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オーディオみじんこ
オーディオ聖地巡礼記2007年1月前半

ここでは、みじんこの足で稼いだオーディオショップ巡礼記をお伝え。巡礼地は秋葉原を中心とした東京都内のオーディオショップ最新情報、みじんこの目に止まった新入荷のオーディオアクセサリーや珍品、名機と謳われた中古オーディオ機器の入荷状況をいち早くご紹介!みじんこがオーディオ店で見て聞いたオーディオ業界裏話も。

2007.01.12
新年の秋葉原オーディオ店その2

こんばんは、みじんこです。昨日に続いて秋葉原オーディオ情報(に限らず)をお伝えします。

秋葉原の大動脈、中央通り。家電店やPCショップやソフト関連店が立ち並んでいる。この日(1月8日)は休日なので、中央通りは歩行者天国。この写真は末広町方面から秋葉原方面を撮影したもの。中央通りの奥に見える緑色の橋は、総武線の高架橋。左手に見えるドンキホーテの中には、AKB48というアイドルのイベント会場が常設されており、このドンキの麓付近に、複数の人集りができていた。私は普段、中央通りのホコ天を歩く事は無いので、いったい何に人の群れができているのか、興味のあるところだ。大方の予想はつくけど。
中央通りホコ天の状況。ドンキホーテの対面にてアイドル?に群がる人集りその1。着物を着て歌っている。今日は成人式で、歌っている人は今日成人式だったらしい。
人集りその2。本物の女子高生なのかどうかのか、アイドルなのかなんなのかはわからん。
人集りその3。周りを取り囲むファンと思しき集団は、お決まりっぽいポーズをとっていた。
中央通りの末広町交差点を越え、さらに中央通りを数分進むと、アバックホームシアター店がある・・・はずなのだが、あれ?無くなっているぞ。続いてアバック本店に行ってみると・・・あれ閉まっているぞ。普通、移転なら、移転の張り紙なんぞするはずだが、それも見当たらない。アバック潰れたのか!?と思った。この後、他のオーディオ店の店員さんに尋ねたところ、アバックはほど近いところに移転したとのこと。びっくりしたな〜もう。ま、アバックのホームページ時々見てるのに、移転案内に気づかなかった私の早とちり。
ハイファイ堂秋葉原店。旧アバック本店の斜め向かいにある。ハイファイ堂は全国に3店舗ある。扱い品は全て中古品で、かなりのビンテージ級オーディオ機器から、普通のオーディオ中古品まで多彩に取り揃えているが、同系列店が強いのは、ビンテージクラスの名機だ。同店を含め同系列店の中古情報は、ほぼ全てホームページ上で確認出来る。ハイファイ堂のホームページのえらいところは、中古情報を全て写真入りで紹介しているところだ。しかも、過去の(売れてしまった)中古機器の情報も過去情報データベースで検索することができる。この過去情報データベースは一種のオーディオ機器辞典のようなもので、私もオーディオ機器の発売年や発売当時の価格やスペックや中古価格を調べる際によく利用させてもらっている。

この日も同店には色々と名機が見受けられたのだが、ちょっとだけご紹介。右はパイオニアのパワーアンプM-22。ヤフオクでは比較的頻繁に見受けられるアンプだが、中古店ではあまり見かけない。中古価格39,800円は、同機のヤフオク落札価格と同等。20年以上も前の古いアンプだが、SPターミナルや入力端子が前側上面に設けられたり、トランスやヒートシンクがむき出しに配置されていたりと、独特の外見が目を惹く。今見ても斬新なデザインだ。

