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オーディオみじんこ
オーディオ聖地巡礼記2006年4月上旬
ここでは、みじんこの足で稼いだオーディオショップ巡礼記をお伝え。巡礼地は秋葉原を中心とした東京都内のオーディオショップ最新情報、みじんこの目に止まった新入荷のオーディオアクセサリーや珍品、名機と謳われた中古オーディオ機器の入荷状況をいち早くご紹介!みじんこがオーディオ店で見た聞いたオーディオ業界裏話も。
2006.04.14
4月上旬オーディオ店の最新状況その2

こんばんは、みじんこです。4月は情報量が多くなったので、上旬と下旬に分割しました。さて、一昨日の続き、アキバオーディオ店情報をお届けします。今日はオーディオからちょっとズレているネタだらけだけど、まぁよろしければご覧下さい。

4月初頭。今日は秋葉原中央通り沿いに進んでいこう。左はアキバの大動脈 中央通りと神田明神通りが交差する交差点付近。この交差点、アキバの中心街に位置しているのに、なぜか名称が無い。どなたかこの交差点の名称を知ってたら教えてください。交差点角には、秋葉原駅寄りに愛三電機ビル、神田明神通りを挟んだ隣りにはヤマギワ本店(現在建て壊し済み)、対面にスモーカーズスタイル(閉鎖)がある。ヤマギワ本店ビルが完全に建て壊されたため、秋葉原クロスフィールドビルを眺める事が出来る。威風堂々とそびえるこのビル、先月オープンしたばかり。中には官公庁関連の法人や、IT企業、飲食店街などが入居しているらしい。私はまだ足を踏み入れた事はない。

