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オーディオみじんこ
オーディオ聖地巡礼記2005年7月
ここでは、みじんこの足で稼いだオーディオショップ巡礼記をお伝え。巡礼地は秋葉原を中心とした東京都内のオーディオショップ最新情報、みじんこの目に止まった新入荷のオーディオアクセサリーや珍品、名機と謳われた中古オーディオ機器の入荷状況をいち早くご紹介!みじんこがオーディオ店で見た聞いたオーディオ業界裏話も。
2005.7.31
みじんこ次期オーディオ機器初試聴

お久しぶりです、みじんこです。夏らしい暑さになってきましたね。さてさて、ここしばらくはヤフオク出品やら次期オーディオ機器の探索やらでガヤガヤしておりました。ヤフオクの発送でてんやわんやしつつも、自分でも呆れるくらいの熱中さで掘り出し物を探しとったのです。ようやく、みじんこ次期オーディオシステムの中核をなす機器類が揃ったので、今日は初めて音出しをしてみました。

こちらがみじんこ新オーディオシステムの機器類。全て10年くらい前の機種だ。従って、全て中古品。現行当時、大金叩いて購入した人がいるからこそ、中古で安く入手出来るのだ。ありがたやありがたや。

手前より、ノッティンガムアナログスタジオのLPプレーヤーSPEACEDECK。CDプレーヤーは念願のWadia6。Wadia6の隣はPASSのプリアンプAlephL。アレフシリーズで最も安いプリアンプだった。アレフといっても某宗教団体とは何の関係もない。放熱フィンの固まりのようなものはPASSのパワーアンプAleph3。Aleph5を横方向にまっ二つにした、もしくはAleph0sの上部部分のみ切り離したような格好をしている。アレフ3の存在を知った時には、なんとも素っ気ないデザインだなぁと思ったのだが、次第にこの無骨さが気になってきて、今回の入手と相成ったのである。これも横幅30cmとコンパクトだ。

SPEACEDECKの組み立て作業中。オーディオユニオン新宿店にてつい先日購入。入手価格は22万円。SPEACEDECKはNOTTINGHAMのデビュー作。購入したのはHDでも10thでもなく、ノーマルタイプだ。SPEACEDECKはターンテーブルの厚みを増したHDに切り替わったため、ノーマルタイプはすでに輸入されていない。なぜこのプレーヤーにしたかというと、本体がコンパクトだからだ。本体の横幅は400mm。レコードプレーヤーとしてはコンパクトな部類になる。まだら模様の悪趣味なベースボードを含めると46cmだが、ターンテーブル部分は右写真にあるベースボードに載っているだけなので、本体のみでも問題なく使う事が出来る。

ちなみにこのベースボードは大理石ではなく、合板に大理石風の塗装を施したもの。厚みは5cm近くあるのだが、オーディオボードとしての性能はそれほど高いものではないと聞く。だから、この付属ボードは使わずに、別途オーディオボードを製作してやるつもり。ちなみに、下位機種のINTERSPEACEはベースボードにターンテーブルやモーターが直付けされており、ターンテーブル部のみを切り離して使うことはできない。

今回のみじんこオーディオ機器は横幅400mm未満の機器で揃えるつもりだった。この大きさのプレーヤーとしてはAVIDのDIVAやROKSANのRadius5、CONSONANCEのReferenceLP-1.0など幾つかの候補を挙げていた。しかしながら、オーディオ店での展示品を見るにつけ、どれもいまいちの感があった。いいレコードプレーヤーはないものかとあれこれ調べて行くうち、SPEACEDECKがいいんじゃないかと思い始めた。定価50万以下のプレーヤーではダントツの性能という。そんな最中にユニオンでSPEACEDECKの出物を見つけたわけだ。上の写真はY31プロジェクトの砲金製ターンテーブルシートY31-ST1-GMを載せた状態。手入れをしてなかったので、ちょっと汚れておりますが、これは丹念に磨いてやるとピカピカになるのです。SPEACEDECKのターンテーブルは亜鉛合金で5kg。これに3.1kgのY31-ST1-GMを載せてやると、合計8kg弱のターンテーブルとなり、SPEACEDECK-HDのターンテーブルと同じ重さに。ふふふ、見た目もよろしいじゃあーりませんか。このターンテーブルシート、私の宝物なのだ。

