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オーディオみじんこ
オーディオ聖地巡礼記2005年6月上旬
ここでは、みじんこの足で稼いだオーディオショップ巡礼記をお伝え。巡礼地は秋葉原を中心とした東京都内のオーディオショップ。みじんこの目に止まった新入荷のオーディオアクセサリーや珍品、名機と謳われた中古オーディオ機器の入荷状況をいち早くご紹介!みじんこがオーディオ店で見た聞いたオーディオ業界裏話も。
2005.6.6
旬の音本舗福田屋が開催されるよ!
オーディオユニオンお茶の水店に行ったら、福田屋のイベント告知がされてました。もちろん、私は参加申し込みました。日時や内容は上の通り。来週末の12日日曜日です。会場はオーディオユニオンお茶の水店4階アクセサリーフロア。福田雅光先生とアコリバの石黒社長もおいでになられ、アコースティックリバイブのオーディオアクセサリーについて実演を交えながらお話しされるようだ。前回の福田屋は行きそびれたので、今回は絶対参加するぞ!参加したい人はオーディオユニオンお茶の水店に問い合わせてみてはいかが。
こちらはオーディオユニオン吉祥寺店でのイベント。今回の試聴会では、話題のデジタルアンプ ソニーTA-DR1が聴けるのだ。組み合わせられるのは、当然ながら同社のSACDプレーヤーSCD-DR1。設計者もお越しになられるので、これも見逃せないかも。本日時点で、すでに現物が吉祥寺店に搬入されていた。プリメインアンプとSACDプレーヤーという、いたってシンプルな取り合わせなのが、妙に新鮮だったりする。こちらも予約制らしいので、興味のある方はオーディオユニオン吉祥寺店にお問い合わせしてみるべし。吉祥寺店はこういったミニイベントを頻繁におこなっている。
2005.6.2
5 月下旬の秋葉原オーディオ店最新情報その1

