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オーディオみじんこ
オーディオ聖地巡礼記2005年9月上旬
ここでは、みじんこの足で稼いだオーディオショップ巡礼記をお伝え。巡礼地は秋葉原を中心とした東京都内のオーディオショップ。みじんこの目に止まった新入荷のオーディオアクセサリーや珍品、名機と謳われた中古オーディオ機器の入荷状況をいち早くご紹介!みじんこがオーディオ店で見た聞いたオーディオ業界裏話も。
2005.9.10
みじんこオーディオの真打ちDAC64Mk2登場!

こんばんはみじんこです。突然ですがCHORDのDAC64Mk2です。ブラックモデルの美しさに一目惚れして買っちゃいました!DAC64Mk2は先日、オーディオユニオンお茶の水店3階にて発見。私が見かけた時は、まだ下取り確定前の動作チェックをしているところだった。翌日には下取りが完了し、翌々日には販売出来る状態になるとのこと。そんなわけで、翌日もDAC64Mk2の進捗状況を確認に訪れ、翌々日には売約のために訪れ、翌々々日の昨日に購入と相成ったのだ。

あぁ美しきかなDAC64Mk2。DAC64Mk2には、黒いアルマイト塗装がよく似合う。寸法はH60 W338 D145と小柄。重量は7kg。筐体はアルミブロックの切削。電源は、CHORDの特徴とでも言うべき高速スイッチング電源。中央のガラス窓からは内部回路を覗き見る事ができる。これはCHORDの遊び心。見る人に強烈な印象を植え付けるこのデザイン、DAC64の知名度の高さは、性能もさることながら、この個性的なデザインに依るところも大きいのではないだろうか。
背面の様子。入力はAES/EBU×1、TOS×1、BNC×2。お察しの通り、DAC64Mk2にはデジタルRCA入力端子はない。ま、RCA→BNC変換コネクターを介せば良いので、さしあたり問題は無い。出力はRCA×1、XLR×1。初代DAC64と、このDAC64Mk2の外見上の大きな違いは、電源スイッチの搭載の有無。初代はスイッチがないため、電源ケーブルの抜き差しで電源オンオフをしなければならないとか。ま、私はそれでも構わんと思うのだが。
こちらはCHORD製品を特徴づけている覗き窓。電源を入れると、内部に仕込まれた青と赤紫のLEDが発光し、それを覗き窓から眺める事が出来る。音質上、全く意味のない演出だが、嫌みになるほどピカピカ光るわけでもない。背面には8個のゴム半球状インシュレーターが貼付けられている。

オーディオマニアの方々に、今更DAC64についてうんぬん語る必要は無いだろう。詳しくは輸入元である株式会社タイムロードDAC64Mk2紹介ページをご参照いただいきたい。

DAC64Mk2はコーラルシリーズの中核を成すDAコンバーター。初代DAC64はたしか2001年頃にデビューし、音質の良さと独特の意匠から絶大な人気を博した。ほどなくマイナーチェンジモデルのDAC64Mk2が発売。DAC64Mk2は現行製品だ。

DAC64の人気に気を良くしたのか、それとも当初からの予定だったのか、コードはDAC64と同様の寸法の小型コンポーネントとして、プリアンプPrima、パワーアンプMezzo、CDトランスポートBlu、フォノイコSymphonicを次々と製品化。これら後発バリエーションをひっくるめて、Choral Range(コーラルシリーズ)というネーミングが与えられた。いずれにしても、コードの名を日本のオーディオマニアに広く知らしめたのはDAC64の功績だ。コードはフルサイズのセパレートアンプも多数発売しているが、コードと言えば今や、コーラルシリーズを思い浮かべる人も多いのではないか。なお、コーラルシリーズの中で、ブラックモデルも存在するのはDAC64Mk2とCDトランスポートBluだけ。ブラックモデルは限定販売というわけではない。ただ、中古市場で見かけるのはシルバーモデルばかりで、黒モデルを見かけたのは今回が初めてだ。

新みじんこオーディオシステムはまだ機器の買い揃え中。ごく最近までの予定では、当面D/Aコンバーターを使うつもりはなく、Wadia6とプリAlephLとはアナログ接続するつもりだった。ただ、遠い将来にはDACを導入するつもりでもあったし、その候補としては、予算と性能の兼ね合いから初代DAC64か初代DAP-777を中古購入することを考えていた。それがまさか、こんなに早く、しかもDAC64のMk2を入手する事になろうとは、自分でも予想だにしていなかった。それというのも、オーディオユニオンでこのブラックモデルを見かけてしまったからに他ならない。DAC64、あるいはDAC64Mk2のシルバーモデルなら今すぐの購入には至らなかったであろう。計画に基づいてオーディオ機器を買い揃えるのも楽しいが、時には運命的な出会いに突き動かされるのもいい。まだ買ったばかりなので、音質評価などは後日に後回し。取り急ぎ、新入りオーディオ機器のご紹介でした。