そうそう、せっかく新しいレコードプレーヤーを手に入れたのに、フォノイコがないのでレコードを聴けないのだ。先日PRA-2000ZR手放してしまったからなぁ。で、新しいフォノイコには47研究所MODEL4718にしようと思っている。見た目が面白い上に、価格も手頃。製品コンセプトもしっかりしていて、音も良さそうだし。47LABの製品を使ってみたかったというのもあるしね。

CDプレーヤーはWadia6をチョイス。これはヤフオクで入手。入手価格は22万円。横幅35cm。うんうん、この価格ならお買い得だ。Wadia6はワディア初の一体型プレーヤーで、中域の厚みが凄いらしい。現在でも探している人が多く、私も昔から気になっていたCDプレーヤーだった。発売当時の人気も凄く、入手まで数ヶ月待ちがザラだったらしい。1992年の発売からWadia21に入れ替わる3年間の間に相当数売れたヒット商品だったのだ。だから、中古市場にも比較的頻繁に出てくる。古い機種なので、中古市場の価格は底値に近い。しかしながら、オーディオ店での中古価格は21万〜36万円と、相当にばらつきがある。ダイナとフジヤエービックはかなり安く、ユニオンとハイファイ堂は強気の価格設定だ。アバックは中堅。ヤフオクでの相場は19万〜23万円といったところ。ちなみにWadia21のオーディオ店中古相場は25万〜36万円、ヤフオクでは25万〜30万円。この2ヶ月あまりの間にwadia6を探して都内オーディオ店を巡礼し、2台ほど見かけたものの、いずれも価格が想定範囲外だったり、傷がひどかったりした。ヤフオクでも月に2〜3台のペースで出品されているため、状態の良さそうな出品を見つけ、落札に至ったのである。

Wadia6の横に鎮座しているのはパスラボラトリーのプリアンプAlephL。横幅300mmの小型アンプだ。入力は4系統。出力は2系統。全てアンバランスだ。これは埼玉県吉川市のオーディオスポットカマニで購入。入手価格は125,000円。ストレート感の強いアンプだと聞くが、さていかなるものか。PASSの初期作品らしい独特の風貌。昔から欲しかったプリだった。

ご覧の通り、従来のオーディオ機器はだいぶ無くなった。B-2103/AX-900/PRA-2000ZR/VRDS-25xs/DV-AX10/DMR-E10/ST-S333ESA/HV-V7000などなどが新しい主の元へ旅立って行った。寂しい気もするが、次のステップに進むには仕方のない事なのだ。

で、残ったのはDVDレコーダーのRD-X1とVHSビデオデッキNV-SB900。これは私のオーディオ趣味というより、家族の娯楽用に必要なのだ。NV-SB900はつい先日オーディオユニオンで購入したもの。これもずーっと出物を待ち続けていた機種。HV-V7000の代替機種として購入。レンタルビデオを見るためにビデオデッキは必要なのだ。NV-SB900はパナソニックが1998年に発売した製品で、すでに絶版になっているものの、画質の良さで現在でも人気のある機種だ。人気の秘密はこのシンプルな外見にもあるのだと思う。

さて、いよいよ音出しとなる。機器類はすべて床に直置き。柔な床なので、機器の性能は発揮されていないはずなのを承知の上で試聴をおこなう。今回の主目的は故障の有無を確認するためのものなので、けっこう雑な置き方だ。電源ケーブルには私の最新作である極太自作品を使用。ヘビのようにのたうち回っている姿がなんとも異様。そう、これからのみじんこ新システムは「ケーブルを見せる」ことを主眼としている。今回は音出しのため、床に直置きしているが、新しいラックにおいても機器を横並びに並べる方法を採用するつもりだ。

電源を入れてから1時間くらいまではぼやけた音がしていたのだが、なかなか濃ゆい音がスピーカーから流れてきた。これは期待出来そうだ。通電30分ほどでAleph3は火傷しそうなくらいに熱くなっている。ちょっと触れてびっくり、マジで火傷しそうになった。さすがはA級アンプだが、これはちょっと熱すぎやしないか。