ハイファイ堂を後にし、中央通り沿いを秋葉原駅方面に戻る。途中、中央通り沿いにあるカクタソフマップに立ち寄る。ここはパソコン店なのだが、2階ではプロジェクターやDVDレコーダー、テレビ等のAV機器の新品および中古品を扱っている。右は同店で見かけたシャープのDLPプロジェクターXV-200中古。現品処分で84,800円。激安だ。薄型テレビの台頭で、プロジェクターの存在意義と言うのは、どんどんと狭まっている気がする。HE-3100、HE-3200などのPIANOシリーズで一世を風靡したプラスビジョンも、プロジェクターから撤退してしまって久しいし。よほどフィルムライクにこだわるAVマニアで無い限り、仮に手元に自由に使える30〜50万円あって、薄型テレビかプロジェクターのどっちを買いますか?という選択を迫られたら、薄型テレビを選ぶんじゃないかな。
こちらもカクタソフマップ。中古シャープの液晶テレビアクオスLC-32GD1が中古85,800円。激安だと思うのだが、発売から3年も経ったら、液晶テレビもこんなもんか。同機は、私が使っているLC-26GD2と同じ時期に発売された液晶テレビで、画像はかなり奇麗だ。パネルは亀山工場で最終組み立てされた、俗に言う「亀山モデル」ってやつだ。下部に付いているスピーカーは脱着可能で、オプション金具を使えば壁掛けも可能。DVIポートも付いていたはずで、PCのモニターとしても使え、地上波デジタルチューナーも付いているなど、豊富な機能が盛りだくさん。現行の薄型テレビとの相違点は、あえていうならHDMI端子が装備されていないこと。HDMIが普及したのは、ここ1年ほどの出来事だかなら。ま、この機種がこの値段なんて、とってもお買い得だと思うんだが。
こちらはパイオニアのプラズマテレビPDP-433HD-U。2001年製。パイオニアが大型薄型テレビを席巻していたときの機種だ。いまや、地上波デジタルチューナーが内蔵されていない薄型テレビは、たとえ43インチだろうが50インチだろうが、価値はグンと下がっている。この機種も、現行当時はたしか70〜80万くらいはしていたと思う。中古11万とは、なんか可愛そうな値段だ。同店舗には、同機が2台、それに50インチのパイオニア製プラズマテレビが15万程度で2台並んでいた。
こちらは日立の現行機種処分品。W37LH8000という型番で、パネルサイズは37インチだ。HDは内蔵していない。新品37インチが149,800円とは、薄型テレビの値段は加速度的に安くなっているなぁ。HDMI端子も当然ながら搭載している。
ソニーのミニコンポNAS-A10。40GBハードディスク内蔵。HDに音楽情報をコピーして、ジュークボックスとして使えるわけだ。最近のミニコンポはハードディスクを内蔵しているのだなぁ。時代の流れをしみじみ感じる。同店1階には中古のデジタルカメラも多数展示販売されている。右はちょっと欲しいなぁと思っているサンヨーのXactiシリーズのDMX-6CA。生活防水タイプのデジカメで、かなかなかかわいいデザインを有している。サンヨーのデジカメはマルチーズというシリーズを発売していた当時から、動画の録画に秀でており、その血統はザクティにも受け継がれている。以前、知人からXactiで撮った動画を見せてもらった事があったが、デジカメで撮ったとは思えないほど奇麗な画像だった。DVカメラの代わりに、これが欲しいなと思っている今日この頃。なお、Xactiでの動画記録方式はMPEG4だ。
ソフマップ11号店。現行の前の型のiPod30GB(MA146J/A)が中古23,400円。現行当時はたしか36,000円程度だったか。そろそろ買い時か。私まだこの手のポータブルオーディオプレーヤー持ってないんです。
ダイナミックオーディオHiブランド買取りセンター。テクニクスの名ターンテーブルSP-10Mk2と、同じくSAECの名トーンアームWE407/23のセット。ベースもしっかりしたアルミ筐体。この手のものが欲しい人には掘出し物かも。今日の巡礼記は、ピュアオーディオネタが少なかったなぁ。今日はこの辺で。続きは次回に。
2007.01.11
新年の秋葉原オーディオ店

あけましておめでとうございます!みじんこです。おひさしぶりですね〜。しばらく更新しておりませんでしたが、私は生きています。

思えば、2006年はオーディオ的にも個人的にも色々あった年でした。オーディオ業界では、春にPSEショックがあり、オーディオ店から中古オーディオ機器が消え失せる事態にまで発展。これが大々的に報道されたもんだから、一般の人々にまで知るところに。PSEショックは、その後、経済産業省が大幅な規制緩和をおこなったことで、現在は一段落している。