2005.9.6
秋葉原オーディオアクセサリー最新入荷状況

みじんこですこんばんは。先々月、勢い余ってオーディオユニオン新宿店購入したノティンガムアナログスタジオスペースデッキ。同じ機種が先月、オーディオスポットカマニで私の購入額より4万も安く売られている事に気づきがっくり。ま、中古オーディオは出たもの勝負なので、そんなもんさ。

さて、秋の気配が漂う秋葉原。秋と言えば、オーディオ関連の新製品が意気盛んな季節。ハイエンドオーディオショウ、インターナショナルオーディオショウ、AVフェスタ、真空管オーディオフェアと4大オーディオ展示会が差し迫った今日この頃。次から次へと出るわ出るわのオーディオアクセサリー新製品。新製品の全ては伝えきれないけど、オーディオみじんこの総力を上げてパシパシ撮影してきたので、今日も旬の情報をお届けしまっせ!

おっと!これは何だ?!キムラ無線に入荷した新型電源ケーブル3種。やはり、キムラ無線は新製品がいち早く入荷するなぁ。これはフルテックの切り売り電源ケーブルで、3種同時発売だ。これらケーブルを見た瞬間「う!これは古河電線のμケーブルに極似しているな」と思ったのだが、その予想は当たっていた。キムラ無線の店員さんにお聞きすると「その通り、製造元はフルカワなんですよ」とのこと。フルカワが製造元でフルテックが発売元というわけだ。ただ、電源ケーブルの被覆にはフルカワの表示はない。フルテックは元々フルカワのPCOCC線を販売していたという縁があるから、こういったこともありえたわけだ。最近の動向から、フルカワ自体はオーディオ用ケーブルから撤退したかに見えたが、製造元としては健在なようだ。フルテックも自社ブランドの切り売り電源ケーブルを持ち合わせていなかったのが、唯一のアイテム欠落だったのだが、これで電源ケーブルのパーツを全て自社ブランドで網羅出来るようになった。歓迎すべき事柄である。
こちらはフルテック切り売り電源ケーブルFP-3TS762。正確に量っていないが、ケーブル外径寸法はφ18ほどあるのではないかと思う。近接して置かれていたアコリバパワーマックス5500と比べてみたが、FP-3TS762の方が一回り以上太い。これは切り売り電源ケーブル史上最大の太さかもしれない。FP-3TS762はμ導体(ミュー導体)を採用している。μ導体は従来からフルカワのオーディオケーブルに採用されてきた特殊アニール処理銅。OFCということから、導体の純度は4Nと推定される。価格は定価6,930円で実売5,200円。切り売り電源ケーブルとしては高値な部類だ。最上位としての位置づけ、そして現在の電源ケーブル市場からすると、妥当な価格ではある。問題は価格相応の音質を有しているかどうかだが、これはまだ今週入荷したばかりなので、私自身まだ購入していない。
FP-3TS762の断面。オーソドックスな構造だ。導体断面積は推定5.5スケア、もしくはそれ以上はあると思われる。3芯で構成され、内装シースと外装シースの間には銅平網メッシュとおぼしきシールドが伏されている。カタログなどがないため絶縁体の素材など詳細は不明。
フルテック切り売り電源ケーブルのミドルクラスFP-3TS20。こちらはPCOCCを導体に採用している。外形寸法は推定φ15程度と思われる。アコリバ5500と同じくらいの太さだ。構造は上位機種のFP-3TS762と同じ3芯シールド構造。導体断面積は5.5スケアくらいありそうだが、詳細は不明。価格は定価6,090円、実売4,600円。
こちらはフルテックの切り売り電源ケーブルの最下位機種にあたるFP-314AG。μ-OFC導体に銀メッキがされている。断面を確認した限りでは3芯のうち1芯のみ銀メッキされているようだ。当然、この銀メッキされた芯線をホット線に用いることになるのだろう。FP-314AGのケーブル外径寸法は気持ち細いが、それでもφ13ほどはあるだろう。導体断面積は3.5スケアほどか。価格はご覧の通り定価2,940円、実売2,200円。オーディオ用切り売り電源ケーブルとしては安価な部類になる。
