オーディオみじんこへ戻る
オーディオみじんこ
オーディオ聖地巡礼記2006年1月
2006.01.28
オーディオみじんこ新生システム設計中

こんばんは、みじんこです。オーディオみじんこオーディオシステムの一から出直しを宣言してから、はや半年。新しい機器類は揃ったものの、これらを収納するラック類や、電源供給系、スピーカーが出来てない。実はまだ、黙々と設計に励んでいるのです。

新しいシステムの想像図は昨年秋頃、お伝えした事がある。そう、あれ以来、変更に次ぐ変更を繰り返し、まだ設計段階で右往左往しているのだ。しかしながら、今夜、ようやく、設計が完成した。上の図は新システムに使う板材の板取図。この板取図は、積み上げ式ラック4台、ブックシェルフ型スピーカー2台、SPスタンド2台、電源ボックス7台分の板取りで構成されている。これらを一挙に製作するのだ。以前計画していたラックカバー兼大型平面バッフルスピーカーは、構造に不安があるため諦めた。ユニット(JBL2142H)はすでに入手していたのだけど。

これらの板材カットは全てマキゾウに依頼する予定。マキゾウとはPA-2以来のおつきあいである。マキゾウは広島県にある自作スピーカーの板材カット専門店。板を抜群の精度でカットしてくれる。シナ合板は元より、フィンランドバーチ材、シナアピトン材などの高音質合板も豊富。加工代金は良心的。フォステクスなどのユニットのネジ穴寸法なども熟知されているので、詰め付きナット使用を前提としたネジ穴加工も安心してまかせられる。なにしろ、対応が親切なのが良い。

今回は贅沢にもハードメープル集成材を使う予定。オーディオ向きの色々な集成材を調べて行くうちに、ハードメープルに強い魅力を感じたためだ。ま、この材はイケるという、一種の勘である。かなりの冒険でもある。

ハードメープルというのは、バイオリンなどの弦楽器に用いられる木材で、北米産のカエデのこと。シュガーメープル(砂糖カエデ)などがハードメープルに該当する。比重は0.7。木材としては重い方だ。重くて、硬質でありながら、適度な粘り気があるらしい。響きがとても美しいので、楽器にはよく使われていると言う。ただ、オーディオ業界においては、ハードメープル材はマイナーな存在だ。自作スピーカーが流行っていた1970年代にはメープル材が注目された事もあるらしいが、私はその頃、まだ子供だったのでよく知らない。

ハードメープルは収縮や歪みが生じやすいから、精度を出すのが難しいらしい。また、価格が高価であることも一因だ。ちなみに、新木場のもくもくでは、板厚30mmのサブロクサイズ(910mm×1,820mm)で4万円程度。なお、マキゾウにはハードメープル集成材は在庫していないのだが、特別に仕入れてくれることになった。こういう無理を聞いてくれるのも、マキゾウの良いところである。

ハードメープルをオーディオ関連に利用した例としては、ソナスファーベルが挙げられる。エンクロージュアの一部にメープル材を使用しているはずだ。また、サウンドハンターでは以前、メープル材電源ボックスを製品化していた。また、手作り応援隊というDIY店ではハードメープル集成材オーディオボードを発売している。

余談だが、ハードメープルに類似したものとして、ソフトメープルがある。これも集成材として流通しており、東急ハンズ渋谷店には常時在庫されている。主な用途は、テーブルの天板などである。ソフトメープルは、ハードメープルより若干比重が少ないようだが、だいたい似たような性質らしい。
価格はハードメープルとほぼ同等。

おっと、メープル材の話でずいぶんと長くなってしまった。では、今日はこの辺で。続きはまた今度。

2006.01.24
新年の秋葉原オーディオ事情

こんばんは、みじんこです。寒いですね。東京は一昨日の雪がまだ少し残ってます。地面が凍っていたりして、うかうかしていると転けそう。ま、豪雪地域の苦労に比べたら屁でもないんだろうなぁ。そうそう、話が飛ぶのだが、ダイヤトーンが復活しましたね。直販のみらしいけど、復活は大いに歓迎。ま、私が買える値段ではないのだけれども。