私事では、季刊オーディオアクセサリーへのコラム掲載が挙げられる。これは現在のところほとんどこのサイトの延長線みたいなものなのだが、オーディオ業界の方々のご縁によりお声掛けいただいた機会なので、大切にしていければと思っている。自分が書いたコラムを読み返して思うに、増刊号と季刊誌の第一回目のコラムは、自分でもよくまぁこんな恥ずかしいことを書いたものだとしみじみ思う。連載なのかどうかわからない状態で、1〜2ページに記事をまとめあげると言うのは、自分的にはかなりの苦痛だった。2回目(AA123号)は、多少面白いかなと感じている。しかしまぁ、ちょうど私のオーディオシステムの移行段階という、すなわち、手元にきちんとお披露目できるようなシステムがない時期にコラムの依頼がきたもんで、人生の皮肉以外のなにものでもない。

私的には、これらオーディオ事以外で、劇的な変化があった2006年であった。具体的なことを書くと、思わぬところからとばっちりが来そうなので抽象的に書かせてもらうが、仕事上で大きな変化があった。つまるところ、デューダというやつである。たぶん、私のオーディオ事より、私の仕事での紆余曲折の方が、よっぽど悲喜こもごもとして面白いに違いない。私のごく身辺の人間なら、私が仕事の事で如何に苦労していたか、そんな状況の中でオーディオ趣味を脈々と続けていたか、よくご存知の事と思う。ま、自分の生活や自分の家族に合った仕事というのは、なかなか難しいものだなというのを感じた2006年であった。現在は、仕事も落ち着いている。ちなみに、私は今も昔もオーディオ業界で働いているわけではない。オーディオはあくまで趣味である。

私のオーディオシステムは、2005年初夏に「一から出直し宣言」をおこなって以降、解体と再構築を進めている。これは現在も進行中である。まさか、ここまで再構築に時間を要するとは予想していなかったのだが、趣味毎なので納得のいくまで時間をかけておこなっている。この1年半の間に、オーディオアクセサリーをさんざんっぱら手放したつもりだったが、三連休中にオーディオ関係の在庫整理をしていたら、まだまだ出てくるわ出てくるわ。この10年余り、自分でもアホちゃうかいなと言うほどのアクセサリーを買い込み、自作に明け暮れたもんだ。新システムの柱となるスピーカーやオーディオラックは未完成。マキゾウクラフトにて塗装中。今月末には、手元に届くかな。2007年初夏には新システムのこけら落としといきたいものだ。

今年、オーディオ的にちょっと気になっている事がある。それは、PLC、すなわち電力線通信と言うやつで、各家庭に配線されている電力線をインターネット通信に利用すると言うものだ。PLCに関しては、数年前の巡礼記で問題視しているということを述べた記憶があるが、ついに昨年末、経済産業省はPLCの認可を正式に決定した。通信事業者や家電メーカー各社は、PLCモデムやPLC対応家電の開発を急いでおり、今春にはサービスが開始される模様。PLCが、実際に普及するには今少しの時間がかかりそうだが、いずれその時が来る。んで、私が何を危惧しているかと言うと、PLCによる家庭用電源のノイズ汚染である。極端な話、家庭用電力線にノイズを意図的に流すようなものだからだ。しかも、ギガヘルツ帯の高周波である。私は専門家ではないので、PLCによる電源汚染がどれほどのものか、オーディオ再生に悪影響があるのかないのか、はっきりとは分らないが、とても嫌な予感がする。PLCが普及するであろう将来、昔を想い還してみて、こうつぶやくことになるかもしれない。「あぁ、昔は電源が奇麗だったなぁ。今じゃノイズがひどくてまともにオーディオを楽しめない。」と。PLCが普及するとき、それはノイズフィルター無しにはオーディオが楽しめない時代が来る事を意味しているのかも知れない。ノイズに無縁なオーディオ専用自家発電機!なんてものも出てきたりする予言。水素燃料電池ならけっこうイケそうな・・・。マイ電柱より凄い究極の電源か。

ずいぶんと前置きが長くなったが、そろそろ新年の秋葉原周辺のオーディオ事情といきますか!