右は中央通り歩道の様子。ヤマギワソフト館付近の様子。ここから地下鉄末広町駅に掛けては、パソコン店や、同人ソフト店、カフェなどが所狭しと軒を連ねている。

ほどなく歩くとカクタソフマップが見えてくる。ここは言わずと知れた大型パソコン店である。旧角田無線をソフマップが吸収して、このような店舗名になった。名前と経営基盤こそ変わったが、秋葉原の黎明期からこの地に居を構えている由緒正しいお店なのだ。
カクタソフマップ2階には中古AV機器コーナーがある。それほど充実しているわけではないが、DVDレコーダーの在庫に強い。しかも、純粋なオーディオ店中古価格より幾分値ごろ感がある。ただ、同店はPSE法のあおりを受けて、2001年以前の中古AV機器を完全撤退してしまった。その影響で、中古コーナーには空きが目立つ。なお、同フロアの奥にはプロジェクターコーナーがあり、新品から中古までほどほどの品揃えを有している。あまり売れている気配はないが。
さらに中央通り沿いに足を進め、ソフマップマックコレクション館へ。別名ソフマップ秋葉原2号店。秋葉原ソフマップのマック関連商品は全て同店に集約されている。iPod人気やインテルMacの登場で、来店者は増加傾向にある。
店内入り口付近。iPodドッキングベイを備えたオールインワンシステムを発見。PSP-MSSTWという型番で、値段は税込29,800円。メーカーはプリンストンテクノロジー。高さ960mm。3way構成のシステムらしい。2.1チャンネルマルチメディアスピーカーと名打っている。iPod/iPodmini/iPodnanoに対応。PSP-MSSTWに突き刺さっているiPodnanoを見ていると、デンドロビウムに組み込まれているガンダムRX-78GP03ステイメンを思い浮かべてしまった。
ソフマップマックコレクションの対面にはドンキホーテ秋葉原店がある。その奥には秋葉原クロスフィールドビルが壁のようにそびえている。このドン・キホーテ秋葉原店、元々はツクモアソビットシティが入居していたビル。折しのパソコン不況でツクモは店舗を縮小し続け、代わりにドンキホーテが進出してきた。私は同店にはほとんど用事がないため、1度だけ入ったことがあるくらい。
ソフマップマックコレクションから末広町方面へさらに歩いていくと、酒屋の店頭におでん缶を発見。これはチチブデンキの脇にあるおでん缶自販機と同じ、こてんぐのおでん缶だ。いままでこんなものは置いてなかったのだが、チチブデンキ脇のおでん缶人気にあやかったに違いない。なお、本家おでん缶自販機はチチブデンキが設営している。チチブデンキは東芝ダイナブックの特約店なのだが、いまやおでん缶の店というイメージの方が強い。たぶんあの店の売り上げのうち、かなりの部分はおでん缶が占めているに違いない。チチブデンキのおでん缶売り上げは、人気が出る以前時点で年間2000万円と聞いた事がある。
東京メトロ末広町駅に近づいてきたところで、怪しげな露店を発見。覗いてみると明らかに怪しげなソフトがずらりと並んでいる。この手の露店は大阪日本橋でんでんタウンの方が盛んだが、秋葉原にも少なからず存在する。
そのさらに先を進むとモスバーガー末広町店がある。ここにはホットスポットが設置されている。秋葉原にはこの他にもホットスポット設置店が多数存在する。アキバは今や、ITの中心地でもあるので、当たり前と言えば当たり前なのかも知れない。ホットスポットとは、NTTコミュニケーションズが運営する無線LANサービスのこと。無線LAN内蔵ノートパソコンを持ち込めば、店内に設置された無線LANアンテナを介してネット通信が出来る。月額1,600円で接続時間無制限。
モスバーガー付近から秋葉原駅方面を望む。
モスバーガーの先にはコロポックルという喫煙所がある。公営ではない。タバコ屋だ。千代田区は路上禁煙なので、こういう喫煙所が数カ所ある。中はご覧の通りスモーカーで一杯だ。
末広町交差点。この交差点を渡り、さらに中央通り対面側の歩道を進むとアバックホームシアター館がある。最近、アバック本店のアクセサリー関連は、同ホームシアター館地下1階に移動。本店にあった時と比べるとずいぶんと品数が減少。まだ、移動途中であるということもあるらしいが、アクセサリーアイテムの大部分は店頭販売を止め、ネット販売のみに切り替えたらしい。あばっk
こちらはアバック秋葉原本店。先々月あたりに店舗商品の大幅な配置換えがあった。現在、1階には薄型テレビと中古DVDプレーヤー関連が並んでいる。2階は昔と変わらずピュアオーディオフロア。右写真はピュアオーディオフロア入り口。同店3階はAV中古関連。AVアンプやDVDレコーダー、プロジェクターが主力。ただ、PSEショックの影響と、DVDプレーヤーが1階に移動した影響で、3階の品数が乏しくなってしまった。4階は旧来、ソフト関連とオーディオアクセサリーフロアだったが、現在はAV機器の買い取りフロアになっている。他店に比べると品物の入れ替わりは遅いほうだが、たまに行くと思わぬ名機や掘り出し物に遭遇する。秋葉原を訪れたならば、同店まで足を運んでみられると良いだろう。末広町駅からは徒歩2分。秋葉原駅からは徒歩15分。御徒町駅からは徒歩15分をちょっと切るくらい。秋葉原より御徒町の方がやや近い。
こちらはハイファイ堂秋葉原店。PASS LaboratoriesのALEPHPとALEPH2が仲良く並んでいた。このALEPHPはMk2ではなく初代モデル。定価380,000円が中古180,000円。ショップ中古価格としては平均的と言える。ALEPH2はご覧の通りモノラルペア。定価1,200,000円が中古420,000円。値付けはこんなもんだろう。ALEPH2はALEPH0の後継機にあたる。ALEPH5のモノラルバージョンとも言える。本日時点では、ALEPHP/ALEPH2ともにまだ同店ホームページに掲載されている。ALEPHと言えば、フォノイコライザーALEPHONOが欲しかったりする。

今日はこれまで。ではさいなら。

2006.04.12
4月上旬オーディオ店の最新状況その1

こんばんは、みじんこです。いつも、巡礼記を心待ちにしていただきましてありがとうございます!お久しぶりの更新です。今日から数回に分けて、みじんこ巡礼のオーディオ店最新情報を紹介します。今日は秋葉原の店舗情報です。

