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オーディオみじんこ
オーディオ聖地巡礼記2003年10月
03.10.28 昨日、秋葉原ラジオストアー内のナリタというパーツ屋でビンテージワイヤーを購入した。40年代のビンテージワイヤーで、色違いの3本組みが\1,500/m。2m分購入。ビンテージワイヤーは自作アンプの内部配線やTMDという国内のガレージケーブルメーカーのケーブルに多用していることで有名だったので、気にはしていたのだが、自作してみようとは思わなかった。さらには、シールドも無い半世紀前のデッドストックのケーブルがいい音がするのか疑問だった。もともと切り売りビンテージワイヤーは秋葉原の海神無線でしか見掛けたことがなかったが、ラジオストアーをぶらぶら歩いていると、ビンテージワイヤーの鮮やかな束が目に飛び込んできたのだ。まさに、一目惚れ。ケーブルジャケットがとても味があり、これはアンティークな芸術品だと。で、帰宅後に早速アナログバランスケーブルを自作した。3本組なので、バランスケーブルにそのまま利用できると考えたからだ。プラグはオヤイデ電気で購入したノイトリック製を使用。このビンテージワイヤーは「ウエスタンエレクトリックの40〜50年代3色スズメッキ単線0.64mm」というもので、白赤黒の3色が緩やかにツイストされたケーブルだ。0.64mmと非常に細い単線なのだが、みじんこ的には最近細いケーブル好みなので、一向に構わない。むしろ、細さゆえの切れの良さに期待大だ。さて、2時間ほどでケーブルが完成し、早速試聴開始。夜も遅いので音量をかなり絞って聴かざるを得ないのだが、なかなかにナチュラルで好バランスな印象だ。週末にゆっくりと堪能しよう。というわけで、これからビンテージワイヤーにハマりそう。今後は各種ビンテージワイヤーのコレクションと比較試聴をやってみようかな。

03.10.27 先週のことだが、ACデザインのRCAケーブルBasis1.4を購入した。以前より、雑誌やネットで密かな支持を得ていたACデザインが気になっていたのだ。で、オーディオユニオン柏店で定価4万円の半額近くでの中古販売品を購入。ショーウインドウに1ヶ月以上前から置いてあったのは知っていたのだが、久しぶりに行ってみるとまだ置いてあった。正確に言うと、すでに商談中になっていたのだが、みじんこが店員さんにお願いして買い取ったのだ。さて、やっと手に入れたBasis1.4だが、外見がシンプルでかっこいい。FLチューブの編み目からワインレッドのケーブルジャケットが見えるのが粋だ。プラグはACデザインオリジナルかどうかは分からないが、差込の感触は滑らかで好印象。ACデザインは銀の単線にゴアテックスシールドなどで多層被服するのが特徴。音調は和製キンバーケーブルとも言われている。さて、実際の音はいかがなものだろうか?購入後、じっくり聴いてみた。外見は細いケーブルながら、音調はレンジが広く清々しいもの。みじんこ愛聴のソフィービーホーキンスの艶やかで哀し気な声がリアルに展開。さらっとした音場の中に切れの良さが垣間見える。高域の誇張感は全くなく、低域のだぶつきも感じない。なかなかの実力だ。気に入らなければヤフオクで処分してしまおうと考えていたが、これは手放せないケーブルとなりそうだ。

03.10.22 もう一ヵ月ほど前のことだが、オヤイデ電気の村山専務さんからRCAケーブルをお借りした。これは、今冬販売を予定しているオヤイデオリジナルのデジタルアナログ兼用の切り売りインコネケーブルだ。型番はまだ決まっていない。試聴するためにワイヤーワールドのプラグを装着しているが、本題はケーブルである。S/ALABのHLP4と同等の硬いケーブルである。ケーブル外径はφ8mm弱。