キムラ無線のスピーカーケーブル陳列。モニターLS502が異常に売れて残りわずかとなっていた。うんうん、これの理由は察しがつく。オーディオアクセサリーの最新号の旬の音本舗福田屋で、福田雅光先生がLS502を使ったRCAケーブル製作を発表したからに違いない。その記事中でLS502の素性の良さを解かれていから、これを読んだ読者が相次いで購入したに違いない。私自身も、福田先生がなぜにこのスピーカーケーブルに着目したかが気になって、改めて構造を調べてみた。LS502は3.5スケアの2芯で、絶縁材はやや硬め、仲介材はない。緩やかにツイストされた2本の芯線の周りに、硬めのメッシュチューブを被せているだけだ。芯線自体が硬質であることが素性の良さに繋がっているのだと感じた。作業上の理由としては、仲介材がないので芯線が取り出しやすい事もあるのだと思う。ま、私はこれを使った事は無いので、実際にどうなのかは分らないが。
オヤイデ電気にFLチューブカラーが入荷した。FLチューブはデンカエレクトロンのポリエステルメッシュチューブなのだが、これはオヤイデオリジナルのカラーメッシュチューブだ。FLチューブで言うところのFL-9という型番になる。これは最小外形寸法がφ9であることを意味する。この色を見てピンときた方も多いだろうが、これらのメッシュチューブはオヤイデ電気の電源ケーブルに用いられてるものだ。この配色は私の趣味に沿わないが、カラーメッシュチューブが手軽に買えるようになった事は歓迎すべきことだ。右はデンカエレクトロンのFL-6透明メッシュチューブ。これは限定入荷。そもそも、私の記憶ではFLからメッシュチューブにφ6という口径はなかったような気がする。最小口径はφ6だが、φ8〜10程度にぴったり被せられそうだ。実はこの径の透明メッシュチューブを昔から欲しかったという事もあり、しかも限定入荷ということで、見つけた瞬間に20mほどまとめ買いした。このリールは先週末に入荷。300m巻きだが、私が20m購入したのと、オヤイデ電気のネット上にも紹介されているので、じきになくなるだろう。売り切れる前にもう少し買いだめしておこう。
こちらは六本木工学研究所秋葉原店のRCAプラグ陳列。ふと眺めていると、出物発見!これは私が長年探していたRCAプラグではないか!某海外ブランドや国内のガレージメーカーでこの型のプラグを採用している。TMSのコレットチャックプラグに似ているが、細部の作りが違う。店員の方にこのプラグについてお聞きすると「型は既存のものですが、当社オリジナルの仕様になっています」とのこと。ブランド名はRIT SELECT、型番はRIT-TS01となっている。私はこの時点で初めて気づいたのだが、この“RIT SELECT”とは六本木工学研究所のオリジナルブランドだったのだ。なお、プラグの赤黒のラインは樹脂の輪をはめているだけで、外す事が出来る。余談だが、私は最近、オーディオアクセサリーネットショップのK'sLabにて、この型と全く同じプラグにロジウムメッキがけしたものを3,300円で購入した。出来が素晴らしかったので、K'sLabさんに質問したところ、K'sLabのオリジナルプラグとのこと。六本木工学研究所にしろケーズラボにしろ、実際の製造元がどこなのかまでは教えてくれなかったが、形自体は全く同じなので、加工業者は同じなのかもしれない。
こちらは六本木工学研究所に置いてあったパソコンCDプレーヤーの内部。表立って宣伝はしていないものの同店ではパソコンCDPやHTPCの製作もおこなっているらしい。この機体は注文客への納品物のようで、現在は細部のツメをおこなっておられるようだ。同店の渡辺さんはもともとPC関連のお仕事もされていたらしく、パソコンの組み立て、音質向上方法などに並々ならぬ手腕をお持ちのようだ。この一見シンプルなパーツ構成のHTPCにも、随所に音質向上対策が施されている。