で、愛聴盤を次々掛けて行くうちに3時間が経過。ここらで音色が一変し始めた。奥行きがズーーーンと深くなり、ビルエバンスのピアノのタッチが光り輝く宝石のように解き放たれる。スネアブラシのシャカシャカ感もリアルだ。ベースも深く沈み、厚みがある。全体的に音像が甘いのはセッティングがいい加減なためだろう。ENNIOMORRICONEのMISSIONサントラ盤は、映画の内容に相応しく悲劇的な曲目が目白押し。このはかなく哀しげな雰囲気が深みを増して私に染み入ってくる。うん、初の音出しにしては上々の滑り出しだ。あまりに心地よいので、延々6時間ほど音楽に浸っていたのである。

というわけで、これらの機器を如何にセッティングしていくかが、これからのみじんこシステムのポイントだな。だが、現行の大型スピーカーやラック、GT-2000Lやテレビモニターなども処分しなきゃならんし、新しいシステムを構築するにはまだまだ時間が掛かりそうだ。

テレビにはシャープのLC-26GD2を購入予定。デジタル地上波チューナー内蔵で、デザインもシンプル、性能もほどほどに良い。新型が発売されたため価格は底値(15万円)で、スピーカー部分が取り外せるというのが決め手。LC-26GD2の設置方法は壁掛けとすることで決定している。付属スピーカーを取り外し、自作スピーカーを取り付けるつもりだ。

DV-AX10に代わるユニバーサルプレーヤーにはマランツのDV-12S2を購入したい。薄型なのが決め手。この春に絶版となり、現在は流通在庫のみとなっている。音質重視の手頃なユニバーサルプレーヤーということもあり買うならこの機種しかない。定価(30万円)の半値ほどで在庫処分中なので、新品で買うなら今なのだが、金銭的な都合で、おいそれと購入するわけにもいかない。

新しいラックの設計はおおよそ済んでいる。H220 D450 W600の薄型ラックを2段3列積みにして、H440 D450 W1,800のラックシステムを構築。その最上段600×3列=1800mmの長大な棚板部分に上述のオーディオ機器を横並びに設置する予定。ラックの垂直部分は金属パイプで構成。内部にジルコンサンドを注入し、防振機能を付加する。

新しい自作スピーカーはどうするか?これも目下の課題。平面バッフルかオーソドックスなバスレフか・・・。こじんまりしたスピーカーにするつもりなのだが、けっこう大げさなものになりそうな気配も。はてさてどうなることやら。

2005.7.14
みじんこオーディオ今後の赴く先は・・・

こんばんはみじんこです。オーディオシステムの一新を宣言してから、「どうされたんですか?」「もうオーディオ辞められるんですか」「今後の展開に期待してます」などたくさんのメールをいただき、宣言した私自身、ちょっとびっくりしています。オーディオは辞めませんです、はい。ご安心ください。まー、オーディオシステム一新に至った経緯には色々な要因があるのですが、また一段落着きましたら、新システムとともにご説明したいと思います。

新システムは味の濃い小型機器で揃えようと思うデス。卓上にずらりと並べたいなと思ったのだ。名付けてみじんこ卓上システムとか、みじんこ床の間システムなんて感じにしようかと。すでに、システムの要となるプリとパワーはパスラボラトリーのALEPHシリーズで揃えてみた。これがプリのALEPHLとパワーのALEPH3。幅30cmほどの小型アンプ。ALEPH3はヤフオクで、ALEPHLはオーディオスポットカマニで入手。アレフシリーズの中でももっとも安いグレードのものだが、この小ささに惹かれた。私もウニの飼い主になったわけだ。ま、一番小さなウニなのだが、これはこれで放熱フィンの固まりみたいで面白い。この二つを重ねてみると・・・ALEPH0sみたいだなぁ。

後は小型CDPを入手して、スピーカーとラックを作り替えて、テレビを液晶にして伝々・・・やるべきことは多い。考えているだけで楽しくなってくる。そうそう、どなたかWadia6を20万で売ってもいいよという方いらっしゃらないでしょうか?