さて、早速試聴してみることにしよう。接続はCDプレーヤーVRDS-25xsとパワーアンプB-2103MOS直結とした。これがすごくいいのである!みじんこのリファレンスケーブルは現在、S/ALABのHLP-MWT PLUS使用の自作ケーブルなのだが、オヤイデRCAケーブルの方が音場の広がり感で圧倒的に勝っている。MWT PLUSは引き締まったバランスの良い音調が特徴だが、ややきつめの中高域が聴き疲れする部分もあり、長時間聴いていると疲れるのだ。それを、このオヤイデRCAケーブルは見事に払拭してくれた。オヤイデケーブルは一言でいうと「気持ちの良い音」なのだ。思わず聴きながら心地よくて居眠りしてしまった。みじんこがいま求めているのは「心地よく浸透する音」。まさにオヤイデのこれである。傾向としては高解像度の極みなのだが、決してきつくはならない。MWTが線のくっきりした線描画ならば、オヤイデRCAケーブルは緻密に描いた点描画のような雰囲気。低域はタイトに締まりながらも、表現力に過不足はない。この点もみじんこの好みである。ここらへんは好みの分かれる所であろう。村山専務にケーブル構造を見せてもらったが、細めの多芯導体のHOTにポリオレフィンで絶縁。その外周に銅箔とメッキ無し銅編組チューブを被せ、さらにオレフィンで絶縁の上、ジャケットを被せた同軸構造である。銅箔とメッキ無し銅編組チューブの2重シールドとはかなり凝っている。実際に被服を剥かせてもらったが、オレフィン絶縁が導体をがっちり締め付けているのが分かった。さらにこの新型ケーブル、アナログアンバランス/デジタル75Ω兼用とアナログバランス/デジタル110Ω兼用の2タイプがラインナップ予定。デジタルアナログ兼用は便利だ。切り売りで定価\4,000/m程度を予定しているらしい。実売は\4,000を下回るとのこと。この音質で\4,000なら絶対買い!プラグ付きの完成品も販売するのかは分からない。いづれにせよ、この切り売りケーブルは12月には市販されるので、ケーブル自作派の方は要チェックだ。今回お借りしたケーブルはもちろんお返ししたが、ぜひとも早く入手したいものだ。もちろん発売時には、みじんこはまっ先に購入するつもりである。なお、このお貸し頂いたケーブルは試作品のため、ケーブルジャケットは無字の艶消し黒。市販時にはジャケット色をダークグレーにされるらしいが、みじんこ的には他社製品に無いジャケット色にして欲しいとお願いした。SWO-GXのような艶消しワインレッドにしたらかっこいいと思うのだが。

03.10.13 またまた、久しぶりの更新です。この1週間の新製品情報、中古情報、イベント情報をまとめてご紹介!
10/10〜12に開催された2003東京インターナショナルオーディオショウ、ハイエンドショウトウキョウ2003に行ってきました!ハイエンドショウはこちらにまとめました。インターナショナルオーディオショウについてはあまりに内容盛り沢山だったので、後日レポートします。下はインターナショナルオーディオショウの模様です。


右はエレクトリブースのPASS LABの最高級パワーアンプXA200。4台並ぶと圧巻。
左はユキムブース。B&W/ELAC/ORACLE/SAPなど全てシルバーメタリックな外観。


左は福田雅光先生との記念撮影。アクロリンクブースの講師として来場されていた。
右はアクロリンクの新型ケーブルMEXCELシリーズ。黒い極太ケーブルは7N-20000というSPケーブルで、なんと\20万/m。オレフィンコアに平角銅線の編組み構造。

右はラックスのマルチチャンネルセパレートアンプCU-80とMU-80。今秋発売予定。
右はマランツブースに展示のB&W新型スピーカー。CDMシリーズの後継と思われる。

オーディオユニオンお茶の水店にサエクの新型RCAケーブルSL-3030入荷。1.0m\26,400(\33,000)網組シールドを被せているため、見た目が銀色。制振対策としてケーブル途中にRレゾネーターが2ケ搭載されている。
だいぶ前だが、アコリバのRTP-6N evolutionとRTP-4evolutionが入荷している。内臓コンセントは、前機種に搭載されていたフルテックのFP-2Rではなく、アメリカン電気のロジウムメッキモデルになっている。コンセントの色はクリーム色。RTP-6N evolutionはRTP-6Nより横幅が大きくなっており、より安定感が増している。
ラジオ会館4階のサトームセン1号店が閉店セール実施中。10/19まで。大部分の製品が割安で販売中。サトームセンのオーディオ専門店鋪として長きにわたり営業してきたが、本店に吸収移転することとなった。同店は各ブランドの真空管アンプが充実していることで有名だった。
もうひとつ、閉店情報。吉祥寺の中古レコードショップ「ジョージ」が閉店することになった。現在、閉店セール実施中。18日までは表示価格の半額、19日以降は\100/枚の激安処分を実施する。月末には段ボールに入れ放題で\1,000の最終処分セールも。みじんこの帰り道にある同店は、レコード、CDともに安値販売していた。もともと客入りが少なかったのでつぶれないか心配だったが、ホントにつぶれてしまうとは残念な事だ。皮肉な事に、閉店セールを実施してからというものの、店内はかつてないほど大入り満員。すでにめぼしいCDは売れてしまっているが、レコードは今だ多数残存している。もともと、一枚\200〜\500ほどで販売していたので、これが半額だとすさまじくお買得。1万円札あれば何十枚もまとめ買いできますよ。
10/10調査 オーディオユニオンお茶の水店お買得中古情報
CDプレーヤー Wadia21 \328,000(\680,000) ワディア傑作CDP。欲しい。
PASSLAB ALEPH 0 ペア\428,000(\1,100,000) MOS-FET搭載モノパワー。75W。