例えば、右上の写真にあるように、電源ケーブル配線にコンデンサーを中継させてやったり、ケーブルをツイストさせて電磁界をキャンセルしたり、カードを挿す位置にも工夫があるらしい。使用するマザーボード、CPUなども、全て音質に悪影響の少ないものが採用されている。送風ファンの取り付けにも工夫が見られる。その他様々なノイズ対策や音質向上手法をお教えいただいたが、その知識は全て理論と実践に基づいておられ、さすがプロと思わせるものがあった。如何にノイズを抑えるか、これがパソコンCDプレーヤーのキーポイントのようだ。六本木工学研究所では試聴も出来きるので、興味のある人は直接行ってみると良い。同店では顧客の予算に応じた良心的な価格でパソコンCDプヤーヤーを製作してくれるらしい。具体的には20〜30万くらいでかなりいいものが作れるようだ。某ショップのように、目玉が飛び出すような高額ではない。さて、六本木工学研究所特製のパソコンCDプレーヤーの音はというと、パソコンがソース機器だと言われなければ、パソコンだとはまったく気づかないほどの高品位な再生音だった。なお、ソース源はハードディスクにWAV保存されたデータであり、操作はパソコンに繋がれたパソコンモニターでおこなわれていた。渡辺さん曰く、良く出来たパソコンCDプレーヤーが奏でる音楽は、通常のCDプレーヤーとは一味も二味も違うらしい。傾向としては、情報を余す事無く、くっきり明瞭に描写する。同店のパソコンCDPにしろ、この手の製品は私の知る限り5ブランドある。探せばたぶんもっとあるのだろう。CDディスクよりハードディスクの方が読み取りエラーが圧倒的に少ないなど、パソコンでの音楽再生には様々な利点がある。もちろん、欠点も多いのだが、それら欠点を克服していけば、パソコンでの音楽再生は高級CDプレーヤーを超えると、どのブランドも訴えている。パソコンの再生音がオーディオレベルに匹敵、あるいは凌駕するかもしれないとは、まったくもって不思議なことになってきたものだ。
こちらは若松通商秋葉原ラジオ会館店。ノーブランドのデジタルノギスが安く売られていた。海外製。3,980円だ。このノギスにブランド名をつけたものは、秋葉原で5,980円で売られている。150mmのデジタル表示ノギスとなると、国内ブランドだと1万円近くするのが常。ちょうどデジタルノギスが欲しかったのだが、この価格であれば即買いだ。で、ノーブランド品を購入した。ステンレス製で作りはしっかりしており、これはお買い得だった。右は同店で売れられているオーディオ用フィルターコンデンサー。以前、オーディオ聖地巡礼記でも紹介したやつだ。在庫も残り少なくなってきたようだ。欲しい方はお早めに。
こちらはコイズミ無線の新入荷品。SR-コンダクターという音質改善アイテム。サンリング電子というメーカーが製造している。一見コンデンサーのようだが、そうではないらしい。スピーカー配線に仲介させることで、音の滲みの減少、音像定位の明確さを改善するらしい。ふむ、そうなのか。なお、このSR-コンダクターなるものは半年ほど前からコイズミ無線、キムラ無線に入荷していた。この度、姿形を変えてリニューアル発売されたのだ。SR-コンダクターにはSR-CONDUCTOR No.1と、鉛フリーのSR-CONDUCTORMk2がある。この手のアクセサリーは別に珍しいものではないのだが、買ってみる気になるかどうかが微妙だ。誰か試した人はいないかなぁ。
コイズミ無線では何ヶ月か前からコーリアン材を扱うようになった。コーリアンはデュポンが開発した人工大理石で、本来は建築用内装材として使用されている。このコーリアンがたまたま振動の減衰特性に優れていたので、オーディオボードやインシュレーターなどオーディオ分野で扱われるようになった。コーリアンは建材の、特にシステムキッチンのテーブルに多用されている。加工業者ではテーブルに流しをはめ込むために、コーリアンを流しのサイズにくり抜く。そのくり抜かれた端材がオーディオ用に流用されているのだ。建材としては使い道の無くなった端材だが、オーディオボードとしてはちょうど良いサイズだったのだ。