2005.7.3
ガッツさん宅にてB-2302を拝む

こんばんはみじんこです。昨年のことHNガッツさんからメールをいただきました。オーディオみじんこをご愛読いただいているとのことでメールをいただいたのがきっかけ。B-2302ユーザーというお話を聞き、これはぜひ拝みに行かなきゃということで行ってきました。ところは神奈川県の中華街の近く。ガッツさんはとてもおだやかな人だったのだが、ことオーディオに関しては情熱的。部屋に入って早速、試聴開始と相成った。実は、訪問させていただいたのは昨年の11月だったのだが、ずいぶんとレポートが遅くなりました。ガッツさんすいません。

ガッツさんのシステム。おー、つぼを押さえたすばらしい組み合わせだ。お住まいは鉄筋コンクリートのマンションで、部屋はおおよそ15畳くらいはありそうだ。私のオーディオルームはたった6畳なのでうらやましい。スピーカーはオンキョーのセプター1001。往年の国産スピーカーらしい重厚な3wayだ。近年まで現行だったのだが、生産中止になる直前に入手されたのだそう。

主にガッツさんの愛聴盤である女性ボーカルやポップスを聴かせていただいたが、非常に柔和で繊細な印象を受けた。刺激感が少なく、空間に無理なく音像が展開する。押しの強さとかはあまり感じられないが、ボーカル系にはちょうど良い。みじんこのシステムとは方向性がかなり違う音調なのだが、これはこれでリラックスしてとても心地よい。

これ!これですがな!サンスイのB-2302Vintage。サンスイの最高峰パワーアンプだ。しかも希少なシャンパンゴールドモデル。インジケーターが生きているのもすばらしい。これは一生ものだな。傷一つない中古美品をオーディオ店で発見され、同時に販売されていたC-2302とともに購入されたのだそう。B-2302は現在でも探している人が多い。愛用者はなかなか手放さないのだろう、中古市場にはほとんど出てこない。ここ数年の間、私はアバックで1度だけ中古販売されているのを見かけた事があるだけ。ヤフオクには時々出品されているが、30万台後半で落札されている。10年ほど前の機種がいまだ定価の半値で取引されているのは異例の人気と言える。
こちらはサンスイプリアンプC-2302。これたしか定価\120万ほどしたんじゃなかったっけ。サンスイはごく一部の機種を除いて電源ケーブル直出しだった。だから、B-2302にしろ、C-2302にしろ電源ケーブルの交換ができないのが玉に傷。

CDトランスポートはエソテリックのP-70、DACはエソテリックD-70。チューナーはトリオ時代のケンウッドL-02T。当時の定価は30万。中古で入手されたのだそう。DVDはパナのDVD-H1000。各機器は無垢材をオーディオボードとして、その上に設置されている。オーディオラックとオーディオボードの間には薄いカーペットを挿んでいる。

電源ボックスはSAECのTAP-PLUSだ。しかも2台。壁コンセントからはキャメロットPM750で配線。キンバーのPK-10Gなどが確認できる。こういう置き方、電源ケーブルが眺められてケーブル好きにはたまらない。私も電源ケーブルが堂々と見える設置をやりたいのだが、我が家でこんなことしたら息子に即破壊されるので駄目だ。ガッツさんのレコードプレーヤーはKP-1100。カートリッジはオーディオテクニカのAT-33R。33シリーズの最新作だ。レコードも聴かせてもらったが、音が生き生きしていてやっぱいいですな、アナログは。
スピーカーベースは金子式。私はこの時期、スピーカーベースの製作を検討していたのだが、どのような仕様でいくべきか考えあぐねていた。そんな時期の訪問である。金子式を実践されているガッツさんに刺激されて、私も金子式でいこうと決めた。なお、スピーカーケーブルも金子式銅帯導体自作ケーブルとのこと。その他、壁に貼付けたガラスのタイル、システム全面に敷かれた大きな無垢木板、ケーブルの吟味など様々な工夫が見られた。私の持参したソフィーBフォーキンスのCDも鳴らす事が出来き、私のシステムにはない透き通った柔らかな音色にしばし官能。実に4時間あまりにわたってオーディオ談義と試聴に花を咲かせた楽しい時を過ごす事ができた。ガッツさんありがとうございます!