アキバレポートは先週の三連休の最終日、つまり1月8日。この日は晴天。14時にJRお茶の水駅に降り立ち、昼飯を食った後、オーディオユニオンお茶の水店を訪問し、歩いてアキバに移動。テレオンサウンド110(テレオン第2店)、テレオン第4店、オヤイデ電気、海神無線、タイガー無線と練り歩き、次いで秋葉原のメイン通りである中央通りを上野方面に北進。アバック、ハイファイ堂を訪問の後、再び中央通りを秋葉原方面に戻り、カクタソフマップ、ダイナミックオーディオ買取りセンター、コイズミ無線本店、キムラ無線を訪問。最後にダイナミックオーディオニュー秋葉原センター植木店を訪問し、JR秋葉原駅にたどり着いた頃には19時過ぎていた。

ここはお茶の水駅徒歩1分のところにあるキッチンカロリーという洋食屋。私はお茶の水を訪れる度、ここで昼飯を食う。キッチンカロリーのお勧めは、看板メニューのカロリー焼きだ。カロリー焼きはスパゲティの麺と牛肉とタマネギを炒めたもの。いかにも日本の洋食って感じなのだが、これがなかなかおいしいのだ。テーブルに置いてあるニンニク醤油をかけて食べるのが私の好み。セットのライスは、普通盛り、中盛り、大盛り、いずれも同じ値段で、670円。私はいつもライス中盛りにする。オーディオユニオンお茶の水店からほど近いところ(JRお茶の水駅西口改札からユニオンに向かう道をユニオンの手前で左に曲がるとすぐ)にあるので、キッチンカロリーお勧めです。
オーディオユニオンお茶の水店。1階の出入り口すぐにデノンのCXシリーズが陳列されていた。CXシリーズは、本格的な造りでありながらコンパクトなオーディオ機器のシリーズで、新型SACDプレーヤーDCD-CX3、チューナー内蔵プリメインアンプPMA-CX3、2wayブックシェルフスピーカーSC-CX303がラインナップされている。価格はそれぞれ定価126,000円に統一されている。DCD-CX3、PMA-CX3は昨年12月中旬に発売されたばかり。同シリーズについては、先月の巡礼記で熱々と語らせてもらったが、とにかく魅力的なコンポーネントである。SC-CX303は大きさの制限から、価格相応の音であるが、DCD-CX3、PMA-CX3の出来は素晴らしい。「これでもういいんじゃない」と思わせる造りと音を有している。同シリーズに関しては、デノンもかなり販売に力を入れているらしく、オーディオ店各店で試聴会などをおこなっている。近場のオーディオ店で試聴会が開かれたらぜひ行ってみるべし。オーディオマニアにとっての、セカンドシステム、いやメインシステムとしても十分に通用する内容である。
同店4階に陳列されているトランスペアレントのノイズフィルターPowerIsolatorMM。50Hz仕様と60Hz仕様がそれぞれ1台づつ入荷。定価39万円が中古258,000円。同機の外径寸法は140Wx90Hx280D。重量は不明だが、ずっしりと重い。ノイズフィルターの方式も分らないが、価格は凄い。コンセント口は2個口。数多いノイズフィルター機器の中で同機の真価はいかほどのものか。

同店2階に陳列されているJOBのプリアンプJOBPRE。定価241,500円が中古158,000円。ゴールドムントの弟ブランドで、価格も手頃で、大きさもコンパクトで、妙な存在感を持ち合わせていると言う事で、それなりのタマ数が国内流通していると思われる。中古店でもたまに見かけることができる。入力はRCA4系統、出力はRCA1系統。なお、写真には映っていないが、同じショーウインドウ内には、JOBのモノラルパワーアンプTHEJOB150のペアが、定価378,000円の中古248,000円で陳列されていた。THEJOB150は超ハイスピードパワーアンプとして、名高いアンプ。同寸法同デザインのJOBPREと組み合わせて使うのが、好適と思われる。ま、私は使った事無いので、どれほどのハイスピードなのかはわからんが。

同店2階にはいつも名機、珍機が盛りだくさんに並んでいる。こちらは、WadiaのCDトランスポートWT2000S。定価7,875,000円のところ中古248,000円。ピックアップ交換済みのお買い得品。WT-200Sの発売はたしか1991年頃だったか。15年以上も昔のトランスポートだが、ブランド力と音の良さが相まって、いまだに人気が高い。中古過248,000円は妥当な価格。WT-2000Sはご覧の通り、同機は電源別筐体となっている。同機のメカニズムはTEACのP2sと同じVRDSメカを採用している。同機に限らず、Wadiaのプレーヤーの大部分はVRDSメカを採用している。
オーディオユニオンお茶の水店を後にし、徒歩で秋葉原へ。中央線/総武線沿いに歩くと、ものの5分で秋葉原へ到着する。お茶の水方面から秋葉原までの道のりは下り坂なので歩くのも楽だ。下り坂の麓に着くと、神田川をまたぐ昌平橋にたどり着く。昌平橋からは総武線の高架橋が見える。
昌平橋からすぐのところにテレオンサウンド110がある。同店店頭入り口には、デノンCXシリーズの試聴会が告知されていた。試聴会は1月14日日曜日14時から。会場は同店5階。講師は石田善之先生。興味のある人は行ってみるべし!