1月中旬の秋葉原駅前電気街の様子。相変わらず賑やか。
駅前のコンビニでは鳩が寒そうに丸まっていた。首が縮まってかわいいなぁ。
右はダイナミックオーディオHiブランド買取りセンターに入荷したナカミチのパワーアンプPA-70。定価35万。中古84,000円。回路にはステイシス回路を採用しているらしい。発売から15年以上経過しているので、中古市場でもあまり見かけない機種だが、この機種は通常10万円の値付けなので、8万弱ならちょっとお買い得。ただ、メーカーがオーディオから撤退しているので、メンテナンス面が心配。重厚な面持ちは好ましい。
何度もお伝えしているフォステクスの限定ツイーターT90A-EXコイズミ無線のショーウインドウにて。T90A-EXはすでに完売。300台限定だった。ただ、うわさによると、ごくわずかな数量が再度入荷するとかしないとか。同機の販売はほぼコイズミ無線とキムラ無線が独占に近い形で販売しているので、両店をチェックしていると動向が掴めると思う。買い逃した人への福音となればいいのだが。
右はT90A-EX専用ネットワークNW-90の案内文。37,275円/台。100kHzカットオフができるという代物だったと記憶している。そんな高い周波数帯でカットオフして、はたして意味があるのかどうかよく分らんが、効果があるからわざわざ製品化するのだろう。ただ、NW-90はツイーター本体より高いので、私はちょっと手が出せない。予約による受注生産の形式を取るみたいなので、メーカー側もそれほど多くの受注を考えていないのだろう。たしか、このNW-90については、最近どこかのオーディオ雑誌にレポート記事が載っていたような気がする。1月号のステレオ誌だったかな、記憶があやふやだ。
コイズミ無線のオリジナルウッドホーン発売!14,000円/台で、ご覧の通りしっかりとした造り。なかなか良心的ですな。大きさも、大き過ぎず、小さ過ぎず、扱いやすそう。詳しい事はコイズミ無線に直接問い合わせてみてね。
先の話題の追加事項になるのだが、今日、ヒノオーディオスピーカークラフト店に立ち寄ったら、T90A-EXがまだ並んでいた!キムラ無線やコイズミ無線では、売り切れ後も問い合わせが多数寄せられていたらしいので、買い逃して悔しんでいる人は多いだろう。だが、ヒノオーディオには5組分あった。欲しい方は速攻で入手すべし。
テレオンサウンド110(テレオン第2店)の3階階段脇に飾ってあるキンバーケーブルのセレクトシリーズのカットモデル。キンバーケーブルの内部構造がよく分る。同店を訪れた事のある方なら馴染み深いディスプレイだ。上の太いのはモノクルXLかな。真ん中のはKS-3033と思われる。中心にエラストマー樹脂の棒があり、その外周を複数の導体とロープ状の介在線が編み目模様に織り込まれている。ご承知の通り、同ブランドのケーブルにはシールドがなされていない事が分る。キンバーは専用の編み機でこの網組構造を形成している。これを自作の手作業で真似できるか・・・いやいや途中で嫌になりそうだ。
このディスプレイの対面にはトランスペアレントのカットディスプレイも掛けられている。1階階段付近には、カルダスのカットモデルもディスプレイされている。ついでに言うと、オーディオユニオンお茶の水店4階にはワイヤーワールドのカットディスプレイも置いてある。普段、外見しか見る事の出来ない高級ケーブルの断面。こうしてみると、なるほどうむふむと思える。
オーディオユニオンお茶の水店にパラゴンが入荷。でかすぎて画面に入りきらない。この個体はJBLオリジナル初代モデルらしい。それにしても状態は極めて美品だ。価格は300万弱だった。すでに交渉中の札が貼られていた。こんなデカ物を置けるとは、どんなでかい家に住んでいるのだろう。うらやましいっす。
右は4階に入荷した新型ACプラグ/IECコネクター。SAECのSP-254/SI-254。真っ黒だ。キャメロットテクノロジーの新製品PM-900/PM-800/PM-780に搭載されているやつだ。SP-254/SI-254ともに6,720円。このプラグが単売されるという広告は雑誌上でずいぶん前に見かけていたが、実際に入荷したのは今月。私の知る限りでは、まだ他店には入荷していない。ご承知の方もいるだろうが、これはFURUTECH FI-25R/FI-25MRのOEM品。ひょっとしたら、サエク独自のカスタマイズが施されているのかもしれないが、メッキは両方ともロジウムだし、たぶんただケースの色が違うだけだろう。
3階奥にはサウンドデザイン(FOB)のフルデジタルアンプSD05が展示されていた。AVフェスタにて見かけたアンプだ。シンプルなデザインの中にも、ただならぬ気迫が感じられる。SD05は同ブランドの初の製品で完全受注生産。フロントパネル端にはロットナンバーらしき番号が刻印されていた。この機体にはSD05-009と刻印されていた。つまり9号機ということだろう。SD05について、一部筋ではソニーTA-DR1を凌ぐと言う話も。であれば、この50万円弱と言う値付けも決して安くはないということか。ま、両機とも同じ設計者の手によるものなので、兄弟と言うべきか、よきライバルと言った感じか。それを暗示するかのように、SD05の下にはTA-DR1が陳列されていた。なお、サウンドデザインでは初代TA-DR1からTA-DR1aへのアップグレードサービスを実施中。ソニーがやるのではなく、サウンドデザインがおこなうということからすると、両社の良好な関係が感じられる。