5月末に秋葉原オーディオショップへ入荷したオーディオアクセサリー新製品、ならびにお店の動向などをご紹介しよう。あまりに量が多いので、2回に渡り掲載します。

コイズミ無線にダイトーボイスの新型フルレンジユニットが入荷。型番はF77G。価格は\1,360。9cm口径という珍しい大きさのユニットだ。フレームはご覧の通りプレスだ。能率は82.5dBとやや低め。コーンはポリプロピレン系だろうか。ダイトーのユニットは飾りっけのない明るい音がするのだが、これもそういった傾向の音色のようだ。TBが台頭してきている昨今、ダイトーもよほど目新しいユニットを出さないと、マニア受けしないだろう。ま、もっともダイトーユニットの主な流通先は電気メーカーへのユニット供給だと思われるので、オーディオマニア向けの小売りに注力はしないだろう。
お次は東京ラジオデパートの最新情報。秋葉原ラジオデパートとも呼ばれ、ラジデパとも略される。ラジデパはオヤイデ電気の向いにあるビル。地上3階地下1階のこのビルには数十件の電気パーツ店が所狭しと軒を連ねている。
ビンテージケーブルやビンテージパーツの専門店OLDIESELECTROが2階から1階に移動した。商品構成は相変わらず。店員さんも同じ人。
OLDIESELECTROのあった2階の跡地にはノグチトランスの2号店がオープンした。名は「joint-shop」という。自作アンプ用パーツや基盤キットが主力で、完成見本らしき真空管アンプも展示されている。
ラジデパ2階の海神無線には江川工房のフォック使用6N無方向ケーブルが入荷。2mで\2,250。詳細は現在発売中のオーディオアクセサリー誌117号(夏号)の江川三郎実験室をご覧あられたい。従来からあった6N無方向性撚り裸線にフォック制振材を直接塗布し、絶縁チューブを被せたもののようだ。導体構成はφ0.2×6本撚り。右上はラジデパ2階の鈴喜デンキがある通路。
こちらは別に目新しいものではないが、鈴喜デンキで扱っているパンドウィット製熱収縮チューブ。パンドウィットの収縮チューブは扱い店が少ないだけにありがたい。カラーや口径が豊富に揃っており、スミチューブで満足できない方にはおすすめだ。収縮率は約1/2。
これも特に目新しくはないが、ラジデパ3階にあるサンエイ電機。昨年は長期に渡り一時閉店していたが、今年になってようやく復帰した。ここのメインは真空管なのだが、米国MIL規格もののケーブルなどが豊富に揃っている。価格は標準的。
お次はテレオンサウンド110(テレオン第2店)。今まで同店での撮影は躊躇していたのだが、今回は3階フロアー長の原さんご了承のもと撮影させてもらった。さて、左上はクライオオーディオテクノロジーのSC-APC3.5切り売り電源ケーブル。切り売り実売\7,140/m税込。当然ながら、クライオ処理されているらしい。導体には無方向性OFCを採用。江川先生のアドバイスだろうか?芯線は3芯の撚り線。導体断面積は3.5スケア。ケーブル構造はごくごくオーソドックスなキャプタイヤ構造で、最外装にはポリエステル系らしき黒いメッシュチューブが被せてある。同社ホームページよるとノイズシールドがなされていると記述されているが、私が断面を見た限りではシールドらしいものは見受けられなかった。ゴム製の介在物かメッシュチューブにシールド効果のある粉末が練り込まれているのだろうか。なお、5月末時点では切り売りSC-APC3.5はテレオン110にしか入荷していない。そうそう、左上写真にあるように、AETのSCR-ACがテレオンにも入荷。切り売り実売\9,600/m税込。木村無線より\400安く価格設定されている。これで、秋葉原でSCR-ACの切り売りが買えるのは、キムラ無線とテレオンサウンド110の2店舗になった。右上はテレオンサウンド110に入荷したアコースティックリバイブのPOWERMAX5500。オヤイデ電気に次いで、秋葉原で2店舗目の入荷だ。価格は切り売り実売\4,300/m税込。テレオンの価格設定は秋葉原最安であることが多いので、自作ケーブルマニアは要チェックだ。
