun、Magnam、Oracleは存続し続けるようだが、ホントかなぁ。ただでさえ製品ラインナップが多い事で知られるMITだが、これでラインナップが倍増した事になる。価格などは国内正規輸入元ナイコムで確認あられたい。

テレオンサウンド110 3階のメイン試聴システム。スピーカーにJBL K-2 S5800。プリアンプにアキュフェーズDC-330、パワーアンプに同P-1000。SACDにデノンDCD-SA1。その他、ORTHO SPECTRUMの製品群が展示されている。電源周りの中古品も時折入荷するので、クリーン電源購入をお安く購入したい人はチェックしてみると良いだろう。
ORTHO SPECTRUMの製品たち。独特の風貌だが、けっこうヒット商品らしい。一番上が最近発売されたD/AコンバーターDAC-1、定価195,000円の実売168,600円。外形寸法190(W) 56(H) 220(D)と小型のDACだ。その下がマスタークロックジェネレーターCCG-525。右はクロックレシーバーCRV-555。ABS7777やCCG525と組み合わせた上で、CDトランスポートとDAコンバーターの間につないでデジタル信号の高精度化を図るための装置。装置の仕組みや、使用方法はややこしそうなので、同機のリンク先を読んでね。
ORTHO SPECTRUM製品の背面。BNC/RCA/XLR端子が多数装備されている。
9/2に訪問。エソテリックの新型電源ケーブル7N-PC9100が入荷。400本限定。ただいま、試聴システムでエージング中。このケーブルには三菱電線工業のMEXCELL導体が使用されている。MEXCELLとは簡単に言うと、銅線に特殊な方法で絶縁処理を施したもの。型番通り、導体に使われている銅の純度は7N(99.99999%)。それにしてもこのインパクトのある被服!そそりますなぁ。先々月に登場したRCAケーブル6N-DA5500nextgenと同じ赤黒ジャケットだ。一世を風靡しつつ販売終了となった8N-PC8100との音質的違いが気になるところ。8N-PC8100は熱気がムンムンする濃密サウンドだったが、対する7N-PC9100は瞬発力に秀でたハイスピードケーブルで、突き抜けるようなレンジの広さが特徴だとか。うむむむ、欲しいです。けどね、定価367,500円!おいそれと手が出せんですよ。

今日はこれまで。はー、欲しいもの一杯でごわす。

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