コーリアンは従来、秋葉原ではサトー無線とインパルスでしか扱ってなかったように思う。ここ最近、オーディオユニオンお茶の水店アクセサリー館でもコーリアンアイテムが増え、コイズミ無線でも扱うようになってきた。大阪のシマムセンでもコーリアン素材のインシュレーターを発売している。コーリアン材はジワリジワリとメジャーアイテムとのし上がりつつあるようだ。コイズミ無線では大々的に報じてはいないものの、要望に応じてコーリアンのNC切削加工を受け付けている。ユニットの取り付け穴や、ネジ穴はもちろんの事、要望に応じたR加工、曲線切り、斜めカット、ユニットのフレームに沿った凹み加工、溝掘り加工など、かなり高度な加工も可能との事。機会があれば私も頼みたい。コーリアンを自在に加工してくれるとは、とてもありがたいサービスだ。需要はあるはずなので、もっと宣伝してもいいと思うのだが。それともう一点、コイズミ無線では今月から中古ユニットの下取りと販売業務を開始。場合によっては、不要になった自作スピーカーも買い取ってくれるとか。

こちらもコイズミ無線の新入荷品。長谷弘工業が開発したスーパーサウンドコーディングという塗料。自作スピーカーなどの木部に塗ってやると、木部に浸透していき、板材を硬くするらしい。コイズミ無線にも塗布したスピーカーとそうでないスピーカーが置かれており、塗布した方はたしかに響きが変化していた。手でコツンコツンと叩いてみると、未塗装モデルは響きがカンカンとしており、塗布されたスピーカーはゴンゴンとやや下寄りの響きになっていた。この塗料、元は長谷弘工業が多用していたMDF合板の質を高めるために開発されたものらしい。ただ、MDF合板以外の、例えばシナ合板なんかに使っても効果は出るようだ。私も木を硬くする液剤を探していたところなので、長谷弘さんはちょうど良いタイミングで発売してくれたものだ。近いうちに試してみたいと思っている。
オーディオとは話題がそれるが、秋葉原に先月末、LAOXのマック専門店が独立したビルとして復活した。その名も“The Mac Store”。このビルはずーっと昔にラオックスのマック専門店が入居していた。つまりは、回り回って元のビルに戻ってきたというわけだ。
LAOX The Mac Storeの1階には、アップルストアーよろしく、マックやiPodのデモ機が多数展示されている。アップルが先月初め、渋谷に直営店をオープンさせた。さらには、今月16日にはヨドバシカメラ秋葉原店がオープンする。ラオックスを始めとした秋葉原アップル製品取扱店にとっては逆境続きのはず。それに対抗してかどうかはわからんが、ラオックスも店舗の専門性を強めようと躍起のようだ。
ソフマップではコンタックス/ファインカムブランドのデジタルカメラが大量入荷。つい先日まで現行製品だったCONTAX i4Rも激安処分特価だ。これだけ同じ型番が大量入荷したということは、店舗での展示品の可能性が高い。なぜ、コンタックスのデジカメが中古市場に大量入荷しているかというと、コンタックス・ファインカムブランドを抱える京セラが、デジタルカメラの生産を今夏で打ち切ることにしたためだ。デジタルカメラ市場の競争激化、低価格化の波に押され、採算が取れなくなったというのが撤退の理由らしい。CONTAX300RTを愛用している私としては、とても残念だ。この大量のコンタックスデジカメを眺めていると、哀愁を感じざるを得ない。
2005.9.2
残暑の秋葉原

みじんこですこんばんは。残暑というか、9月だからもう早秋ですかな。新しいオーディオシステムの構築案は行ったり来たり、なかなか決定打となる設計が見いだせずにいたのだけれど、今日ふと良い案を思いついたので、近日中に実行に移すとです。それと、ヤフオク出品が滞っておりますが、出品物が我が家のキッチンを占領しているので、そろそろ出品再開せんとなぁ。

秋葉原は今日も賑やか。写真には納めていないが、今日も電車男のロケ班と遭遇した。台本を握りしめていたので、それだと判る。もうじき最終回のはずだが、まだ撮影をやっているのか。先日、足丸電気本店をうろついていると、メイド服を着た女の子とフツーのお兄さんのカップルと遭遇。メイド服で歩いていても不思議ではないのが秋葉原らしいなぁと思ったのだが、男性は度々「間違いない」と言っていた。ふと周りを見渡すとテレビカメラを担いだ人やらがカップルを取り囲んでおり、テレビの録画だったのだと気づいた。男性は長井秀和そのものだった。
そういえば先月の中旬、ヨドバシカメラ秋葉原店前の広場で、TVチャンピオンのアキバ王選手権の撮影をやっていた。いつ放送されるのだろうか。選手のみなさんはリュックの代わりにゼッケンを背負っていた。そもそも一体何がどうなったらアキバ王なのか。私も応募すればそこそこ勝ち抜けていけたのだろうかとも思ったが、私は単なるオーヲタだ。世の中にはもっと凄いアキバ野郎がウヨウヨしている。
こちらはつくばエクスプレスの開通前々日の開通式。関係者以外は立ち入り禁止。私は当然、ただの通行人なのであり、中には入れず。
つくばエクスプレスの開通日。8月24日。この日はテレビの取材陣やら、新しモノ見たさの人々でごったがえしていた。ま、私もその野次馬の一人だが。私はこの地上入り口を眺めていただけで、中には入っていない。この混雑から一週間過ぎ、現在は一段落している。
JR秋葉原駅電気街口の反対側には秋葉原駅昭和通り口がある。その改札口付近にアトレ秋葉原店がオープン。同店は1ヶ月以上前にオープンしていたのだが、私にはあまり関係の無い所なので、紹介しそびれていた。アトレはJRグループが運営するショッピング街。恵比寿駅、大井町駅、四谷駅、品川駅、上野駅など首都圏に7店舗展開している。アトレ秋葉原店は7店舗目にあたる。アトレ秋葉原店はご覧の通り6階建てで、各階には比較的洒落たレストランが入居している。秋葉原クロスフィールドにも今春、似たようなレストランビルがオープンしている。電気街秋葉原に急増するレストランたち。はたして大入り満員になるほどの需要があるのだろうか。ま、採算があると見込んで出店しているのだろう。
お次はヨドバシカメラ秋葉原店のオープンが9/16に控えている。正式には「ヨドバシカメラマルチメディアAKIBA」と言うらしい。