オヤイデ電気は今のところ新製品無し。ただ、同社オーディオアクセサリーの総合ミニカタログがお目見えした。カタログを発刊出来るほど、オヤイデ電気のアイテムが充実したということだ。
前にもお伝えしたが、これはエゴシステムのDr.DACとDr.HEADHiFi、Dr.AMPHiFi。ダイナミックオーディオ5555の1階にて。すんません、昨年末までDr.HEADHiFiとDr.AMPHiFiが値引き販売されていたのだが、すでに期間終了してますな。これらの超小型アンプに関しては、内蔵アンプ回路が脱着式のオペアンプ化されていることもあり、このオペアンプをハイグレード化したり、コンデンサーを取っ替えたりするのが、一部で流行っている。ネットで探せば、それらの改造記をたくさん発見出来る事だろう。ちなみに、エンゼルポケット秋葉原にはDr.DACのOJIカスタマイズモデルが陳列されており、ノーマル機との比較試聴ができるようになっている。
こちらはオーディオユニオン吉祥寺店マランツのプリメインアンプPM-14SA中古が特価だ。この機種、普通は10万円程度の値付けがなされている。右角に少し擦り傷がある程度で、フロントパネルは奇麗だ。ま、すぐに売れるだろう。そうそう、もうひとつプリメインのお買い得情報として、テレオン第4店にてケンウッドのプリメインアンプL-A1が69,800円で売られている。写真には写していないが。L-A1 については、やはり超有名サイトオーディオ懐古録L-A1解説ページをご覧いただくのが良いだろう。
PASSLABのプリアンプX2.5も入荷していた。現行人気モデルだ。X2は時々中古で見かけるが、X2.5はなかなか見かけない。比較的よく入荷するのは中野のフジヤエービックだが、ここ半年ほどは見かけない。X2.5の248,000円という中古値付けはこの機種の平均的価格。ヤフオクでは20万円程度で落札されているが、そもそも同機の出品自体が稀なので、欲しい人は新品を買うか、さもなければ出物を即購入した方が良いだろう。私的には、欲しいプリの筆頭に挙がっている機種なのだが、そんな余裕はこれっぽっちもないのでお見送り。これを入手されるであろう方がうらやましい。なお、下にはパスラボラトリーのパワアンプX250も同時入荷。セットで置いてあるという事は、たぶん、X2.5とX250は同じオーナーで、一緒に下取りに出したのだろう。これを手放した人は次に何を買われたのだろうか。
こちらはフジヤエービックで特価販売されているオーディオラック。39,800円。SONUS SYSTEMSのElite4というラックで、ご覧の通り4段式。天板は強化ガラス。柱はスチール製と思われ、叩けばカンカン鳴るが、丈夫そう。デザインはそこそこ良いし、なおかつこの値段なら、そそられる人もけっこういるんじゃないかな。オーディオアクセサリーの2005年秋号(117号)のラック特集にも、このラックが掲載されている。
フジヤエービックは中古プロジェクターの取扱いもピカイチ。同店はプロ向け映像機器のショップも構えているだけに、映像関連機器の取扱いに力を入れている。
右はPLUSビジョンのV-1080。手のひらサイズの小型プロジェクターだ。なかなか粋なデザインで、性能もそれなりに良いようなのだが、半年くらい陳列されたままだ。半年前にはこの倍の値付けだったはず。しかしながら、買い手が付かないため、次第に値を下げ、ついに79,800円になった。この値段はヤフオク上の平均価格と同等か、少し高め。黒モデルはちょっと珍しい。もし、この機種の電源インレットがIEC型3Pインレットタイプなら、私の物欲を刺激して、購入してしまうだろうが、残念ながらV-1080はミッキマウス型の3Pインレットタイプを採用している。これでは、電源ケーブルの付け替えの楽しみが味わえない。惜しいなぁ。デザインが良い小型高性能DLPプロジェクターのお手頃機種で、IEC320規格3Pインレット装着となると、やはり、PLUSのPIANO HE-3200を狙うしか無いか。
こちらはアキュフェーズのDG-28。グラフィックイコライザーの同社初代機。正確には、デジタルウ゛ォイシングイコライザーというカテゴリーらしい。1997年発売で定価は67万円。それがついに中古198,000円かー。ちなみに、同店にはDG-28が3台入荷していた。マイクを接続すればスペアナの代わりとしても使えるので、ちょっと惹かれるものがある。現行のDG-38は、機能的にはDG-28より遥かに進化しているが、DG-28でも十分面白そうだ。ま、私は使った事無いから、えらそうなことは言えんのだが。
右は東急ハンズ渋谷店家電フロアに展示されていたタイムドメイン社Yoshii9(ヨシイナイン)。私がいまさら説明する必要もないスピーカーだ。私にメールを下さるマニアの方々の中にも、ヨシイナインオーナーが幾人かいらっしゃる。今回ヨシイナインを触ってみて分ったのだが、灰色の円筒は金属で出来ていた。響きからすると、たぶん、アルミのアルマイト仕上げだろう。表面は梨地だ。私はてっきり塩ビパイプで出来ているのだと思っていた。値付けは30万円だったかな。オーディオに興味のない人がこの値札を見たら、表示間違いだと思うかもしれん。音は出ていたのだが、こんな騒がしい店舗内では、この機種の本領は発揮できんだろう。奥のショーウインドウには、タイムドメインスピーカーが並べられている。
では、今日はこのへんで。
2006.01.22
オーディオアクセサリー大整理