秋葉原駅構内に張り出されている2006秋葉原春の電気街フェスタのポスター。秋葉原電気振興会主催のイベントだ。今人気沸騰のケロロ軍曹をキャラクターに採用。なお、同フェスタはすでに先週日曜日で終了している。ケロロよ、日曜日放映に戻ってきてくれ。
3月末日の秋葉原駅電気街口左側を出たところ。相変わらず派手な看板に心落ち着く。
ラジオ会館一階にある丸山無線に突如ローテル(ROTEL)のコーナー登場。同店はいままで、普通の家電製品を扱っていた店で、ピュアオーディオ系は皆無に近かったはずであるが、どういう風の吹き回しか。
左写真はローテルのCDプレーヤーRCD-1072。その下はステレオプリアンプRC-1090。右写真の上はステレオプリメインアンプRA-02。下はパワーアンプRB-1090。この他に、ステレオプリメインアンプRA-1070、ステレオパワーアンプRB-1080が陳列されていた。ローテルは宣伝をしないメーカーで有名で、それゆえに知名度はいまいち。オーディオマニアなら名前くらいは知っているだろうが、そもそも取扱店が少ない。同ブランドを常時展示販売しているのは、私の行きつけの店ではオーディオユニオン系列とヨドバシカメラくらい。マイナーブランドなのだが、ごく一部にコアなファンがいるようだ。回路構成が簡素で、ストレート感の強い、粋の良い音だと言う噂。ロック系に向いているという話を見聞きする。海外製品の割に値段が安く、値段の割に音が良いとか。ただ、私はローテルの音を聴いた事は無い。はてさてどうなのか。
同じく3月末日。キムラ無線店頭。ショーウィンドウにFOSTEXのT500Mk2が陳列されていた。純マグネシウム振動板採用のスーパーツイーターだ。限定品ではなく定番商品。ただ、初回入荷分はどの店も事前予約で売り切れていたと思う。T500の後継機だからでかいのは当たり前だが、とにかくでかい!値段は1本65,360円。初代機とほとんど変わらない価格にFOSTEXの良心を感じる。このくらいのサイズのスーパーツイーターだと、釣り合いが取れるのはFE208ESあたり、もしくはそれ以上の大型SPだろう。ロクハン以下にはT90A-EX/T900Aあたりが適当と思われる。
同じくキムラ無線。デジタル針圧計の真打ち登場!ポールスターPS-ST15。東志が発売元。最近、新製品発売と価格低下が著しいデジタル針圧計分野だが、これはいい!私、思わず買っちゃいました。まず、非常にコンパクトである事。針圧計はどれも手のひらサイズだが、PS-ST15は特に小さい。ターンテーブル上での扱いが容易。次に、値段が安い。キムラ無線では11,700円。ユニオン系列、ダイナ系列にも先週入荷した。他店もだいたい似たような価格だが、ダイナトレードセンターが一番安い。マニュアル針圧計やトーンアームの錘調整で針圧調整している人には、これをぜひお薦めします。

右はラジオ会館4階清進商会跡の張り紙。ご覧の通り5階に移転した。ただ、5階に行っても店はおろか看板も見当たらず、どこにあるのか分らなかった。なお、PSE問題で一番の痛手を被ったように思えるのは同店だが、閉店前には大部分の機器を売り切ってしまっていた。PSE問題がなし崩し的になった今、同店はどうするつもりなのだろう。

ダイナミックオーディオニュー秋葉原センター植木店。CDディスクの音質改善機が中古特価。29,800円。今から2年ほど前に登場した機械。ディスクの淵を斜めに削ると音質改善されるという原理。発売当時、福田先生がその音質改善効果を評価されていたが、その後、話題に上る事はほとんどなかった。効果がいかほどのものか、使ったことのない私には分らないが、ディスクを物理的に削ってしまうというのは、どうにも抵抗感がある。価格も高価であったし、どのくらいの台数売れたのだろうか。最近は、店頭での新品販売もほとんど見かけなくなった。

右はカルダスの切り売りラインケーブルG.MASTER REFERENCE L。小豆色の外装シースが渋い。ケーブル径はかなり細めのφ5。硬過ぎず柔らか過ぎず扱いやすそうだ。カルダスの完成品では見かけないこの切り売りケーブル。私の知る限り、扱い店はダイナミックオーディオニュー秋葉原センター植木店しかない。しばらくの間、店頭から消えていたので、もう無くなってしまったのかと思いきや、まだ残っていたのだな。値札が貼られていないのだが、以前は3,000円/mほどで切り売りしていたと記憶している。端末にプラグを付けた同店オリジナルケーブルも存在する。詳しくは同店ホームページをご覧あれ。

ダイナミックオーディオニュー秋葉原センター植木店では、店内での製品試聴に使用した現物が、特価販売されているのをよく見かける。オレンジ色の値札がそれ。試聴のために1回だけ使用しているので、ほぼ未使用品といってもいい。今回は、電源ボックスが多種類試聴済み特価販売されていた。新品実売より数千円から1万円ほど安値販売されているので、電源ボックスを探している人はお問い合わせしてみたらいかが?
コイズミ無線本店。テクニクスのフルレンジユニットがいよいよ残りわずかとなった。16F100が1個と5HH10が1個。1個じゃねぇ。右はコイズミ無線の中古コーナー。サワフジの平面ユニットが1ペア入荷。すでに絶版になっている稀少ユニットだ。現行当時の実売は1万円程度だったと記憶している。詳しい動作原理は忘れたが、ビクターのDDD方式振動板の元にもなった振動板方式だ。
テレオンサウンド110(テレオン第2店)にAETの新型電源ケーブルが入荷。左上の写真がそれ。ご覧の通り切り売りだ。これはAETのHCR REV.Bという型番。完成品タイプも存在し、これはすでに先月初め頃からオーディオ各店に並んでいる。余談だが、AETのホームページががらりと変わっていてちょっとびっくりした。見やすくて良し!