これ以来、ガッツさんとは時々情報交換をしているのだが、同じサンスイユーザーとして、ケーブル好きとして、様々な情報をいただいている。

そんな中、ガッツさんは最近、ラインケーブルにカルダスのゴールデンリファレンスを、電源ケーブルにエソテリックの8N-PC8000/8N-PC8100を導入され、さらにスピーカーケーブルにはPADタンタスを導入されたとの事。ケーブルにかける金銭と情熱には頭が下がる。ケーブルのラインナップ一新により音質も低域方向に相当強化されたとのこと。右の写真はガッツさんから送られてきたオーディオシステムの最新状況。なんか、TAP-PLUSが1台増えているような気が。これはぜひ聴きに行かねばなるまいと思っている次第。その際は、私の自作電源ケーブルを持参して、みじんこ自作ケーブル対8N-PC8100を実現したい。

2005.7.2
一から出直し宣言

秋葉原の電磁波を浴びると心身が落ち着くみじんこです。あらよあらよという間にもう7月ですな。西日本は空梅雨らしいですが、東京はしとしと雨模様が続きます。
さて、ここ最近、今後のみじんこオーディオシステム構成の方向性を考えてました。自分にとっての本当に満足のいくオーディオとはなんぞや、というようなことをあれやこれやと考えとりました。結果、現在使用中の機器のほとんど全てを手放し、一から出直す事にしました。気が変わる可能性もあるのですが、AX-900/B-2103/VRDS-25XS/DV-AX10/PRA-2000ZR/プロフィールプロ/自作ラック/自作ケーブル/自作スピーカーPA-2を始め、現在保管中の機器、オーディオアクセサリーの大部分を手放すことにします。そして、更地の状態から、いままでとは傾向の違うシステムを揃え直してみよう、そういう境地に至ったのです。はてさてどうなることやら。そういうわけで、近日中に当ホームページにて処分機器の告知をおこないます。

2005.7.1
つれづれなるままにオーディオ巡礼

こんばんはみじんこです。もっとマメに更新すればいいんですけど、今日も積もりに積もったオーディオ店の情報をご覧ください。だいたい5月下〜6月末あたりに見かけた情報です。