右は新発売のカーボンシートCP-SE4840。東志のオリジナルブランドPOLESTAR(ポールスター)からの発売。カーボンアクセサリーで有名なオールージュの協力を得て製品化されている。同シートは炭素繊維をエポキシ樹脂で固めたもの。400×480×t0.5で定価19,000円の実売19,000円。鉄の4倍の振動減衰効果があるとか。カーボン自体には電磁波遮断効果もある。機器の天板に載せたり、ラックの下に敷いたり、色々な使い方ができるらしい。カーボンシートの主材である炭素繊維は、ポリアクリロニトリルという樹脂等の繊維を、高温の熱処理炉で加熱処理して炭素化することによって得られる人工の繊維だ。炭素繊維自体では使われず、主にエポキシ樹脂等の媒体と併用する事によって、強靭な樹脂形成物が得られる。良質な炭素繊維の製造には、かなり高度な技術と、大掛かりな設備が必要で、高価なのも仕方ない。

同店3階のアクセサリーフロア。ローゼンクランツのインシュレーターPB-REXの中古が15個入荷。人気のあるブランドのインシュレーターなだけに、すぐに売れてしまうのではないか。なお、同展示品は、PB-REXの初期型。同ブランドのインシュレータは3点支持で使われる事が多い。3個買うと2万弱か。

右はフルテックの切り売りラインケーブルFA-13S。3年前に発売され、発売当初はそれなりの話題になったと言うケーブルらしいが、私は同ケーブルの存在を初めて知った。3年前に入荷したものの売れ残りらしい。導体はPCOCC単線で、2芯シールド構造を有している。導体が単線なので、ケーブルを曲げると、曲げた形状を維持する。

テレオンを後にし、オヤイデ電気へ。アキバは今日も賑やかだ。
オヤイデ電気に入荷しているアコリバの切り売り電源ケーブルPOWERMAX8800(パワーマックス8800)。POWERMAX8800の後継ケーブルで、前モデルとの違いは導体にPCOCC-A導体を採用していること。同ケーブルと良く似たケーブルにオヤイデ電気のTUNAMIがあるが、両者の大きな違いは電磁波吸収糸を使っているか否かにある。8800には電磁波吸収糸がない。これはアコリバのケーブルへの考えからそうしているらしい。細かな事を言うと、TUNAMIには銅箔シールドに隣接してドレイン線が存在するが、8800にはドレイン線が無い。導体の素材や導体断面積、芯線(3芯線)構造である事等は両ケーブルともに共通している。たぶん、ケーブル径も同じだと思う。それもそのはず、POWERMAX8800並びに前モデルのPOWERMAX5500ともにオヤイデ電気の協力のもと開発されているからだ。
POWERMAX8800の近影。なお、8800は昨年10月頃にはすでに入荷していたらしいのだが、外見が旧モデルと同じなため、私が気づいていなかっただけだ。
タイガー無線。総武線高架下、中央通り沿いのジャンク街、秋葉原電波会館の1階にある。オヤイデ電気の至近距離だ。年始の挨拶に訪れ、ついでにポリエステルメッシュチューブを購入。
秋葉原を貫く中央通り。今日は休日なので歩行者天国。片側3車線の広大な通りには、人の群れが。都内の歩行者天国と言えば、新宿の歩行者天国があるが、秋葉原のホコ天も負けてはいない。特に、ここ数年のメイドブームによって、アキバのホコ天はヲタクのイベント会場になっている。週末毎にコミケのコスプレ会場が開かれているような賑わい。あちらこちらでコスプレ衣装をまとったお嬢様たちが歌を歌たい、それに群がる集団があちらこちらに見受けられる。その光景は、次回の巡礼記で。今日はこの辺で。
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