右写真はQEDの切り売りスピーカーケーブルGENESIS。実売10,000円/mの高級スピーカーケーブルだ。ケーブル外径は16.6mmと極太。シルバーに輝く美しいケーブル。GENESISはQEDスピーカーケーブルの最高峰でもある。本来は端末処理済みの完成品ケーブルとして売られているのだが、テレオンではなぜか切り売り状態で販売されている。テレオンはずいぶん前からGENESISの切り売り販売をやっていたのだが、ここ数ヶ月は店頭から消えていた。それが今月になって復活したのだ。ただ、このGENESIS、導体構造が複雑で、端末処理は至難の業と思われる。手先が器用なら何とかなりそうな気もするが。通常、GENESISの端末処理は専用の端末処理装置を使う事になっている。関連した話として、GENESIS端末処理済み完成品タイプは基本的に受注発注体制をとっている。注文に応じて、必要なメーター数を切り出し、GENESIS専用の特殊な端末処理装置を使って絶縁被覆を剥ぎ取っている。そして、QEDオリジナルのバナナプラグ、或はスペードラグを取り付け、これまた特殊な圧着工具を使って端末処理をおこなっているのだ。日本国内における端末処理作業は、QEDの日本代理店である東志がおこなっている。

オヤイデ電気。オーディオテクニカのカーオーディオ用アーシングターミナル。福田先生がオーディオアクセサリー誌120号旬の音本舗連載(現在発売中)で紹介されていたやつだ。本来は、前述の通り、カーオーディオ用パーツなのだが、福田先生はこれをピュアオーディオのバイワイヤリングアダプターに応用されて好結果を得られていた。そもそも、このパーツ、オヤイデ電気では昔から扱っていたアイテム。店頭入り口付近の目立たないところに陳列されているので、私も最近まで気づかなかった。
こちらはオヤイデ電気で売られている極細線。純銀の撚り線だ。ずーっと昔から置いてあるアイテムなので、いまさら珍しくもないのだが、ご紹介まで。金メッキシェルチップと一緒に陳列されているので、これらは主にレコードプレーヤーのトーンアーム内部配線を想定しているのだろう。腕に自信のある人はこれを使ってアーム配線交換にチャレンジしてみてはいかが?ただ、アーム内配線取り替えは、下手をするとアームを壊しかねない。相応の覚悟を持って望むべし。

そうそう、オヤイデ電気から凄いACプラグ/IECコネクターが発売される。試作品を試聴させてもらったのだが、圧倒的な高音質にびっくりたまげた!構造や素材など、詳しい話は伏せさせていただくが、とにかくこれは凄い!プラグの歴史を塗り替えるのではないかと思うほどの説得力だった。音に生気が宿り、今までの音は何だったのかと思わせるほどの激変ぶり。仕様的には2種類発売される。発売月は未定だが、近いうちに雑誌を含め、お披露目されることになるであろう。その他、オヤイデ電気からは続々と新アイテムが製品化予定。これらマル秘アイテムも凄いです。オヤイデの電源アクセサリーからは目が離せませんぞ。

ダイナミックオーディオ秋葉原ハイブランド買取りセンター。ソナスファーベル(SonusFaber)のアマトールMk2が入荷。背面にもウーハーがある。背面ユニットはアクティブなのかパッシブなのかわからないが。工芸品並みの仕上げと、いかにも良い音がしそうな面構えだ。先月末に入荷後、値札が貼られないままに姿を消した。もう売れてしまったのかと尋ねたら、ダイナ新宿店の方に持っていったとのこと。

右はソナスファーベルのMINIMA(ミニマ)。メーカーメンテナンス済みペア126,000円。当時の定価は24万円。中古価格としては平均的。これは先々月から店頭に並んでいる。11cmウーハーとソフトドームツイーターのコンパクト2wayスピーカーだ。小型だが、バイワイヤ対応。これが発売された1990年当時、私はまだ高校生だった。高校生当時は、日本橋のオーディオ店「シマムセン」に入り浸っていたのだが、そこでMINIMAの音を聴いた時、けっこうなショックを受けた。コンパクトなスピーカーらしからぬ低域の厚み、明瞭な解像度。高校生の私にはとても手が出せる値段ではなかったが、印象深いスピーカーであった。今、このスピーカーを聴いたら、どう感じるだろうか。