オーディオユニオンお茶の水店の入り口に47研究所の信楽シリーズが展示されていた。いつもは1階奥に置いてあるのだが、6月下旬だけ店の入り口に進出していたのだ。トラポはディスクの固定パーツに少し改良が施されたらしい。改めて見るとなかなか魅力的なオブジェですな。部品点数最小の威力はいかなるものか。店頭では47Labのオリジナルフルレンジ小型スピーカーで実際に音出ししていた。ただ、小音量だったので、音は良いのか悪いのかよく分らんデス。もう少し大きめのスピーカーに接続すると、どんな音を奏でてくれるのか興味ありますな。なお、6月30日時点ではすでに1階奥のいつもの位置に引っ込められていた。私は最近、システムの一新を考えていて、もし乗り換えるならこんなオブジェも面白いかなと誘惑に駆られている。
こちら4階アクセサリーフロア。かなり頻繁に覗いているのだが、その度毎に中古入荷品があったりする。ま、目に毒のような高級品が多いので、私はただただ拝みに行っているようなもんですわ。右はラインケーブルの中古品。ここ最近、いつもより品物の動きが激しい。ボーナス時期の買い換え需要なのだろうか。
こちらこまごまとしたアクセサリーの中古品。入荷してすぐ売れるもの、何ヶ月も陳列されたままのものなど色々だ。写真には撮ってないが、昨日訪れた時にはアコリバのコンセントスタビライザーCS-2が早速中古入荷していた。手放した人は、きっと期待したほどの効果が無かったのだろう。右はWBTのスピーカーターミナルWBT-0700。新品でもほとんど見かけない珍品だけに、思わず買ってしまいたくなったのだが、躊躇して止めた。これも数日間陳列されていたが、ついに昨日ショーウインドウから消えていた。余計なおせっかいだが、これを買った人は何に使うんだろうか。自作アンプか、既製品の改造か、それともコレクションとして保管しておくとか。私も買っておきながら全く使わずに棚に飾っているだけのアクセサリーがたくさんある。アクセサリーはそうやって世のオーディオマニアのオーディオルームに埋蔵されてゆくのだろう。
こちらはアクセサリーフロアの試聴システム。しょっちゅう機器の入れ替えがあるのだが、このたびはWadia23が組み込まれていた。Zuのスピーカーから穏やかなメロディーが奏でられていた。Wadiaは四隅に灰色の支柱がないので、ずいぶんとシンプルな面持ちだ。
ここ最近、オーディオボードの新製品が多く、陳列コーナーは賑やかだ。右の極厚オーディオボードはSYMPOSIUMのオーディオボード。新製品のUltraというものらしい。同フロアーの試聴システムにも使われているボードだ。それにしても厚みがあるなぁ。けど、これスポンジみたいな軽めの樹脂が主材で、あとは上下に金属板を貼付けているだけなので意外と軽いみたい。興味のある人はパシフィックオーディオのサイトで確認してほしい。
ユニオン茶水店アクセサリーフロアはここしばらくの間、電源ケーブルの扱いを縮小していたのだが、ここにきてようやく復活の兆し。6月中旬にサエクのAC-4000とアコリバのPOWERMAX5500が初入荷。POWERMAX5500に関しては、6月に開催されたアコリバ製品試聴会の建前もあるから、入荷せざるを得なかったのだろう。なお、POWERMAX5500はオープンプライスなので、扱い店での販売にはかなりばらつきがある。私が普段出入りしているお店において6月30日時点で入荷しているのは、ユニオン茶水店/テレオンサウンド110/オヤイデ電気の3店のみ。最安はオヤイデだ。ユニオンとは千円くらいの値段差がある。
なつかしや、ラックスがアルパインと組んでいた時のDAC内蔵プリメインアンプLV-109。秋葉原ラジオ会館4階の清進商会にて発見。6月中旬に入荷。このなんとも80年代を彷彿とさせるデザイン、ええですな。この当時、やたらDAC内蔵プリメインが流行りましたな。そして、どこへともなく去って行ったあのブームはなんだったのだろう。仕組みは違うが、現在のD級アンプの奔りみたいなものか。
こちらはコイズミ無線に入荷したTAKET(テイクティ)のスーパーツィーターBATPRO。AA誌などでも取り上げられているので、興味のある人も多いのではないだろうか。BATPROは6月下旬に入荷。従来のBAT1を改良した上位機種だ。あちこちでの店頭試聴をしてみて効果のほどは多少感じないでもない。ただ、見た目がダサイので私は別に欲しいとは思わない。しかしながら、あちらこちらでBATがもてはやされているもんだから、興味のある人も多いかと思いまして、一応入荷情報まで。
BAT1も継続販売される。振動板の背面はカバー無しの筒抜けになっており、向こう側が透けて見える。ムラタのセラミックツイーター、フィデリックス社のハーモネーターもそうだが、超高域の再生を名打った話題作が定期的に出現する。実際の効果のほどはというと、いまいち効果が実感できないものも多かったりして、一筋縄ではいかんですな。
所変わってJR秋葉原駅京浜東北線から建設中のヨドバシカメラを望む。だんだんと出来上がってきましたなぁ。家電業界最大の大型店舗の秋葉進出は脅威となるか。

右は秋葉原UDXビル。こちらも着々と建設が進んでいる。このビルにはIT関連の企業や研究施設が入る予定。

こちらはサトー無線秋葉原本店6階。もともと、秋葉原ラジオ会館に入居していたサトー無線ピュアオーディオ部門だが、2年ほど前に本店に移転したのだ。本店への移転の告知も無しに閉店したので、サトー無線はピュアオーディオ関連から完全に撤退したかのように誤解している人も多いと聞く。ご覧の通り、真空管アンプの品揃えでは秋葉原随一。来客数は少ないが、がんばってほしいものだ。右はサトー無線に陳列されていたフォノイコライザー。メーカーや型番などは不明だが、なんともこじんまりとして美しい。
こちらもサトー無線でみかけた中古品。ナカミチの往年の名機ドラゴンだ。さすがはナカミチ最盛期のカセットデッキ、重厚な面持ちだ。最近、ドラゴンを所有している方からドラゴンを収納するラックの製作依頼があり、現在制作中なのだ。私は実機を初めて見たので、鞄からメジャーを取り出し、寸法を測らせてもらった。