ごぶさたです。T90A-EXの購入報告以来、またまた更新が途絶えておりました。その間、何をやっていたかというと、相変わらずオーディオ三昧。今日はその一端、オーディオアクセサリーの大整理をおこなった時の模様をお伝えします。ま、他人のオーディオアクセサリー事情を覗き見るのも面白いのではないかと思い、ご紹介する次第。

私の手持ちのオーディオアクセサリー、普段は収納ケース数箱に分散収納しているのだが、出し入れを繰り返しているうちにぐちゃぐちゃになってしまうので、定期的に整理する事にしている。その模様が上写真。カテゴリー毎に床に並べている。
アクセサリーで一番場所を占有しているのが、電源ケーブルだ。ほとんどが自作品。よくもまぁ、こんなに作ったものだとあきれる。現有する本数は20本近く。大部分はこの3ヶ月ほどの間に新造、あるいは改良を加えたもの。当ホームページでいまだ未公開の作品たちも多い。収納場所に困る状態なので、半数くらいは手放さないとなぁ。
現有のインシュレーター、スタビライザー類。高級なものはほとんど無い。右より・・・
TAOCハイカーボン鋳鉄製TITE-27R/TITE-26R
アコースティックリバイブ黒水晶製RIQ-5010
AETチタン合金製スパイクTI3530spec2004/同チタン合金製スパイク受けTI3515spec2004
タカク アカガシ製クーナルWOODBLOCK
山本音響工芸 黒檀製スパイク受けPB-10
オーディオテクニカハネナイト製/レクスト 焼物製 RS-CUBIC
真鍮柱 東急ハンズ扱い
モニター 真鍮小型スパイク 型番忘れ
オーディオリプラス OPT-1HG
鉛円盤 東急ハンズ扱い
ナスペック ICPコンポジット製PA35D
アイクマン トッパー(ギザギザのやつ)
ローゼンクランツPB-BABYエコMk2
セイシン M2052製 型番忘れ