10/9調査 オーディオユニオン新宿店お買得中古情報
CDプレーヤー TEAC VRDS-25 \44,800(\180,000)'95年 名作CDP。これ、友人の依頼を受けて探していたので、みじんこが代行で購入しました!友人宅で活躍中。
CDプレーヤー TEAC VRDS-25X \64,800(\190,000) '97年 VRDS中堅CDP。格安!
スーパーツイーター FOSTEX T925 '77-'94年 現行T925の前機種。みじんこも愛用。
DVDプレーヤー Panasonic DVD-H1000 \49,800(\300,000)みじんこも愛用。
CDプレーヤーDENON DCD-S1\178,000(\500,000) '94-'02年 同社一体型最高級。
CDプレーヤー Victor XLZ-900 \138,000(\390,000) '92-'97年 K2DAC搭載。
DAC ESOTERIC D-2 '98年 98,000(\400,000) '89-'94年 ハーフサイズ高性能DAC。

10/8調査 アバックお買得中古情報
スピーカー DIATONE DS-77Z \24,800(\120,000) 20世紀の遺産。3WAY。
低周波発生機 ACOUSTIC REVIVE RR-7 \13,500(\31,000) シューマン共鳴波発生。

10/7調査 テレオン4号館お買得中古情報
SPケーブル TMD ICON 3.5m \36,500(\265,000) マニア向けTMDの銀/銅単線。
RCAケーブル TMD ICON3 2.0m \34,800(\200,000) TMDの初期ケーブル。格安!

10/7調査 オーディオユニオン吉祥寺店お買得中古情報 
DAT SONY DTC-ZA5ES \59,800(\130,000) '95年 貴重なDATレコーダー。格安!

10/6調査 オーディオユニオンお茶の水店お買得中古情報
CDプレーヤー YAMAHA GT-CD1 \158,000(\500,000) '91年 リジットメカ。
DAC 四十七研究所4715 \59,800(\98,000) 現行 信楽焼ケースの小型DAC。珍品。
オーディオボードTAOC SCB75 \14,800(\35,000) 750×600×40 14.5kg

03.10.03 こんばんは、みじんこです。しばらく秋葉探索をしないうちにずいぶんと新製品が出ておりました!では、秋葉原の「旬」を一挙掲載!

キムラ無線にてアクロリンクの電源ケーブル6N-P4020||を発見!これは6N-P4020と基本構造は同じで、絶縁体とケーブルジャケットに若干の変更を施したものらしい。導体も変わっていないらしいが、見た目は以前よりやや濃い銅色だ。触った感じではシースはPVCと思われるが、やや太くなっている。シースの色は以前と同じ艶消し黒。価格は実売\3,200(\4,000)。この場では買わなかったが、なかなか良さそうな感じである。同じくキムラ無線にて、フォステクスのタングステンシートの大板が発売。以前より、小さなシートは発売されていたが、今回のは25cm×25cmと大きい。厚みは1.2mmと変わらない。値段は実売\22,780(\26,800)。うーん、高い。タングステンシートの効果はフォステクスの試聴会で聴いたことがある。その時の印象では、使う場所が多いほど音が整理され、重心が下がり、余分な響きが排除される傾向があった。あまり多用すると、つまらない音になるのではないか、と思った。その点、J1プロジェクトが新発売した薄型ダンピングシートT03(30cm角\6,000 オヤイデ扱い)は値段も安く、響きはそのままに低音が締まるのでみじんこ好みだ。さらに下の写真にあるように、シャークワイヤーの電源ボックスが\5,000で売られていた。型番は「P-4BX」とある。安いので話のネタに買ってみた。30個限定とのこと。完成品として発売されるものでもないらしい。材質はアルミ合金ダイキャストとのこと。艶消し黒でスプレー塗装されている。真ん中に台湾の国旗マークが印字されているのがかっこいいと思うか、カッコ悪いと思うか・・・。ケースの肉厚は薄く、叩いた感じは乾いた感じ。コンセントの取付はヘソネジのみ。金属製ボックスとしては安価で、パッと見は悪くない。インレットもあらかじめ取り付けられている。お買得かどうかは奏でる音次第。週末にでも組み立ててみるか。