同じく、ダイナ秋葉原HIブランド買取りセンター。同店には珍品稀品が数多く入荷する。これは今月初めに入荷したヤマハのFX-3。滅多にお目にかかれない珍品だ。NS-1000Mのプロ用モデル。36cmウーハー搭載の3way。W588 H867 D442。重量62kg。発売年は不明だが、新品定価は44万円。ダイナでの中古実売はペア147,000円。NS-1000Mファンは現在でも少なからず存在する。そういったファンにはヨダレもののスピーカーかもしれない。
さらにダイナ秋葉原HIブランド買取りセンター。サンスイの名機AU-X1111MOSVintageが2台同時入荷。ダブルイレブンの愛称で呼ばれている人気機種だ。AU-X111MOSVintage(トリプルイレブン)の後継機にあたる。1台は完全ノーマルだが、もう1台は電源ケーブルに金子式ブチルゴム使用制振テープらしきものが巻かれている。4月6日時点では値札が貼られていなかったが、そろそろ店頭に並んでいる事だろう。ダブルイレブン/トリプルイレブンの入手時は、前面ガラスパネルの気泡に注意。これらの機種は、経年変化によってガラス面と黒塗膜との隙間に気泡が生じることがしばしばある。ま、外見を気にしないのであれば、気にする事も無いのだが。
ダイナミックオーディオ5555の様子。クライオオーディオテクノロジーの新型電源ボックスが入荷。CPT-2851。定価は81,690円。5555での実売は73,500円。インレットが中央に配置されている。各コンセントへの内部配線を等距離にして、コンセント間での音の差異を無くす意図があるのだろう。筐体構造を見るにつけ、オーディオリプラスのSSZシリーズ電源ボックスを彷彿とさせる。ケース生産をリプラスに委託しているのか、それともただの偶然か。

右はEichmann(アイクマン)のバナナプラグBayonetPLUG。面接触を謳った中空構造の樹脂ケースプラグだ。アイクマンがバナナプラグを製品化しているとは知らなかった。Eichmannはオーストラリアのオーディオアクセサリーメーカー。BulletPlugというRCAプラグが比較的有名だが、電源ケーブルExPRESS-POWERはPSE問題で国内から姿を消し、スピーカーケーブルは昨年末、輸入中止に。BulletPlug自体も現在、店頭で常設展示販売されているところはない。そこに突如現れたBayonetPLUG。はてさて生き延びる事ができるかどうか。オーディオ雑誌に高評価記事が掲載されるかどうかに掛かっているな。

オリオスペック。オーディオ店ではなく、自作系パソコン店だ。自作パソコン用の静音パーツや、ショップオリジナル静音パソコンを扱っている。なぜ、私が同店を取り上げるかと言うと、同店はHTPC用のパソコンケースを多数扱っているからだ。HTPC以前はお茶の水の神田明神近くにあったが、昨年末に秋葉原へ移転。ダイナ5555からほど近い場所にある。場所は同店HPか、私の秋葉原オーディオ店 完全攻略マップをご参照あれ。
オリオスペックにて見かけた美しいパソコンケースITXExtended P4M。hushというドイツのブランドの製品。W440 D342 H74。極厚アルミで構成されており、側面パネルは削り出しのヒートシンクで構成。外見、筐体素材、寸法からしてオーディオ機器を強く意識している。HTPC用途を狙っているのだろう。同機の存在は昔から知っていたが、実物を見るのは初めてだ。HTPCやパソコンCDトランスポートに仕立てると面白そうだが、ケース内部の空間が少ないので、電磁波対策には苦労しそうだ。
ITXExtended P4Mには iBASE MB890FというMini-ITXマザーボードが搭載されている。Pentium M /かCeleron Mが搭載出来る。本体価格が189,000円と少々高いのがネック。CPUやHDを加えると値段は20万円を裕に超える。相当マニアックな人でないと手を出せない代物であろうが、私的にはけっこう惹かれるものがあるっす。詳細はオリオスペックのサイトをご参照あれ。同機の他にもhushのパソコンケースが多数掲載されている。
オリオスペックの近くには石丸電気ピュアオーディオ専門店レフィーノ&アネーロがある。店内には撮影禁止の張り紙が多数貼られているので、どうにも撮影しずらい。よって表の様子のみ。店内は国内随一の豪華さ。ハイエンドブランドがずらりと並ぶ。ただ、店内が暗すぎるので、外からは閉店しているように見えてしまう。それとこの名前。もう少し覚えやすい店舗名にしてくれればなぁ。

今日はこれまで。ではでは。

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