ざっと、こんな感じである。この中で効果的にお気に入りのものはRIQ-5010AET TI-3530/2004 とかOPT-1HGかな。これらのインシュレーターをより良く活かすのが今後の課題。具体的には、オーディオボードとの兼ね合いだ。私は硬質系のインシュレーターを好むので、その場合、ボードには木質系のものがマッチングしそうだ。そんなわけで、この半年ほどオーディオボードについて色々研究していた。考え抜いた末、ハードメープル集成材による自作オーディオボードに行き着きつつある。

こちらは手持ちのインターコネクト系プラグ類。私の大切なコレクションだ。プラグには一種の機能美がある。眺めているだけでも楽しいものだ。これらプラグ類、店舗購入したものから、ネット通販、ヤフオク入手などなど、入手経路は様々だ。
左はビンテージケーブルコレクション。20種ほどあった。主にヤフオク出品のVWD21さんから購入したものだ。右は出番待ちの電源パーツたち。

この他、収縮チューブ、メッシュチューブなどの自作用素材がたんまりあるのだが、これらも合わせて整理した。丸一日がかりのオーディオアクセサリー整理整頓と相成ったのである。

2006.01.04
ついに入手!FOSTEX T90A-EX

あけましておめでとうございます。ご愛読の皆様の励ましのおかげをもちまして、オーディオみじんこは快調です。メールをいただいている方々、お返事遅れてすいません。近日中に返信します。

さて、本日、ついにT90A-EXを入手!T90A-EXはフォステクスの限定スーパーツイーター。限定300台の発売。これを1個買いする人はまずいないので、ペア150組の限定発売ということになる。購入はコイズミ無線。昨年12月に注文し、12月26〜28日にかけて同店に入荷。地方への通販予約分は年内中に発送したらしい。私は年明けの今日、受け取りに行った。購入額は71,400円/ペア。T90A-EXを受け取るとき、店員さんが「これ、凄いよ」と付け加えられた。さもあらん、純マグネシウム振動板の凄さは、昨年のAVフェスタで私も体験済みだ。

コイズミ無線には300台中、100台が割り振られたらしい。つまり50組分という事になるが、予約開始から数日で割り振り分の予約は完売。その後もずいぶんと問い合わせがあったらしいが、断らざるを得なかったらしい。注文の大部分は、地方からの通販予約だったらしい。本日、キムラ無線店頭のT90A-EX案内チラシには、わずかながら割り振り分の空きがあるようなことが書いてあったが、もう完売している可能性もある。欲しい人はダメ元で問い合わせてみるべし。なお、フルレンジ限定ユニットESシリーズでは、限定とは言いながらも2回の限定販売が通例となっていた。しかし、EXにおいては今回の限定販売限りで、第2期販売はないようである。どうしても、純マグネシウムスーパーツイーターの音を味わいたいのであれば、T90A-EXのヤフオク出品を狙うか、近月中に発売になるT500A-Mk2の登場を待つというのもありえる。ただ、T500A-Mk2はT90A-EXの倍近い値段になると思われるが。

ついでの余談。もうじきFE206ES-Rというフルレンジユニットが100個限定発売になる。外観はFE208Σそっくり。これも、コイズミ無線割り振り分に関して、昨年末時点ですでに予約完売したらしい。

これがT90A-EXの箱。箱はけっこう大きいが、中を開けてみると大部分は梱包材。本体は真ん中の小箱に入っている。T90A-EXはT90Aと同径(φ62)の小型ツイーターなので、けっこう小柄なのだ。
T90A-EXの勇姿。おー、堂々たる面構えだ。AVフェスタで見かけた展示品と全く同じ姿。今日は姿を拝むだけにして、試聴の愉しみは週末にとっておくとしよう。なお、同機のスペックや特徴については、取り扱い説明書をスキャニングしたものを下記に載せているので、そちらを参照あられたい。
T90A-EXの前面と背面。ターミナルの芯は銅。外周は金メッキ真鍮と思われる。これはフォステクスのスピーカーターミナルT-150Bそのものだ。
T90A-EXの購入におまけで付いてきたおたのしみ袋。中身はSRコンダクターだった。これはコイズミ無線で売っているアクセサリー。スピーカーターミナルとスピーカーケーブルの間にシリーズ接続してやるらしい。迷走電流を抑え、定位の改善や音圧の向上が図れるらしい。せっかくだから、今度試してみるか。
最後にT90A-EXの取扱説明書を載せておこう。では、今日はこのへんで。


オーディオみじんこへ戻る