ドラゴンの上にはヤマハのパッシブコントローラーYPC-1が現品処分特価で陳列されていた。漆黒の外見がとても美しい。大きさも手頃なので、オブジェ感覚で愛せそう。アルプスの高級ボリュームにスーパートロン社の特性RCAジャックが搭載されており、けっこう魅力的な製品に仕上がっている。ヤマハいまだ健在か。突飛な製品ではあるが。ここ半年の間にYPC-1の中古品を私は何台も見かけている。なぜ、対となるべきパワーアンプがほとんど中古で出ないのに、このパッシブコントローラだけやたら中古に流れるのか。あ、このサトー無線のYPC-1は展示品処分みたい。中古でも12万台なので、10万弱ならお買い得かも。

6月上旬だったか、テレオンにAETのデジタルケーブルUPDG75が\69,980で中古販売されていた。中古では初めて見かけた。お買い得品だが、外部DACを所有していない私のシステムではデジタルケーブルは活躍しようがない。手前にはキャメロットの名ケーブルPM-650が陳列されている。PM-650の中古はときたま見かけるのだが、コネクター側のメッシュチューブがほどけてしまっているものが多い。被服処理に難があると思われる。どちらも店頭に出てしばらくのちに売れてしまったが、現在はワイヤーワールドの電源ケーブルSEP3が入荷していて、物欲を刺激されている。

右はオーディオユニオン新宿店に入荷した三角形の筐体をした真空管パワーアンプ。SCIENTIFIC FIDELITYという耳慣れないメーカーのTrilliumという製品。KT88を搭載している。出力65W、外形寸法はW512×H230×D485。重量 23.5kg/台。1991年の製品で、当時の定価はペア\2,520,000。中古販売価格は\598,000。電源ケーブルは直出し。まるで宇宙船のような見事なデザインだ。デザインだけで買ってしまう人がいてもおかしくないほど美しいのだが、これ店頭に展示されて数ヶ月を経過しているのに、一向に売れる気配がない。同アンプとペアになるべきプリアンプも置いてあるのだが、そちらは商談中のまま棚の上に保管されている。

オーディオユニオン新宿店に6月初旬入荷のPASSLABのALEPH5。中古市場に滅多に出ないパワーアンプだ。通称ウニと呼ばれている。私はいまPASSに強く惹かれているのだが、30万も一挙に出費できるほど余裕はないので、眺めるだけとした。これも店頭に出てから半月ほどで消えていた。
秋葉原の裏通りを歩いていたらソフマップのオーディオ専門店を発見。13号店らしいのだが、こんな店あったっけ?
というわけで店内に入ってみると、AV関連の視聴ルームもあり、オーディオアクセサリーもそれなりに品揃えがされていた。ソフマップ侮りがたし。割安感はないが、品揃えは秋葉原のオーディオ店と遜色ない。ただ、存在が知られていないためか、来店客はまばら。私が来店したとき、店内には2人しか客がいなかった。なお、ピュアオーディオ機器は皆無。
こちらは吉祥寺オーディオユニオン。5月の撮影なのでもう最新情報とは呼べないのだが。デジタル針圧計のニューモデルが入荷していた。これは MICROTECのKMT-200という製品。低価格なデジタル針圧計は歓迎したい。KMT-200も合わせ、ここ1年ほどの間にデジタル針圧計は3品目ほど発売されている。静かに熱い分野なのかもしれない。KMT-200はオーディオ店には軒並み入荷している。

右はオルトフォンの新型MMカートリッジBroadCast-E。コンコルドナイトクラブEの派生モデルと思われるが詳細不明。国内減低入荷100本のみとなっているらしい。

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