さらに、テレオンサウンド110の新製品入荷状況。こちらはCP-soundのG-450。CP-soundはたしか台湾のメーカーだったと思う。G-450の外径寸法はW540×D440×H60。重量は5kg。MDF/ウレタン樹脂などを積層したオーディオボードだ。値段の安さが魅力かも。ただ、高級感は感じられない。このボードについてはオーディオ雑誌でも取り上げられているので、興味を持っている人も多いだろう。私の行きつけの店で最初に入荷確認できたのはオーディオユニオンお茶の水店だったが、5月末にはテレオンにも入荷。G-450の他に、小サイズのG-230(W390×D290×H60 重量3.5kg)も入荷している。こちらは主にスピーカーのベース用途を想定しているらしい。
さらにテレオンサウンド110の入荷状況。こちらは前述のアコースティックリバイブPOWERMAX完成品。中身は切り売りPOWERMAX5500。導体断面積3.5スケアの3芯構造ということになる。黒いメッシュチューブは同社お得意のカーボン粉末入りポリエステルメッシュチューブ。価格はテレオン実売\39,800/2.0m。国産電源ケーブルの激戦価格帯に新手が加わったことになる。プラグコネクターにはオヤイデ電気のロジウムメッキプラグコネクターが装着されている。ケースは黒なので、P-029/C-029かと思ったが、そうではないらしい。
こちらもテレオンサウンド110に入荷した米国ハイエンドケーブルメーカーSTEALTHAUDIOCABLE社の新型電源ケーブル。型番はM-21superとある。価格はテレオン実売\102,400/1.5m。銀コートOFC線を導体に採用しているらしい。それ以上のケーブル構造は不明だ。私の記憶が正しければ、同ブランドの電源ケーブルは日本初上陸のはずだ。よくぞPSEを取得してまで輸入する気になったものだと、輸入元を褒めてあげたい。それにしてもこのケーブル、見るからに太いなぁ。
M-21superの疑問点はプラグ/コネクターにフルテックのFI-20R/F-20MRを採用している点だ。現行のFI-25R/F-25MRではなく、なぜ数年前に絶版となったFI-20R/F-20MRが採用されているのか。FI-20R/F-20MRはネジ止め構造に不備があっただけで、音質的にはFI-25R/F-25MRと大差ないのだが。
さて、こちらはテレオンサウンド110の1階入り口付近に展示販売されているmarantzのDA04だ。DA04はトライパスのデジタルアンプチップを搭載した4チャンネルデジタルアンプ。見ての通り、業務用のアンプで、背面端子は安物で、天板も薄っぺらいことこのうえないのだが、かの鈴木哲氏が設計されたということで、発売前後にはオーディオマニア間で話題になったものだ。しかし、最近は影を潜めてしまったように見受けられる。なにせこのDA04、ずいぶんなお値打ち価格で店頭に並んでいるにも関わらず、ここ3ヶ月間売れる気配がないのだ。お金の余裕があれば、私が買いたいくらいなのだが。
こちらは秋葉原駅駅前に出現した謎の空間。机と椅子が置かれているのだが、誰もいない。
いかにも怪しい。机上を覗き込むと、右上のような札が置かれていた。「私くし仕事がきらいです お金をください 松平建」と書かれている。うーん謎だ。さらに謎なのが、卓上に置かれている空き缶。中には水が張ってあり、ホテイアオイが浮いている。よく見ると金魚が泳いでいるではないか。黒い出目金と赤い金魚が1匹づつ。そういえば、ここには昔から酒飲みのおじさんが座り込んでいて、街行く人々に絡んでいるのをよく見かけた。ここの主はたぶんそのおじさんだろう。
翌日にも行ってみるとさらにグレードアップしていた。昨日はいなかったはずのメダカが2匹泳いでいたのだ。さらにはガボンバとアマゾンフロッグピットらしき水草も追加されている。謎は深まる。
卓上の札も更新されていた。解読すると「お酒代です。カンパお願い致します。一.神田明神様・・・ここにいます。二代将軍徳川秀忠公」と書かれている。うーむ、よほどお酒が好きらしい。そして、誰かのカンパなのだろうか、φ40薄さ1mmほどの謎の物体が十枚ほど置かれていた。食べ物なのだろうか。酒の肴にどうぞ、と誰かがカンパしたのだろうか。形状からすると、オーディオ用の薄型インシュレーターにも似ているが、似て非なるものとはこのことだ。たぶんこれは食い物だ。