秋葉原クロスフィールドのオープンもあったし、今年は秋葉原にとって激動の一年だ。秋葉原駅周辺も構造的に大きく変わり続けている。つくばエキスプレス開通に合わせ、秋葉原電気街口を出た左手から、つくばエクスプレス入り口側へ抜ける「東西自由通路」なるものが開通した。ここは従来、コインロッカーが設置されていたりしていたところで、ちょっと薄暗くて汚らしいところだった。まさか、その奥にこんな仕掛け(東西自由通路)が作られていたなんて、プチびっくりである。

いままで電気街の反対側に抜けるにはかなり大回りしなければならなかったが、この通路のおかげでずいぶんと楽になった。これは便利だ。
最後にオーディオ新入荷ネタをちょっとだけご紹介。昨日タイガー無線に待望の透明メッシュチューブが入荷!左写真はタイガー無線の店頭にぶらさがっているFLチューブの見本。透明メッシュは常々入荷をお願いしていたもので、やっと念願が叶ったのだ。これはデンカエレクトロンのカラーFLチューブのFL-9透明タイプ。早速、7m購入。この透明メッシュは今日店頭に並べたばかりで、まだタイガー無線のホームページにも掲載していないとのこと。それとこのFLカラーメッシュチューブ透明は、おそらく今回限りの入荷で、現在の在庫リールがなくなったら終わりにするかもしれないとのこと。原因は色々あるようだ。一つは、原油価格の高騰が原因のようだ。石油製品全般が値上がりしているらしく、それがメーカー卸価格などにも影響してきているようだ。メッシュチューブも元をたどれば石油が主原料であり、影響は免れないようだ。デンカのサイトではネット直販もやっているので、製品が絶版にならない限りデンカからの直接入手は可能なのだが、タイガー無線でその場で買えるなら、私にとってはその方が楽だ。私はタイガー無線の在庫があるうちに、追加で数十メートル買いだめておこうと思っている。
この透明メッシュはなんと言っても美しい。下に通したケーブルが透けて見えるという点から、使い方によってはかなり美しいケーブルが製作出来そうだ。そう、私がこの透明メッシュをほしがっていたのは、ただ単に外見上美しいというだけ。はっきりとは言い切れないが、音質面での効能については、一般的な黒メッシュと何ら変わるところは無い。この透明メッシュはFL-9(N)という型番で、公式にはφ9〜22までの伸縮能力がある。
透明透明って一体何が珍しくて、それがどうだと言うんだ、と思われるだろう。だから、指を通してみた。下が透けて見える。うん、面白い。だから何だという感じだが、これなかなかええでっせ。ま、こんなので喜んでいられるのは、自作ケーブルマニアだけだろう。

指ではなんとも実感しにくいので、ケーブルも通してみた。これはアコリバの電源ケーブルパワーマックス5500。φ15の極太ケーブルだが、ぎりぎりぴったり被せられた。FL-9はφ22まで広げられるようになっているが、私の実感ではこれ以上太いケーブルには被そうとすると少々無理があると思った。

透明メッシュを使ったブランドと言えば、国内ではPhonon(フォノン)、海外ではStelth(ステルス)などが思い浮かぶ。これらのブランドケーブルは透明メッシュを巧みに使いこなし、実に美しいケーブル類を世に送り出している。私のこれからの自作ケーブルにも透明メッシュは大活躍しそうだ。透明メッシュならではの構想はたくさんある。

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