コンセントをネジ止めしてみた。プレートの厚みは2ミリ程度。インチヘソネジ2つ付属。
オヤイデ電気では本日より新型コンセント「SWO-GX+」を発売開始!早速購入。艶消しワインレッドがかっこいい!買ったばかりなので、音はまだ聴いてない。これはSWO-DXの金メッキバージョン。SWO-DXは広域の広がりに特徴があるが、SWO-GXは中低域の広がりが良いらしい。さらに、オヤイデオリジナルの切り売り電源ケーブルの試作品も見せてもらった。シールドなしの4芯スターカッド。φ9.5くらいで、シースは艶消し黒。価格と発売日は未定。けっこう柔らかい。ディーバス14-4CTの良きライバルになるかもしれない。電源ケーブルに続いてオヤイデオリジナル切り売りラインケーブルの試作品も見せてもらい、さらにはプラグを付けた試聴ケーブルを貸していただいた。早速、週末に自宅の機器で試聴してみよう。このラインケーブルは75Ωと110Ωを発売予定とのこと。アナログにもデジタルにも使える。内容は秘密とのことだが、絶縁体コアに導体を巻き付けた構造とのこと。S/A LABのMWT構造みたいな感じだろう。絶縁体とケーブルジャケットはポリエチレン系のようだ。見た目と触った感じはS/A LABのHLP4そっくりで、かなり硬い。抜群に良い音がするらしいので楽しみだ。ぜひ、\4,000以下で発売して欲しいものだ。しかしまぁ、次から次へと新製品を意欲的にラインナップされる村山専務さんの意気込みは凄い!そういえば、オリジナル電源プラグも製品化の目処がついてきたらしい。


12月13日にみじんこお勧めのオーディオアクセサリー壁コンセントへSWO-GX+の使用感想をUPしました!

テレオン2号館では、クライオオーディオテクノロジーの新型VVR電源ケーブルが置いてあった。まだ、値札が付いていないが、同社のHPによると定価\9,800とのこと。シールドはされていないようだ。触った感じはCV-S並みに硬い。シースには「SCVR-3.5」とある。3.5スケアということだ。藤倉電線のCV-S3.5に比べると太い。正確な直径は分からないが、CV-S5.5並みの太さである。シースの色は濃い艶消しグレー。スーパークライオのマークも印字されている。屋内配線向きだろう。アクロリンクの6N-P4050Fのよきライバルといったところ。
03.10.01 しばらく更新しない間にも、色々な情報を入手しました。ここではその一部をお知らせ。

オヤイデ電気の人気壁コンセントSWO-DXに金メッキバージョンSWO-GXが登場予定。10/3発売予定。店鋪にはサンプルが展示されている。ケースはなんと渋めの艶消し赤!外箱には「SWO-GX+」と書いてある。SWO-GXの音質は中域に広がりを持つのが特徴。ボーカルものに最適とのこと。高域はロジウムSWO-DXがややリードらしい。電極には通常のオーディオ製品より分厚い金メッキがなされている。
また、J1プロジェクトの新型オーディオシートが登場。これはすでに販売を開始している。詳しくはオヤイデ電気ホームページをご覧頂きたい。みじんこは発売前にサンプルを頂いて、試用してみた。薄さは1ミリ以下で、比較的柔軟。ミジンコ愛用の片面粘着式ブチルゴムシートと使い勝手は似ている。アンプのインシュレーターの下にさらに敷いてみる。パリッと締まった音調傾向に変化する。この薄さが良いのではないか。J1製のオーディオラックは分厚いので、重心が下がる傾向がある。同じJ1素材でも厚みによって性質も変わるのだろう。もっとも、ラックとシートを比べるのも変かー。

オーディオユニオン吉祥寺店で店員さんと立ち話。有楽町の東京国際フォーラムで10月10〜12日に開催されるインターナショナルオーディオショウの話題になった。で、この展示会の後に、中古市場が賑やかになるのだそう。オーディオマニアはこの展示会を見て新製品の品定めをするので、10月中純以降は買い替え需要が増すらしい。そういうわけで、10月から11月にかけては中古ショップ要チェックだ!そういえば、ユニオン全店にSUMIKOという米国のカートリッジが入荷。ユニオンが輸入代理店になったらしい。このSUMIKOというカートリッジは1万弱〜10万代まで数機種をラインナップ。話題を呼びそうだ。

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