さて、今日のところはこのくらいにしておこう。続きはまた近日中に。

2005.6.1
PowerBookG4/12inchで快適モバイル

今日はオーディオとはちょっと違う話題。新しく入手したパソコンの話である。Macに興味のない人にはつまらないかもしれないが、私にとっては一大事なので、しばしおつきあいのほどを。

私が現在使用しているアップルコンピューターのPowerBookG3/400MHzはフリーズが頻発するようになってきた。使用5年目だから、いつ壊れてもおかしくないのだ。そこで、乗り換えるべきパソコンを模索していた。いっそ、ウインドウズに乗り換えようかとも考えたのだが、色々考えた挙げ句、シームレスに環境移動できそうなMacに乗り換えることに決めた。Macのデザインはシンプルで好ましいし、私の知人にはマック使いが多いので、その恩恵に預かりたいというのもある。それと、購入の前提としたのはモバイル使用できることだった。外でホームページ作成ができる環境が欲しかったのだ。そうなると、PowerBookG4/12inchかiBook12inchが候補となる。予算は10万弱。価格的な折り合いを考えると、旧モデルを中古入手するしかない。性能と中古価格のバランスがとれているのは、現行の2世代前に当たるPowerBookG4/12inch/1GHzモデルだ。できればスーパードライブモデルがいい。表記がシンプルなUSキーボード搭載機であれば言うことなし。秋葉原や新宿の中古Mac取扱店や、ヤフーオークションでお目当てのモデルを探すこと数週間、ついに願ったり叶ったりの出品をヤフオクにて発見!13万円にて即決落札した。ここに紹介しているのがそのPowerBookG4/12inch/1GHz/スーパードライブモデルっす。前ユーザーの方が保護シートを貼った上で大切に扱われていたため、状態は良好。USキーボード搭載で、メモリーとHDもノーマルから増強されているのでありがたい。OSは当然、OSXだ。いままでOS9に慣れ親しんできた私にとって、OSXへの乗り換えは不安だったのだが、使ってみたら快適そのもの。データの移動は外付けハードディスクで行ったが、ほとんど問題なく作業環境を移管できた。やっぱ新しいパソコンはいいですな。
これがUSキーボード。「あいうえおかきくけこ・・・」といったJIS配列における仮名表記がないため、見た目にシンプルで美しい。@入力キーや仮名変換切り替えがJISキーボードと違うのだが、使い勝手はJISキーボードと大差ない。入出力関係は左側面に集中配置されている。映像出力はminiDVIだ。
こちらはBluetoothマウス。PowerBookG4にはBluetoothが標準内蔵されているので、Bluetoothワイヤレスマウスが使える。Apple純正のBluetoothワイヤレスマウスもあるのだが、スクロール機能の無い1ボタンマウスなので、使い勝手が悪そうだ。となると、サードパーティ製を探すしか無い。しかしながら、どこのMac専門店を探しても、サードパーティのBluetoothマウスは1〜2種類しか扱っておらず、デザインも悪く、小さすぎたり、大きすぎたりして使い勝手が悪そうだ。なんとかならんものかとネット検索していたら、TravellersInnというブログでMacで使えそうなBluetoothマウスの特集記事を発見。ここには沢山のBluetoothマウスが紹介されている。その中で、東芝のIPCZ079AというBluetoothマウスがデザイン的にも大きさ的にも気に入った。東芝の製品紹介ページを閲覧してもMac対応とは謳われていないのだが、Powerbook会議室というサイトを閲覧してみると、IPCZ079AはMacでも使えると書いてある。そうなると居ても立ってもおられない。いざ秋葉へ行かん。秋葉原のパソコン店を駆け巡ること十数件。どこにもIPCZ079Aを扱っている店がないのだ。パソコン店の店員さん曰く「これは東芝dynabookユーザー向けに製品化されていますので、一般流通はしてないですね」とのこと。こうなったら、秋葉にある東芝直営の修理センターに行って聞いてみるしか無い。東芝修理センターの社員さんにIPCZ079Aの扱い店を尋ねたところ「秋葉原のチチブデンキに置いてございます」とのこと。
チチブデンキといえば、秋葉原名物「おでん缶」の自動販売機を店先に並べているパソコン店だ。早速、同店に足を伸ばしてみると、あったです!IPCZ079Aが。それ以外にも、今月発売になったばかりの東芝IPCZ088Aという新型Bluetoothマウスも置いてあるではないか。チチブデンキの店員さんに聞いて初めて知ったのだが、チチブデンキは東芝製品の特約店らしく、dynabook周辺機器は全て置いてあるとのこと。いやはや、あちこち探しまわったが、欲しかったBluetoothマウスが手に入ってよかったよかった。
チチブデンキでのIPCZ079A販売価格は税込\5,980。東芝のダイレクト通販特価だと\3,980なので、チチブデンキの方がずいぶんと割高に思えるが、どうしても早く入手したかったので、差額は気にしない。なお、ネット情報ではビックカメラでもIPCZ079Aを扱っているらしい。やっとこさ手に入れたIPCZ079Aだが、いざPowerBookG4にBluetooth接続しようとしたら、認識はするものの、通信が確立されずにエラー表示が出てしまう。なんだ、せっかく買ったのに使えないではないか!とがっくりしたのだが、Powerbook会議室をよくよく読み返してみると、IPCZ079Aの接続法についての書き込みを発見。IPCZ079Aをマックで使うには、Bluetooh設定アシスタント→ほかのデバイス→パスキーの要求ウインドウに1234と入力→接続完了となる。この通りに設定してやると、うまく繋がった。こんなん、同会議室の掲示板を見なければ一生分らなかったぜ。

その後、AirMacベースステーションも購入したので、自宅での無線環境は整った。さらに、ホットスポットにも加入したので、外出時のネット環境も確立できた。これにて、私のモバイル環境は一件落着。ちなみに、この記事もホットスポットを経由してアップしている。現在の私のパソコン環境は右上写真の通り。オーディオみじんこを管理する都合上、万が一のことを考えて、パソコンは2台体制に。引き続きPowerBookG3は自宅専用として残し、PowerBookG4は常に持ち歩いている。

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